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『リーダーへ贈る108通の手紙』

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【40通目】「素直な心」歌手エンヤの発想源は松尾芭蕉だった!

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    『リーダーへ贈る108通の手紙2』
    http://www.earthship-c.com

                06.4.3
                 40通目 
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  リーダー様へ

  拝啓 さくら咲き あの日と再会 胸の中  
 
  いかがお過ごしでしょうか?

  東京は桜が満開です。

  近所の桜並木も、たくさんの人の目を楽しませ、
  枝をひろげる姿が誇らしげです。 
  
  さて、年度末決算、おつかれさまでした。
  いよいよ新年度です。

  本日が、入社式という会社も多いのではと思います。

  桜が舞う時は、何かに別れをつげ、新たな道を前にする。
  不安につつまれ、すくむ心に足をとられながら
  その中に、希望の灯を見いだし
  自分の可能性をどこまでも信じた自分に出会った、桜の頃・・・
 
  ほんの少しだけ、これまでいく度となく過ぎてきた桜の季節を思い出し
  いろいろなことがあったけど、確かに、ここまでやってきたんだと
  たまには、ご自分を賞賛されてもいいのではと思います。

  さてさて、新年度!

  新たな気持ちで、2006年という時の流れを
  素晴らしいものにされることを祈っています。

  本日も、人生の貴重な時間を、ほんの少しだけ頂戴いたします。
  
  〜〜〜

  人生の新人である我が子(1歳7ヶ月)は、
  いよいよ歩きもしっかりとしてきました。
  その分、いたずらの幅が広がってきました。
  私の被害は、本をビリビリに破かれることですが、
  まあとにもかくにも、何にでも興味を示し、
  目新しいものをみつけると、すぐに触ろうとし
  実際に手に持ち、いじりまわす。

  私は本を読む時に、黄色の蛍光ペンを持ち、大切だと思うところは
  印をつけながらを読み進むことを習慣としているのですが
  その蛍光ペンがいたくお気に入りで、
  キャップをとったり閉じたり、眺めたり、それで床や壁をたたいてみたり・・・
  10分ほど、私の横にちょっこと座り、熱心に研究していること多々です。

  「何がそんなにおもしろいんだか・・・!」

  と、いつも思うのですが、

  
   
   ★「好奇心」は、人を成長させる原動力になる

 
   

  ことを、まざまざとみせつけられ、

  「頭が固くなったかな〜」と、いつも少しだけ反省します。

 

  〜〜〜  

  
 
  先日、飛行機にのっていましたら、機内誌にこんな一文を発見しました。

    
  

   とてもゆったりとしたメロディが出来た時、またピッタリの言葉が
   探せなくて。
   ちょうどその頃、ローマが松尾芭蕉に関する本を読んでいて、
   すみれ草を詠んだ俳句について教えてくれたの。
   それは芭蕉が山道を歩いていた時に目にした、何の変哲もない
   すみれ草に見いだした美しさを詠んだものだったの。
   この感性こそが探していたもの、と思ったので、
   日本語で歌うことにしたの。
   
          (JALグループ機内誌「SKY WORD」より)
 

  ファンの方なら、もうおわかりですが、
  この言葉の主は、世界的メガヒットを放つ歌手・・・
 
 
   「エンヤ(ENYA)」です。   

  日本語で歌った歌とは『Sumiregusa(菫草)』です。

  2004年パナソニックの「ビエラ」という液晶テレビのCMソングに
  なっていたので、恐らく聞けば、「あ〜これね!」とすぐわかる
  と思います。

  女優の「小雪」さんがメインキャラクターでしたが、
  「菫草」の歌詞の中に「小雪」という言葉があることは有名です。

  
  〜〜〜

  「エンヤ」は88年のデビュー以来、ニッキー&ローマ夫妻との
  チームだけで曲をつくりあげてきています。

  「エンヤ」の、なんとも言えない浮遊感あふれるサウンドは
  ボーカルレコーディングを何百回と繰り返す多重録音によって
  生みだされるものですが、
  その作業をたったの3人だけでこなし、  
  アイルランドから世界的ヒット曲を贈り続けています。

