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『リーダーへ贈る108通の手紙』

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【53通目】「察する」情動伝染とミラーニューロンの関係

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《察する》
                  

          『リーダーへ贈る108通の手紙2』
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                              06.11.13
                              53通目 
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  リーダー様へ

  拝啓 肩車 空へ届け 笑い声 
      
  いかがお過ごしでしょうか?

  気がつけば、霜月で、
  2006年もいよいよ2ヶ月を切りました。
 
  色々と思うこと、あれこれ考えなければならないこと
  3年後、5年後の自分を見つめ、熟考を重ねるべきこと
  様々あるかと思いますが・・・
  どうぞあまり急がず、時には空を流れる雄大な雲を眺めて
  自分の現在地をご確認頂ければと思います。
  
  
  東京はとても10月、11月とは思えない暖かい日が続きました。 

  ですので休みの日は、まさに「公園日和」。
  近くに大きな駒沢公園があるのでよく出かけました。

  そこで、次男(2歳)の息子を初めて肩車いたしました!
  まだ無理かなと思いつつ、肩にのせると、大喜びで、
  私は顔が見えませんが、妻に言わせると「満面を笑み」とのこと。

  すると、私の頭を髪の毛をひっぱり出しました。
  次は、私の頭を右に左に回転させることを始めました。
  どうもそれが自分の予想を越えておもしろかったのか
  まさに笑いのツボにはまった状態となり、
  肩の上で、脱力し、「ケラケラ、ケラケラ」
  笑いが止まらない状態となりました。
  私は支えるので大変ですが・・・
  
  秋の高い空を舞う鳥までがつられて微笑そうな笑い声で、
  聞いているだけで、私も愉快な気分につつまれました。

 
  〜〜〜
  
  先日、東洋経済新報社の編集の方から頂いた本に
  こんなことが書いてありました。
        
  

陰鬱な表情は見ているだけでも気分が沈んできます。
でも、明るい笑顔は見ているだけで気持ちが明るくなってきます。
人と人との感情は伝染病のように伝染します。
このように、ある人の感情がほかの人に伝わっていく現象を、
心理学では「情動伝染(Emotional Contagion)」と言います。

『好かれる人は1%が違う』(著イ・ミンギュ 東洋経済新報社)より

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    ★情動伝染(Emotional Contagion)

   これはもう、職場で家庭でご経験のことと思います。
   楽しそうにしている人を見ると、こちらまで、なぜか愉快な気分になる!
   人間とはホント不思議なものです。

    
  〜〜〜

   では、これを脳科学の観点から見るとどうなるのでしょう!
   脳科学者の茂木健一郎氏は日本経済新聞(2005年8月)
   にてこんなことを書いていました!

  

   ここ十年の脳科学における最大の発見と言えば、何と言っても
   大脳皮質の前頭葉で見つかった「ミラーニューロン」である。
   (中略)
   ミラーニューロンが注目されているのは、それが、
   「他人の心を読み取る」という脳の大切な機能を支えているのではないか
   と推測されているからである。
   人間の本質は、他人とのコミュニケーションをする社会的知性に顕われる。
   ミラーニューロンは、他人との柔軟にコミュニケーションする人間の驚く
   べき能力を支えていると考えられるのである。

 (日本経済新聞より)    
 

   ミラーは「鏡」で、ニューロンは「神経細胞」のこと。
   「鏡」というネーミングが、なかなかおもしろいと思います。
   相手の行動やそれに伴う感情を読み取り、「鏡」に映したように
   自分の脳が同じ動きをしているらしいのです。

  〜〜〜

  
   浜松医科歯科大学名誉教授の高田明和氏は、
   著書『〈ハッキリ脳〉の習慣術』(角川書店)の中で
   この神経細胞の注釈を、こう記しています。
    
   

    ミラー細胞は人の影響を受けたり与えたりする細胞で、
    聞いたこと話す人の顔の表情から気持ちを読み取り、
    その人と同じ感覚を持つようになる。  
   
   
   さらに、こんなことを述べています。 

   

    普通、ミラー細胞の活動は実際の行為にはつながらないのですが、
    感情が激するような場合には、実際の行動として現れます。
    たとえば、映画で高倉健さんが悪人を殴り倒す場面を見て思わず
    こぶしに力が入った、などという経験は誰にでもあると思います。
    スクリーンに映った健さんの姿が私たちの脳細胞に健さんと同じ
    行動をさせるわけです。
    (中略)
    相手の姿や行動を見たり聞いたりすることは、こちらの脳が同じ
    行動をし、言葉を話していることでもあります。  
    ですから、もしあなたが相手に何かを伝えたいと思うなら、
    相手のミラー細胞を刺激するために、実際に会って声を聞かせて
    頼むことがもっとも効果があるのです。

 
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   私たち大人は、ドラマや映画や小説が「作り話」だとわかっています。
   もちろんノンフィクションという分野はありますが、
   例えばその映画は、ある事実を元にし構成、編集された仮の映像世界です。
   
   しかし、仮の映像世界を見て、怒り、泣き、笑い・・・感情は躍動します。
   小説の世界も、夢中になり始めると、
   「その先はいったいどうなるんだ!」と
   胸をドキドキさせたり、主人公が死んでしまったりすると、
   「どうして死ぬの!」と、悲しい気分になり、涙さえ流します。

   こうして考えてみると、
   人間が他の動物と比べ進化してきたのは、
   「ミラーニューロン」によるところが大きいのではと素人ながら
   思わずにはいられません。

   知性を発展させ、人と人が支え合う社会を形成し
   文化が花開いたその理由は

   つまり・・・

    ★慮る力    

   これにつきるような気がします。
   
   「慮る」(おもんぱかる)は、「おもいはかる」の音が変化したものと
   辞書にはあります。
   
   「相手の思いを量る」。

   同僚が部下が職場で辛い表情をしている時、
   仕事で、あるいは職場の人間関係で、きっと悩みを抱えているのではないか
   と思いを巡らす。

   このことを別の表現で、

    
    ★察する
       

   と、日本語では言います。   

 
   〜〜〜

   ここからは私の勝手な言葉(漢字)遊びです!

