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【50通目】「ひきつぎ」手塚治虫と宮崎駿の言葉に学ぶ未来を想う力

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《ひきつぎ》     http://www.earthship-c.com/8.8.html
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           http://www.earthship-c.com

                                06.7.28
                                50通目 
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  リーダー様へ

  拝啓 蝶が舞い 心の空は 紺碧へ
      
  いかがお過ごしでしょうか?

  東京はなんとも言えない曇空が続いております。
  7/26は、素晴らしい青空に恵まれたのですが、
  これを書いている7/27は、またも厚い雲が空を覆い
  青い空をどこか遠くへつれていってしまったようです。

  ですが、息子たちは、そんなことを気にせず遊んでいます。
  小学1年の長男は、夏休みのお手伝いの一つ「花の水やり」に
  取り組み、それはとっくに終わっているのですが、
  部屋に戻らず、ベランダで次男(もうすぐ2歳)とじゃれています。

  そこにある、夏休みの宿題で持ち帰った長男の「あさがお」は、
  「これほどきれいだったか!」と、私の予想をうれしく裏切り
  少年の頃の記憶を刺激してくれています。

  蝶がとんできて、子どもにからみつき、かん高い声が近所に・・・。
 
  空間を覆い尽くすグレーの光は
  ほんの少しだけ明るさをとりもどしました。

   晴れてよし 曇りてよし 富士の山
   

  とても少年の心を取り戻すことはできないかもしれません。
  でしが、大人になるにつれて失っていった大切な何かがあることを
  忘れないでいたいと思っております。  

  〜〜〜

  さてさて、
  そんな大人の少年少女の心を刺激する映画がいよいよ始まります。

  スタジオ・ジブリ製作『ゲド戦記』です。

  原作は、世界三大ファンタジーの一つと言われています。
  『指輪物語』『ナルニア国物語』そして、『ゲド戦記』です。

『ゲド戦記』につては【29通目】でも、ほんの少しふれていますので
  もし、お時間があれば、読んでみてください!
  http://blog.mag2.com/m/log/0000112707/106510092.html?page=2

  さて・・・

  『指輪物語』は、その一部が『ロード・オブ・ザ・リング』として
  『ナルニア国物語』は、全7巻のうちの一つ「ライオンと魔女」が
   映画化されました。

  そして世界は・・・果たして残りの『ゲド戦記』をいったい誰が
  映画化するのか?と注目していました。

  かつて宮崎駿監督は、『ゲド戦記』の
  原作者であるアーシュラ・K・ル=グウィンと会い、

    私がこれまで製作してきた映画は、
    どれも『ゲド戦記』の大きな影響を受けている

  そんなことを興奮しながら語ったそうです。
  宮崎駿監督の右腕、鈴木敏夫氏がテレビで、そう言っていました。
  
  しかし・・・

  それほどまでに思い入れのあった『ゲド戦記』ですが、
  今回の監督は、宮崎吾朗氏、つまり宮崎駿監督の
  ご長男が製作の指揮をとっています。  
  宮崎駿氏は、完全にノータッチだそうです。  

  どういった経緯があったかはわかりません。
  次の世代を育てるという親心からなのでしょうか?

  〜〜〜

  さて、その宮崎吾朗監督・・・

  父の影響が大きいことは明らかですが
  実は、一時期、まったく違う畑で働いていました。

   なんと建設業界です。

  地方大学の農学部を卒業後、緑化事業などに取り組んでいたそうです。
  今はアニメーションが日本を代表する一つの文化として認められていますから
  専門の学校もたくさんあり、そんなところを卒業して、
  すぐにスタジオ・ジブリで働いていたのかと、
  私などは安易に思っていたのですが・・・

  そうではない。

  日本経済新聞(06.7)のインタビューにて、
  宮崎吾朗監督は、こんなこと語っています。

 

 
   農村暮らしに近い体験をし、建設の現場で職人とじっくり話し合い
   モノを作る機会を得たという。

   「アニメと正反対の道に進んだつもりだったが、
    あの経験があったからこそ、初心者でも監督の役割が果たせた」

 
  『日本経済新聞』(夕刊)より

 

   ★正反対の道を進もうとも、そこには一つの真理がある。 
 

  一見、関係のない出来事が、あちらこちらで起き、それらは
  まったく無関係のように思えるが、どこかで通じている。

  アニメの製作者にしろ、建設現場の職人にしろ、共通して持つものがある。
  
  それは・・・

   
   ★時を越えていく確かなモノを作る

  そんな強靭な精神でしょうか?

