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『リーダーへ贈る108通の手紙』

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【39通目】「小さな事実」トルストイの「戦争と平和」の言葉に学ぶ!!

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 『リーダーへ贈る108通の手紙2』
  http://www.earthship-c.com

                  06.3.1
                 39通目 
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  リーダー様へ

  拝啓 梅の花 早春だよと 咲き誇り  
 
  いかがお過ごしでしょうか?

  いよいよ。弥生に突入しました。
  寒さの中にも、春の気配がまじります。
  陽の光もやや暖かさをまし、ソメイヨシノで日本が染まる季節
  が近づいています。

  年度末決算でお忙しい方が多いのではと思います。
  三寒四温ですので、どうぞ体調をくずされないよう
  おからだご自愛の上、弥生をのりきり充実した春となることを
  お祈りしています。

  本日も、人生の貴重な時間を、ほんの少しだけ頂戴いたします。
  
  〜〜〜

  季節のなせる技か・・・季節がかわろうとすると
  人は何か新たなことに挑戦しようと思うのか・・・
  ペーパードライバーだった妻が突然、車の練習を始めました。
  
  どんな心境の変化があったのか?
  どこに行くにも運転は私の役目だったのですが、
  ここのところ率先してハンドルを握ります。

  私は助手席で体をこわばせながら、時々、ブレーキを一緒にふんでいます。
  「若葉マーク、一つでは足りない」
  と思い、二つもつけています。

  〜〜〜  
  
  さてさて、そんな日々で、一つおもしろい体験をしました。
  
  どこかへ出かけ、都内の細い入り組んだ道を走っていく時は
  さすがにまだ危ないと思い、運転をかわります。
  私が運転をします。免許は20歳の時にとっています。

  ですが、やたらとクラクションをならされたり、
  無理な追い越しをされたり、あおられたり・・・

  「なんだ!?なんだ!?」
  
  運転の仕方をかえていないし、
  これまでそんなことはなかったのに・・・

  「春が近づいて、みんな元気になったのか!?」

  などと思っていましたが、原因はいたって簡単。
  もう、おわかりの通りです。そうです。
  
  犯人は、二つもつけた「若葉マーク」です。

  〜〜〜
   
  ちょっとした社会心理学の実験をしているようでした。
 
 
   ★小さな象徴的な情報は、包括的思考を減少させる

  なんだか難しそうに書きましたが、要はこういったことです。

  「若葉マークだ!初心者だ!トロトロ運転してんな〜!抜かしてやれ!」

   思考は決められたゴールを目指して、
   脇目もふらずまっしぐらに流れ落ちていきます。
   そして、滝壺にはまりこみ、出てこられなくなる。

  〜〜〜
 
   
どうして俺は今までこの高い空を見なかったんだろう?
今やっとこれに気がついたのは、じつになんとも幸福だろう。  
 

   あまりに有名な大作、トルストイの「戦争と平和」(岩波書店)
   からの一文です。
 
   あるいは・・・
 
    
だからねえ、コペル君、あたりまえのことというのが曲者なんだよ。
わかり切ったことのように考え、それで通っていることを、
どこまでも追っかけて考えてゆくと、もうわかり切ったことだ
なんて、言っていられないようなことにぶつかるんだね。     
 

   名作、吉野源三郎氏の「君たちはどう生きるか」(岩波書店)からです。
   コペル君は、この物語の主人公です。中学生二年生です。
   本名はもちろん違います。本田潤一です。
   この言葉は、コペル君の叔父さんのものです。
   
   〜〜〜
    
   作家の太田治子さんの講演を聞いてきました。   
   太田さんの父は「人間失格」「走れメロス」の著者「太宰治」です。
   母は、太宰治の正妻ではありません。
   太田さんが赤ちゃんの頃に、父は自ら命を絶ちます。
   ですので、父のことは母を通してしか知らないそうです。

   父の死後、母は職を得ようとしても、
   正妻ではないという小さな事実によって道を閉ざされてしまうこと幾多。
    
   生活はきわめて貧しいものだったそうです。
   高級住宅街の「広尾」の街を海で拾った「貝」を売ろうと歩いたことも
   あったそうです。でも、一つも売れなかった。   

