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『リーダーへ贈る108通の手紙』

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【37通目】「気配り」本田宗一郎に学ぶ気配りの大切さ!

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『リーダーへ贈る108通の手紙2』
 http://www.earthship-c.com

               06.2.1
               37通目 
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  リーダー様へ

  拝啓 壇上を おりてさしだす 心の水  
 
  いかがお過ごしでしょうか?

  2006年睦月が終わり如月(きさらぎ)となりました。      
  月の始まりです。
 
   今年の始まりはどうだったか?
   良いスタートを切っているかな?
   2月のすべきことは何かな? 
 
  と、ほんの少しでも時間をとって、考えられると
  未来が明るいものになるのではと思います。
  2/4は、もう立春です。
  
  お忙しいかと思いますが、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

  〜〜〜

  さてさて・・・本題へ滑り込んでいきます。

  落合恵子さんの講演を聞いてきました。
  初めてお姿を拝見しました。
  61歳になられるそうですが、その凛とした立ち姿、
  言葉をつなぐ流麗さ、そして、高き志に、圧倒されてきました。

  落合恵子さんは、元は文化放送のアナウンサーです。
  30歳を前に引退し、著述業をはじめられたそうです。
  資料には、こんな紹介がありました。
  
   
   日本で初めて、女性の側から性暴力を告発した小説『ザ・レイプ』
   を発表。また、家族の問題、社会的な問題、教育問題、環境問題
   などを、誰にとってもわかりやすく考えられる小説の形で表現し続け
   ている。特に社会における少数派や、声の小さい側におかれている
   人々の立場で描き続ける中で、
   どうしたら楽しい社会をひらいていけるか、ということに努めている。    
 

   ご存知かもしれませんが、落合さんの「志」を象徴する事業が
   「クレヨンハウス」です。
   絵本、おもちゃ、オーガニックレストランなどなど・・・
   ちょっと、説明してきれませんので、ご興味ある方は、
   こちらのサイトをご覧下さい。↓
   http://www.crayonhouse.co.jp/home/index.html

  〜〜〜

   講演の内容は、今の私にとって、共感を覚えるものばかりで
   首を何度、縦にふったことでしょう!
   そして、講演の最中のちょっとした風景がとても印象的で、
   「記憶に残る時になったな〜」と深く感じ入りました。
    
   落合恵子さんは、現在、母の在宅看護をしながら
   仕事に取り組んでいます。もう6年になるそうです。
   記憶が薄れていく母との生活を綴った自著を読み上げる場面が
   ありました。
   すると、そこかしこから、すすり泣きの声が聞こえてきました。
   その時、一番前の席に座った方が、あまりの感動で涙があふれ
   感情を抑えようと無理したせいか、
   咳き込んでしまい、咳がとまらなくなってしまいました。

   すると、落合恵子さんは、さっと壇上から降りてきて、
   その方を気づかい、また壇上に戻り、
   自分のために用意された水差しから一杯の水を紙コップにつぎ、
   その方に差し上げました。
      
   
    ★気配り

   〜〜〜

    
海外のパーティのことである。きつい日程で疲れていた宗一郎は、
ホテルの部屋では非常に不機嫌な様子だったらしい。
それがエレベーターで会場の階に行き、扉が開いて関係者の顔をみた
とたん、疲れた様子などかけらもなく破顔一笑し実に魅力的な笑顔で
挨拶をして回ったという。
 
(日本経済新聞1/31付け朝刊 文:一橋大学教授 野中郁次郎)
 
  
   「宗一郎」でおわかりかと思いますが、上の人物は
   「ホンダ」の創業者「本田宗一郎」氏のことです。
   工具のスパナをぶん投げ部下を叱ったという、あの人です。

   上記の前には、下記の一文があります。   
     
  
    行動は豪放磊落のようにみえるが、会う相手に対しては、
    常に緻密な気遣いを欠かすことはなかった。  

 

    ★気遣い  

   〜〜〜

    ★気配り ★気遣い
 
   二つの言葉が出てきました。 
   「気」を配り、「気」を遣う。
   この「気」とは何なのでしょうか?
   
   この二つの言葉の「気」を「心」にかえてみます。

    ★心配り
    ★心遣い

   双方とも日本語として頻繁に使われているものです。
  
   誰かを思い、その誰かのためにされるもの、
   それが「心配り」「心遣い」です。
   そう考えると、心を配る対象は、人に限定されず
   「広く社会に対して、私たちは、心を配ることが大切」
   との思いが浮かんできます。

  〜〜〜
  
  CSRという言葉が注目されています。
「 Corporate Social Responsibility」の略です。
 「企業の社会的責任」と訳され、昨今、新聞雑誌でよく目にします。

  ですが、名経営者として歴史に名を残す人たちは、
  そういった言葉があった、なかったに関わらず、
  注目されたから、新しい経営手法とし騒がれているからではなく
  基本的な姿勢として、企業が存在する限り、
  企業には厳しい社会的責任が伴う、と、
  人一倍感じ続け、それを実践してきたのだと思います。

