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『リーダーへ贈る108通の手紙』

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【28通目】「影 No.2 」河合隼雄に学ぶ欠点の大切さ!

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『リーダーへ贈る108通の手紙2』
 http://www.earthship-c.com

                05.09.30
               28通目
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 リーダー様へ

  拝啓 彼岸花 眺めて急ぐ 肩ぐるま
 
  いかがお過ごしでしょうか?  
 
  前号(9/15)にて、ツクツクホーシが鳴いて、鳴いて・・・
  と書きましたが、すっかり、東京は秋めいてまいりました。 
  まさに季節がうつりかわっていく、そんなことを実感できる時です。
  
  2005年の長月が終わろうとしています。
 
  夜、寝室をのぞくと、かけていたタオルケットはどこへやら・・・
  両手バンザイで、お腹丸出しの息子(6歳)の姿をみて、
  「風邪をひくぞ!」と、独り、言葉をもらし、
  「いつのまにか重くなったな」と思いながら、寝相をなおし、
  タオルケットをかけなおしてやることの多い、
  そんな季節がめぐってきました。

  2005年、残り、92日です。
  いよいよ100日を切りました。

  〜〜〜

  さて、今回のテーマは。
  
   ★影(シャドー)
  
  でした。

  前号からの続きです。
  「なんだっけ?忘れたな〜」という方、
  また、今回、初めてこのメルマガに登録したという方
  5分ほどで読めてしまいますので、もし、お時間があれば・・・
  前号【27通目】をお読み下さい!こちら↓です。
  http://blog.mag2.com/m/log/0000112707/106419874?page=1#106419874    

  〜〜〜
  
  さて、最後に、河合隼雄氏の著作から、このような引用がありました。
  これを起点にして、今回のテーマに進入していきます。
  
  
「私だったら、自分の欠点を全部なくしたいという人が来たら、
 非常に慎重に扱うでしょうね。もうそのことだけで、非常に
 慎重にこの人に対応していかなければならないと思います。
 その時に、ホイホイと催眠でなくしてあげましょうなんていう
 のは大間違いです。だいたい、人間の欠点をなくしたほうが
 いいと思っておるというところからして、これはカウンセラー失格だと思います。
  われわれは欠点があるから楽しく生きているんです。
  人間の欠点というのはみんな長所と裏腹になっているんですね。
 
    『カウンセリングを語る(上)』(著 河合隼雄 講談社)より
 

  さて、これを読みますと、何やらカウンセラーのことを責めています。
  で、この前段に、実際にあった話が記されています。
  内容は、このようなことです。  

  〜〜〜 
  
   ある「短気」な人が、あるカウンセラーのもとを訪れました。
   ある人は、自分の「短気」が「欠点」なので、なんとかしてほしいと
   お願いしました。
   そこで、あるカウンセラーは、催眠療法で、短気を直してしまった。
   ホントに「短気」でなくなった。「欠点」をとってしまった。
   で、その人は、「他にもあるから、それもお願いします」ということで
   自分の「欠点」を全部とってしまいました。
   それで喜んで生活していたのですが、
   なんだか、自分が自分ではないような気がしてきて、不安になり、
   また、カウンセラーのもとを訪れ、
   「元に戻してほしい」とお願いをした。
   そこで、「わかりました」と元に戻そうとしたが、
   まったく元に戻らなかった・・・・

   そして、河合隼雄氏のもとを訪れることになった。

  〜〜〜
   
  と、こんなことなのです。しつこいですが、実話だそうです。   
  で、前述の引用の言葉に、つながってきます。

   このことは、ある意味、私たちにとって「欠点」「短所」もまた
   愛すべき、とまでは言えませんが、そのことを「完全悪」と
   単純に切り捨てるべきものでないということを示唆する
   とても考えさせられる話だと思います。   

  〜〜〜
  
  ★「影」とは「自分の生きなかった半面」です。
  ですが、その半面と、共に、私たちは生きていると言うのです。
  つまり「生きなかった半面」は、私たちの無意識下で、生きているということです。

  なんだか、わけがわらなくなってきましたので、具体的に・・・

  〜〜〜
   
  河合氏と谷川俊太郎氏(詩人)の対談本
  『魂にメスはいらないーユング心理学講義』(講談社)
  では、「影」について、河合氏がこうコメントしています。

 

「ユングも「影」について「自分の生きなかった半面」という
言い方をしています。つまり、自分の人生、ある面を生きていく
ということは誰でも別のある面を生きてないわけでしょう。
その生きていない半面が、同性の姿をとって夢にあらわれるわけです。
たとえば、よくこんな夢を見るでしょう。自転車を乗っていて、
ハッと運転席を見ると、自分のきらっているやつが運転していたそれが影の典型です。

 