   「察」は「うかんむり」と「祭(まつり)」の組み合わせです。
   「うかんむり」は、「室」や「宅」に代表されるように、
   住居・空間に関係する漢字を作ります。

   そこに「祭(まつり)」という字がくっつき、
   「拝察」や「察知」など、何かを推し量る意味を持つ漢字となった。

   「うかんむり」の形は、元は「屋根」を表します。
   すると「室内で行われた祭」となる。

   「祭」と聞くと皆が集まって賑やかに御神輿担いでワッショイ!ワッショイ!
   というイメージがありますが、元は
   
   「神や死者を奉(たてまつ)る」ために行われたもの。

   すると・・・目に見えないものに対して心を穏やかにし
   静謐な空間の中で、その声を聞こうと心を研ぎすませ、
   何事かを感じようとした古代の人々の姿が思い浮かんできます。

 

    それこそまさに、察する!

       
   

   〜〜〜

    職場の人たちは元気でしょうか?
    部下も元気でやっていますか?
    そして、あなた様も元気ですか?

   ここでやや飛躍して、結論へ一気に向かいますが・・・

   私の言いたいことは・・・漢字がどうのこうのではなく

   相手を慮るために
   相手を察するために

   そのためには、「自分自身のことをよくわかっている」
   ことが大切なのでは・・・

   といったことです。

   「自分が疲れていては人に優しくできない」ように
   「自分のことがわかっていないと相手を知ることはできない」
 
   ということは、往々にしてあるようです。
   このことは、その理由をどうこう述べるまでもなく
   きっと、これまでの人生経験の中で既にご経験済みのことだと思います。

   「あ〜あの時私は自分のことばかりで混乱していて、
    相手のことをまったく考えていなかった!」

   こんな思いにとらわれたことが一度や二度はあるのでは・・・!?

   〜〜〜

   2006年も残り2ヶ月を切りましたが、ですので
   ここで、再度、自分の3年後、5年後に思いを馳せ、
 
   「今の自分は、未来の自分のためになることをしているだろうか?」と
 
   自分自身のことを慮り、心の中を察する時間を持ってみては
   如何でしょうか?

   東京の街は、あちこちでクリスマスイルミネーションが輝き出しました。
   師走になりますと、行事も多くなり時間は
   あっという間に流れることと思います。

   その前の霜月が、自分を慮るにちょうど良い時だと思うからです。

  
   そのためにも、今日という日が大切!

   日に新たな気持ちを維持し、
   リーダーとして、未来にむけたさらなる飛翔をお祈りしています。

   東京は、冷えみが急に厳しくなりました。
   朝、駒沢公園に息子と行くと、木々の葉が色づき始めています。

   風邪など召されませんようどうぞ
   くれぐれもお体ご自愛ください!

 
   それでは、 失礼します。
              

  
               (^人^)
 

 

                              敬具

   平成十八年十一月十二日

                          松山 淳より

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 ◆自問◆

 1)私は、人の気持ちを考えて行動しているだろうか?

 2)私は、自分に配慮しているだろうか?

 3)私は、自分と他人を比べ過ぎていないだろうか?

※目をとじて30秒だけでも考えて頂けたら幸いです。
 答えを出そうとするのではなく、そのことを意識しようと
 胸にきざむような感じで・・・
 目を開けたら、一番下までスクロールして、言葉を読んで下さい!

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 ◆102℃ WORD◆

        「秋深まり、人も深まる晩秋」

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 ◆追伸◆
  
  本日、引用しました
  
  ★『好かれる人は1%が違う』(著イ・ミンギュ 東洋経済新報社)
   という本ですが・・・
  
  心理学をベースにした知が豊富で、かといって日常の仕事にも応用できるような
  読みやすさがあり、自分を深めるためになかなか良い本ではないかと思いました。
   ●「互恵的利他主義」
   ●「エッフェル塔効果」
   ●「恐怖減少モデル」
  など・・・そのことを小難しい言葉で言うのではなく、
  例をあげて説明してくれているので、仕事でも使える本だな〜と思いました。
  自分を知る簡単なチェック項目やシートが章の間にはさみこまれているので、
  これをじっくり考えると、なかなか手応えがあります。
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  韓国では70万部の大ベストセラーになったそうです!
  
  私は鈍い方なので、夫婦喧嘩の数を減らすためにも(笑)
  「察する力」を身につけるためにも
  もう一度、これから読み直してみます。
  
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【ことば】
『たとえ小さなことでも、ほんの少しの賢明な選択を繰り返していくだけで
近い将来、いまとはまったく違うあなたに出会うことができるのです。』
                            
『好かれる人は1%が違う』(著イ・ミンギュ 東洋経済新報社)より

    


松山 淳 JUN MATSUYAMA松山淳顔写真

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダーシップ研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 >>>プロフィール

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