  上記の文中の「ローマ」とは、そのチームの一員の名です。

  「芭蕉」の本がアイルランドで読まれている事実を聞くと
  本家本元の日本人の私にとっては、何か嬉しいような・・・
  それでいて、「芭蕉」のことをほとんど知らない自分に気づき
  なんとも「もったいない」ような。

  そして

  

    ★「好奇心」とは、人を創造的にさせる原動力になる

  

 
  と、つくづく思い知らさせれます。

  「ローマ」という方が、なぜ「芭蕉」を読んでいたのかはわかりませんが、
  
  その貪欲なまでの「好奇心」には、
  
  創造的であろうとする人間にとっての

  (創造性は仕事をする限り、誰もが求められるものですが)

  大切な姿勢を教えてくれています。

 

  〜〜〜

 
  では・・・「ローマ」が教え、「エンヤ」がインスピレーションをうけた

  芭蕉の句とは何だったのか?

  それは・・・

 

  『山路来て何やらゆかしすみれ草』  
  

 
  です。

  『のざらし紀行』に収められている一句です。
  芭蕉43歳の時の作品です。
  貞享2年(1685年)の作品ですので、今から320年以上前のことです。
  この句碑は、現在の滋賀県大津市小関町にあります。

  〜〜〜

  一人の俳人が創造した、17文字の言葉の小宇宙が320年の時を越え、
  さらには、国境を越えて、ある人の心にとどき、ヒラメキを与え、
  そこから、また後世に伝えられるであろう、歌が生まれてくる。

  道に咲く、すみれ草を句にした芭蕉の「感受性」は言うに及ばず、
  その句に何かを感じ取る「エンヤ」の感性は、もちろんすばらしく
  どうやったら、どうしたら、そういった「感じ方」ができるように
  なるのかと、凡人の私はいつも考えてしまうのですが・・・

  はたと思考を立ち止まらせ、松下幸之助氏が生涯を通して大切にした

  
   ★「素直なこころ」

 

  という言葉を思い出します。

  〜〜〜

  「創造的」であろうとするならば、「好奇心」を萎えさせない。

  「好奇心」を元気にさせるには、「受け入れる心」を保つ。

  「受け入れる心」を維持するには、
  自分の価値観、感受性にあわないモノやコトを「まず否定する」習慣から
  抜け出そうと心がけること。

  「好奇心」は「素直なこころ」を土壌にしてこそ育まれる。   

  〜〜〜

   本日、新入社員と顔をあわせる読者の方も多いかと思います。
  

   「素直なこころ」
  
 
   などと言うと、「子どもじゃないんだから!」
   と笑われてしまうかもしれませんが、
   私のメルマガは、いかようにでもアレンジにして使って頂いて
   構いませんので、「素直なこころ」が如何に大事かを
   部下に話をする一つのきっかけにしてもらえたら幸いです。

   また、愚作ですが、下記の「詩」を参考にして頂いて
   リーダーとして、あなた様の信条と折衷させ、もし機会があれば
   社会に出たばかりの若者に、何かしらの「元氣・勇氣・やる氣」を
   贈ってください。
   
   【そこにある優しさ「一年生」】
   http://www010.upp.so-net.ne.jp/SOKOYASA/hukei/hukei-10.html

 

   〜〜〜 
   
   さてさて、お口直しに芭蕉の句を

 

        『命ふたつの中にいきたる桜かな』  

 

   同じく『野ざらし紀行』にある、この句は、
   「芭蕉」と同郷(三重県伊賀上野)の服部土芳(はっとり とほう)と、
   約20年の歳月を経て再会を果たした時に詠われたものです。