  さらには、 

  緑化事業という自然と深いかかわりを持ったことも
  それはそれは、大きな恩恵があったと思います。
  

  〜〜〜

  この人がいなければ、今の日本のアニメはなかったのでは?
  と言われる手塚治虫氏は、『ガラスの地球を救え』(光文社)という著にて
  こんなことを語っています。
 

    

    思えば、『鉄腕アトム』を描きはじめた昭和二十六、七年ころは、
   ものすごい批判が教育者や父母から集中し、
   「日本に高速列車や高速道路なんて造れるはずがない」とか、
   「ロボットなんてできっこない」とか、
   「滑稽無糖だ」などと大いに怒られ、
   「手塚はデタラメを描く、子どもたちの敵だ」とまで言われた
    ほどでした。
    ぼくは、それでも描きつづけたわけだけれど、批判の嵐の中でも
   我慢しながら描きつづけることができたのは、たとえロボットの
   激しい戦いを描いても、ぼくは自然に根ざした 生命の尊厳
   を常にテーマにしてきたからだと思います。
    生命のないところに未来はない。  
 
          『ガラスの地球を救え』(手塚治虫 光文社)より

  先人の想いは、ひきつがれます。

  宮崎駿監督は、かつて、こんなことを語っていました。

   

    作品づくりはつらいことばかり。いつも、しんどくて投げ出した
   くなる。長編の製作が始まれば、自宅へはたまに寝に帰るだけ。
   それでも、子供たちにいいものを見せたいという思いに突き動かされ
   限界を超えて頑張ってこられた。
   スタジオジブリのスタッフたちが仕事場や三鷹の森ジブリ美術館に連れ
   てくる子供たちに会うと、生半可な作品を作ることは許されないと思う。
 
   (中略)

    子供の幸せな一時間は、その後の人生への影響を考えれば、
    大人の幸せな一年以上の意義があるはず。

               『日本経済新聞』(06.5.1付夕刊)より
 

   宮崎吾朗氏は、新聞にて

   「子供のころ、多忙で会話もなかった父」
 
  と、その心中を吐露しています。
  その反発心から建設業界の道を選んだのか、どうか?
 
  そういった記述はありませんが、

  しかし、今、父の思いを引き継ぎ『ゲド戦記』が封を切る。

  〜〜〜

  不遇の人事異動・・・
  「なぜこんな仕事を俺(私)が・・」
  長年、企業にお勤めになっていますと、そんな事態に直面し、
  そんな気持ちに支配されることもあるかと思います。
  
  それは、無理からぬことだと思います。

  しかし、そんな中でこそ、そんな状況だからこそ、
  次の世代のためにしておくことが
  何か一つでもあるのではないでしょうか?

  それが何かは、私にはわかりません。

  しかし、このことだけは、はっきりとわかります。

  
  
   ★その答えは、必ず自分自身の未来のためになる!

  
  〜〜〜

 

   まもなく2006年の7月の幕が閉じようとしています。
  
   しかし、同時に、8月がはじまります。

   終わりは始まり。
   
   
   日に新たな気持ちを維持し、
   暑さに負けぬご活躍をお祈りしています。

   くれぐれもお体ご自愛を!

   失礼します。              

  
               (^人^)
 

 

                              敬具

   平成十八年七月二十八日

                          松山 淳より

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 ◆自問◆

 1)私は、惰性で仕事をしていないだろうか?

 2)私は、情報を独り占めしていないだろうか?

 3)私は、知をわかちあってきただろうか?

※目をとじて30秒だけでも考えて頂けたら幸いです。
 答えを出そうとするのではなく、そのことを意識しようと
 胸にきざむような感じで・・・
 目を開けたら、一番下までスクロールして、言葉を読んで下さい!

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 ◆102℃ WORD◆

 「ともに有する」

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 ◆追伸◆
  
  いやいや、久しぶりに立派な朝顔をみました。
  小学生の時、私も、確か、夏休みの宿題で「朝顔の観察」がありました。
  しかし、長男は、夏休み早々さぼって、遊んでいます。
  私に似て、8月31日に泣くタイプでしょうか!
  
  20日ぶんぐらいの日記を一気に書いたのを思い出します。

  と、ここまで書いてきたら、なんか、青空がみえてきました!  

  天の配剤に感謝、感謝です!

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【ことば】
  
『私らはいつももうすこしいいものができたらと思っているんですけど』
                            
(宮崎駿)『時代の風音』(著 宮崎駿 司馬遼太郎 堀田善衛  朝日文庫)より

    


松山 淳 JUN MATSUYAMA松山淳顔写真

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダーシップ研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 >>>プロフィール

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