   ところが、太田さんの天性の素質なのか、
   その貧しい生活・・・アル中が大家の「恵比寿」の雨漏りがする
   バラック小屋の2階で母と二人だけでひっそりと暮らした生活を

   「本当によかった!よかった!よかった!」

   と笑顔をはずませ話すのです。
   
   私は、どうしてそんなに楽しそうに話せるのか不思議でありません。
   過ぎ去ったことだから、そう言えるのかな〜と思いもするのですが、
   その理由について、太田さんは、

   幼き貧しかった、あの頃・・・

  
     ★母にたくさん抱きしめてもらえた

   ことのことが、本当に嬉しくて楽しい思い出なんだと言います。
   「抱きしめてもらえた」ということを何度も聞きました。  

   〜〜〜
   
   こう書きながら、あの文章を思い出しました。
   メルマガ「名もなき人の生きるかたち」のサンプル誌でも引用しました。

   

「君たちは教育に関していろいろ話してもらうでしょうが、
 少年時代から大切に保たれた、何かそういう美しい神聖な思い出こそ、
 おそらく、最良の教育にほかならないないのです。
 そういう思い出をたくさん集めて人生を作りあげるなら、
 その人はその後一生、救われるでしょう。
 そして、たった一つしか素晴らしい思い出が心に残らなかったとしても、
 それが、いつの日か僕たちの救いに役立ちうるのです。」

  

   世界的名著ドストエフスキーが書いた「カラマゾフ兄弟」の一節です。
   大江健三郎氏の『新しい人へ』(朝日新聞社)という著からの孫引きです。

   母とのことは、まさに神聖なものとなり大切にされている。
   思い出が生きる燃料となり、これまで生きてきた。
   そのことがひしひしと胸に伝わる人生の先輩のお話でした。
     
   〜〜〜

   そして、私は冒頭の話に戻り、
   どうしてもお伝えしなければならない美しい事実に気づきます。

   初心者マークをみて、後からしつこく
   クラクションを鳴らし続けた人もいました。

 
    ですが・・・

 
    車線変更の時に、「どうぞ!どうぞ!」と手を前にだし
    笑顔でゆずってくれた人がたくさんいたという小さな事実。
   

   〜〜〜

   お忙しいところ、長くなりました。
   本日も何かしらご参考になるようなことがあれば、幸いです。
   
   繰り返しになりますが三寒四温の季節です。
   暖かいと思ったら寒さが戻ってきます。
   ですが、そうしながら、季節のページはめくれ
   春は必ず私たちをつつみこんでくれます。

   どうぞおからだご自愛下さい!
   
   あなた様がリーダーとして
   これからも益々ご活躍されますことをお祈りしています。

              
  
               (^人^)
 

 

                               敬具

   平成十八年三月一日

                           松山 淳より

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 ◆自問◆

 1)私は、何かにこだわりすぎていないだろうか?

 2)私は、今、陰で支えてくれている人を忘れていないだろうか?

 3)私は、これまで、陰で支えてくれた人に感謝しているだろうか?

※今すぐ、目をとじて30秒だけ考えて下さい。今すぐ!席をたたないで!
 答えは、でなくていいのです。それについて、考えるだけでいいんです。
 目を開けたら、一番下までスクロールして、その言葉を読んで下さい!

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 ◆102℃ WORD◆

   「お陰さま」   
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 ◆追伸◆

   「自由が丘」の氏神様は熊野神社です。
    散歩ついでに買い物ついでに、よく立ち寄ります。
    今、境内にある梅の花がきれいに咲いています。
    朝行くと、出勤前のいろいろな方が祈りをささげています。
    大事な会議、商談、打合わせがあるのでしょうか?
    
    梅の花はそんな清らかな人の祈りを見守っているように見えました。

    春がやってきます。
             
  〜最後まで読んで下さいまして、本当にありがとうございました!〜

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【ことば】
『人間のプライドの窮極の立脚点は、あれにも、これにも死ぬほど苦しんだ事があります、と言い切れる自覚ではないか』
                            
(太宰治)
「東京百景」(岩波書店)より

    


松山 淳 JUN MATSUYAMA松山淳顔写真

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダーシップ研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 >>>プロフィール

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