   場所は「水口(みなくち)」(滋賀県甲賀郡)。
   東海道五十番目の宿。
   郷里にて「芭蕉」が「土芳」と別れた時、「土芳」の年は10歳。
   
   それが、立派な大人となっている。
   
   芭蕉が「命」という言葉を使う時は、
   よほど感動すべき出来事があった時に限るそうです。

    二つの命がであい、桜がそれを見守る。

 
   まさに、そんな感動的な出会いの季節が、今なのかもしれません。
  

   そして、そんな感動的な再会を果たせるよう部下の育成にあたるのが
   リーダーの大切な役割です。

   年を重ね、いつか定年をむかえ、会社を辞し、かつての部下が
   5年、10年の時をこえて、会いにきてくれたとしたら・・・

    「人を育てた」

   と、胸のなかに、清冽な水のような感慨が流れ出すことと思います。

 

   「春の今日という日を、そして、今、目の前にいる人を大切に!」
   

   〜〜〜

   お忙しいところ、長くなりました。
   本日も何かしらご参考になるようなことがあれば、幸いです。

   「芭蕉」については
   『芭蕉 その旅と俳諧』(著 広末保 NHKブックス)を
   参考資料としました。
   
   「花冷え」という言葉がありますが、
   東京は、桜満開はいいのですが、少し寒い日が続きました。

   どうぞ風邪など召されませんようおからだご自愛下さい!
   
   あなた様がリーダーとして
   これからも益々ご活躍されますことをお祈りしています。

              
  
               (^人^)
 

 

                               敬具

   平成十八年四月三日

                           松山 淳より

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 ◆自問◆

 1)私は、「あの日の情熱」を失っていないだろうか?

 2)私は、「あくなき好奇心」を忘れていないだろうか?

 3)私は、「素直なこころ」を大切にしているだろうか?

※今すぐ、目をとじて30秒だけ考えて下さい。今すぐ!席をたたないで!
 答えは、でなくていいのです。それについて、考えるだけでいいんです。
 目を開けたら、一番下までスクロールして、その言葉を読んで下さい!

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 ◆102℃ WORD◆

 「春の新たな門出」

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 ◆追伸◆

  先週末は、大田区は池上本門寺の桜を愛でてきました。
  本殿へ通じる急な階段があるのですが、有名なゴマおはぎを買おうと
  その階段をおりる時、長男(6歳)が声を出しながら、元気におりるのをみて
  年配の方が「元気いいな〜」と話しかけてきました。

  (いつものことですが、なぜか、私は、人からよく話かけられます!?(笑)
  
  なんと年齢は80歳!

  どうみても、そうは見えません。

  春風で桜の花びら舞い、階段をゆったりとおりながらの会話でしたが

  「戦争の時は確かに大変だったけど、それ以降、お金に困ったことがない
   だまっていても、お金が入ってくる」    

  と、笑顔をあふれさせ、多弁です。

  その方はつい最近も、ある土地の売却から、なぜかお金が舞い込んできたとか。
  
  「なんか『名もなき人の生きるかたち』のインタビューみたいになってきたな〜」

  と思いながら歩調をあわせていると、

 「いつも、俺は、世界で一番幸福な人間だと思って生きている!!!」

  と、一声あげました。私はびっくり!桜もびっくり!

  その方と、別れてしばらくすると、
  なんか「福の神」にあったような気になってきました。
  不思議な人でした。

  人生の先輩には、学ばなければいけないことがたくさんあります。  

             
  〜最後まで読んで下さいまして、本当にありがとうございました!〜

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【ことば】
『本質はまずこれをあるがままにみとめなくてはならない。
 そして、その上でどうあるべきかということを考える。
 それが大切なわけである。これは人間にかぎらず、ものごと
 すべてについていえることである。』
                            
(松下幸之助)
『指導者の条件』(PHP文庫)より

    


松山 淳 JUN MATSUYAMA松山淳顔写真

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダーシップ研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 >>>プロフィール

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