  さてさて・・・「きらっているやつ」という言葉が登場しました。
  
  〜〜〜

  「短気な、せっかちな人」が「気長な、のんきな人」をみると、
  どうしてもイライラするということはよくあることです。
  「のんびり屋さん」が「きらっているやつ」になりがちです。  
 
  「なんだかムカツク、うざい」などという理由で、職場なのに
  「のんびり屋さん」に対してつい冷たくあたったり、刺のある言葉を吐いたり、
   最悪な場合は、無視したり、仕事の妨害までしたり・・・
   (そんなことがないように祈るのですが・・・)

   で、この時に、実は、「短気な人」の中に住む「のんきな人」が
   ★「影」となって、うごめいているのです。

   だから、「きらっているやつ」の「のんきな人」が夢に出てくるのならば、
   それは、「短気な、せっかちな人」が「のんきな人」として
   「生きなかった半面」、つまり・・・

     ★「影(シャドー)」

   なのです。

   〜〜〜
  
  「スターウォーズ」の主人公「ルーク」の★「影」は、
   「怒り」「憎しみ」を象徴する「ダースベイダー」です。
  「ジェダイの騎士」にとって「怒り」「憎しみ」は大敵です。
   敵がたの「ダークサイド」にひきこまれてしまいます。
    
   前号で紹介したシーンを思い出して下さい。
 
   ルークがダゴバ星にて、森を分け入り、洞窟に入っていく、
   「洞窟や地下におりていく」というのは、「夢分析」などでは、
   「潜在意識に入っていくこと」の比喩だと言われています。
 
   つまり、「ルーク」が幻覚の「ダースベイダー」に遭遇したのは
   自分の中(潜在意識)に厳然と存在する「ダークサイド」と出会ったのです。
   修行はしたけれども、まだまだ、「怒り」「憎しみ」にとらわれる
   弱い部分がある。そのことを象徴するシーンだったわけです。

   「ルーク」の中に「ダースベイダー」(影)が住んでいた!

   と言った方がわかりやすいでしょうか。
   
   そして、ちょっと戻れば・・・
   「短気な人」の中に「のん気な人」(影)が住んでいる!
   と、そんなことです。

    〜〜〜
 
   さて、話が長くなってしまいそうなので、ちょっと、またここで切ります。
   ただ、目的地はこちら↓です。

  
    われわれは欠点があるから楽しく生きているんです。
    人間の欠点というのはみんな長所と裏腹になっているんですね。
 
    『カウンセリングを語る(上)』(著 河合隼雄 講談社)より
  
  
  これを一言で表現するなら

     ★「影は光にかわる」

  です。

   次回、なんとか、ここにたどり着きますので、
   今しばらく、ご辛抱を・・・
   また、何か今回の話で感じることがあれば、思いを巡らしてみて下さい。
   ただ、目的地を前提にしてください。
   
   「きらっているやつ」のことばかり考えるのは、やはりストレスですので・・・

   〜〜〜

   どうぞ、「元氣、勇氣、やる氣」をたずさえ、
   一生に一度しかない、今日という日を大切に生きて下さい。
 
   朝方、冷えるこもあります。くれぐれもお体、ご自愛下さい!
   そして、あなた様 がリーダーとして
   これからも益々ご活躍されますことを心よりお祈りしています。

  
               (^人^)
 

 

                               敬具

   平成十七年九月二十九日

                           松山 淳より

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 ◆自問◆

 1)私は、なぜあの人が嫌いなんだろうか?

 2)私は、なぜあのことになると必死なって否定するのだろう?

 3)私は、なぜ人のことばかり気にしすぎてしまうのだろうか?

※今すぐ、目をとじて30秒だけ考えて下さい。今すぐ!席をたたないで!
 答えは、でなくていいのです。それについて、考えるだけでいいんです。
 目を開けたら、一番下までスクロールして、その言葉を読んで下さい!

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 ◆102℃ WORD◆

「お陰さまで」
 
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 ◆追伸◆
  
  2005年の文月の思い出は、海にうかぶ中秋の名月を見たことです。
  ちょうど伊豆の方に旅行に行ってまして、宿からまん丸い月を見ました。
  月明かりが、闇の海を照らしていました。
  その下にいけば、本がなんなく読めそうでした。
  「なんて、明るいんだ!」と本当に驚きました。
 
    「闇があってこそ、光への畏怖も生まれるのですね。」 
               
  〜最後まで読んで下さいまして、本当にありがとうございました!〜

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【ことば】 
『人間というのは、一ぺん揺れないと立ちあがれない』
                            
(河合隼雄)
『カウンセリングを語る(上)』(講談社)より



松山 淳 JUN MATSUYAMA松山淳顔写真

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダーシップ研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 >>>プロフィール

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