  一例しかあげられませんが、先の本田宗一郎氏について・・
  同じく、日経新聞(1/27付け朝刊)からです。

  
彼の一貫した姿勢は、「何が善いことか」という、いわば企業の
絶対的存在価値の追求である。企業とはどのようにあるべきか、
それを製品にどのように具体化して反映させるのかを意識し、
開発に携わる技術者と徹底して議論を繰り返していた。
口癖のように言っていたのは、
「お客さんのために」「世の中のために」
であって、ひたすら経営効率と利益追求以外に語る言葉を持たない
経営者とは一線を画していたのである。

(日本経済新聞1/27付け朝刊 文:一橋大学教授 野中郁次郎)
 
   〜〜〜 

   私はガサツな人間で、かつて、サラリーマン時代、
   細やかな気配り、心遣いができず、よく叱られていました。

   壇上から風のように降りてきた落合恵子さん姿には、
   「とても真似できない」という思いと、
   「人としてそうでなくては」との考えが、葛藤しました。

   その葛藤こそ、実は、講演を聞きにいった
   私にとって最高のお土産だったのかもしれません。

   落合恵子さんの著「わたし、を生きる」(海竜社)
   の冒頭にこんな一文があります。

    

ひとはそれぞれ、初めから「わたし」に生まれるのではなく、
少しずつ少しずつ「わたし」になっていくものだろう。
あるがままの「わたし」を受け入れ、さらに望ましい
「あるがままのわたし」を創っていく。
             

   〜〜〜

   部下を持ち、リーダーという立場ですと、何かと葛藤の日々だと思います。
   自分を後回しにし、部下に気を配りすぎていると感じた時には、
   何か言いも知れぬ「空しさ」あるいは「腹立たしさ」
   を感じることもあるかもしれません。
  
   ですが、その葛藤のようなものは、きっと
   「あるがままのわたし」を創るに必要な
   「心のきしみ」なのだと思います。

   冬があるからこそ、春は待ち遠しく、春という季節の素晴らしさを
   感じることができます。

    「冬来たりなば、春遠からじ」
  
   よく聞く言葉ですが、これは、
   イギリス詩人パーシー・ビッシュ・シェリー(1792-1822)の
   「西風に寄せる歌」という詩の一節です。 

   「心のきしみ」は辛いですが、
   それはきっと逃げていないということです。 
   いつかきっと、春は訪れるはずですので、

   「あるがままのわたし」を創るために
   
   今日も、「あたな自身のために」
   誰かのために、心を配ってみてください!
   応援しております。

   〜〜〜

   お忙しいところ、長くなりました。
   本日も何かしらご参考になるようなことがあれば、幸いです。
   
   前の手紙の時もそうだったのですが、
   また週末にかけて、寒さが厳しくなるようです。
   どうぞ、風邪など召されませんよう くれぐれもお体、ご自愛下さい!
   
   あなた様がリーダーとして
   これからも益々ご活躍されますことをお祈りしています。

              
  
               (^人^)
 

 

                               敬具

   平成十八年二月一日

                           松山 淳より

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 ◆自問◆

 1)私は、「心配り」をどうとらえているだろうか?

 2)私は、社会に「心を配っている」だろうか?

 3)私は、自分に「心を配っている」だろうか?

※今すぐ、目をとじて30秒だけ考えて下さい。今すぐ!席をたたないで!
 答えは、でなくていいのです。それについて、考えるだけでいいんです。
 目を開けたら、一番下までスクロールして、その言葉を読んで下さい!

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 ◆102℃ WORD◆

 「心をつかう」
 
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 ◆追伸◆

  ●大坂、名古屋でお会いした方々、本当にどうありがとうございました。
   どちらもなつかしい街で、なつかしさが持続したまま会ったせいか
   とても初めて会った人とは思えない感じがしました。
   いろいろな方からさまざまな話を聞けて、とても勉強になりました。
   また、行きますので、その時は、懲りずに会って下さい!

  ●それから、そろそろ東京のどこかの街で「夜話会」やりたいと
   思っていますので、また、どうぞ宜しくお願いします!
   安藤忠雄さん設計の表参道ヒルズ(同潤会アパート跡地)が、
   そろそろできるようなので「表参道夜話会」かな〜!?
   「クレヨンハウス」に寄って絵本も買えますね!

  ●さらに、拙著「名もなき人の生きるかたち」(文芸社)ですが
   http://www.earthship-c.com/NAMONAKI-BOOK-1.html
   紀伊國屋書店(新宿南店)で20冊も仕入れて下さったようです。
   お近くの方、もし、宜しければ!
   書店によっては、この本は「伝記」などに分類されてしまうのですが、
   3Fのビジネス書のコーナーに並ぶ予定です。

   私のような無名の人間には、「すごいこと」でして、一人感動しています。
   実は、ある方のご尽力のお陰で、本当に感謝しております。
   この場をかりて御礼申し上げます!「ありがとうございました!」
       
  〜最後まで読んで下さいまして、本当にありがとうございました!〜

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【ことば】
『からだの声に耳を澄まし、「晴れ」や「曇り」や「雨」と、自然につきあっていけたら、と思っている』
                            
(落合恵子)
《『わたし、を生きる』(海竜社)より》


    


松山 淳 JUN MATSUYAMA松山淳顔写真

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダーシップ研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 >>>プロフィール

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