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『リーダーへ贈る108通の手紙』

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【19通目】「“わかる”ということ 」養老孟司の言葉に学ぶ!

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『リーダーへ贈る108通の手紙2』
 http://www.earthship-c.com

               05.02.28
               19通目
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 リーダー様へ

  拝啓 如月(きさらぎ)の終りに想う 夏の日を
 
  いかがお過ごしでしょうか?  
 
  まさに大変御無沙汰し失礼しております。
  また、初めてましての方もいるかと思います。
  改めまして『リーダーへ贈る108通の手紙』を発行しております
  松山淳と申します。1968年、昭和43年生まれ、申年で、誕生日は
  まだですので、現在36歳です。

  前号を発行したのが、昨年(2004年)の8月10日のことですので、
  半年以上も休刊しておりました。

  まずさきに、長期の休みに関わらず、その間もバックナンバーを再読し
  たりと、メールを下さった方々にここに改めて御礼申し上げます。
  本当にありがとうございます。
  様々なかたちで有効利用されていると聞きました。
  発行者としてはこれほど嬉しいことはありません。

  さて、休刊の理由は、前号18通目で申し上げました通りで
  【バックナンバー】
  http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000112707

  「育児休暇」を頂いていました。
  企業で男性がそれをとるのは、時代の流れとはいえ、まだまだ至難の技
  かと思います。実際に、データなどをみましても、微々たるもののよう
  です。

  ただ、「育児休暇」といっても、通常のコンサルティングの仕事を休ん
  でいたわけではなく、このメルマガだけお休みを頂きました。

  それから、もう一つ御礼を申し上げなければなりません。
  前号にて「立ち合い出産」をすると言いました。その後すぐに
  実際に体験された方々から、とても素晴らしい助言を頂きました。
  そのことが、混乱と朦朧、緊迫と感動を繰り返す時の中で、とても役に
  立ちました。本当にありがとうございます。
  
  ということで、無事、次男は誕生しております。
  すくすくと育っております。
  
  しかし、その「すくすく」させるために、なんとも親というのは大変な
  もので、これは、子育てを実際にされた方、あるいは現在、されている
  方であれば、共感して頂けるかと思います。
  泣きやまない子についぞイライラして、自分が親で大人である、という
  ことを忘れる瞬間があります。
  
  そういった自分にハッとし、内省の機会を得て、自分というものの未熟
  さをホトホト思い知らされます。
  とはいえ、ニコリと笑う、限りなき透明な笑顔には、からだが溶けるよ
  うな、とびきりの天然温泉につかったような、身も心も温まる感覚をあ
  じわい、一体さっきの自分は何だったのかと、
   「どうどうめぐりだな」
  と、ため息をついて、
   「それも人なり」
  などと妙に自分を納得させています。
 
  〜〜〜
  
  と、書いて、夜中に泣き出す子のために何度も起き授乳をする、
  妻の姿をみていると、まー私のため息などは、消し飛んでしまいます。
 
  長男の時は、サラリーマンをしていたので、おまけに、私は眠りが深い
  たちなもので、ほとんど、その雄姿、勇姿をみませんでした。
  現在は、自宅で、夜中まで仕事をしたり、徹夜をすることがあるので、
  眉間にしわをよせ、目をあいているのかあいていないのかの状態で、
  ふらふらと歩いてくる、姿をみますと、「それも母なり」と尊敬の念が
  わいてきます。
  
  睡眠を中断させられるのは、これはもう、生理学的に間違いなく辛いこ
  とでして、寝たら朝まで起きない私だからですが、なおさらリスペクト
  してしまう、そこには、女性の強さへの男が抱く本能的なものがあるよ
  うな氣がします。
  その根性とも言うものに、「母魂」なる何かを見い出すわけですが、
  星がまたたき、あたりは静まり返り、外は真っ暗の闇の丑(うし)三つ
  時、底冷えの厳しい冬の最中、赤子の泣き子声が響き渡り、異空間がす
  ぐそこに穴をあけそうなシーン設定ですから、これはもう昼間にはない、
  まさに別次元の感覚に包まれます。

   ★これまで見てこなかった、知らなかった、
    世界がそこにはありました。

  〜〜〜

  私が新入社員の頃。子が生まれたばかりの先輩がいました。
  毎日、目の下を真っ黒にしていました。
  「夜泣きがひどくて・・」
  という話でしたが、その時は、
  「それは大変なんだろうな〜」
  という程度の、なんとも浅い理解と、うわっつらの同情心しか抱けませ
  んでした。
 
  今思うと、満員の通勤電車に揺られ、上司に怒鳴られ、お客さんに文句
  を皮肉をいわれ、胃の痛むような思いをして、そして、家に帰って睡眠
  をとれない、そんな生活が、背後にあったのだと考えると、
 
  「人の背負っているものの大きさというのは、
   常に何かしらの偉大さと、
   ついぞ手をあわせたくなるような深さがある」

  と、改めて思い知らされます。

  それは、昨年『名もなき人の生きるかたち』の取材、インタビューを通
  しても、つくづくと、もうこれほどかというほどに、味わった感覚です。
  →http://www.earthship-c.com/melmaga/namonaki/namonaki0.html
   

  そして、これは『リーダーへ贈る108通の手紙』の第1弾の
  3通目〜5通目(2003/7/09〜7/11)で書きましたが
  【バックナンバー】
  http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000112707

  
   ★“知っている”“わかっている”という錯角★
 
 
  という言葉を思い出します。

  
  

   脳の現実の認識というのは徹底しています。
   それは人間でもまったく同じです。つまり、われわれの脳の中に
   ないものは、そもそも存在しないのです。さらに、脳が現実感を
   付与しないものは、たとえ言葉として知っていても、現実ではな
   いのです。逆に言葉であっても、現実感があれば、それは現実です。     

 
  
  『心とコンピュータ』(企画監修:広中平祐 発行所:ジャストシステム)
  という本の中から引用です。
  文は『バカの壁』(新潮社)の養老孟司氏によるものです。
 
  約6年前。長男が誕生して、しばらく夜泣きがあったり、それで妻が辛
  いことを私は知っていました。しかし、それがどの程度のものであった
  かと思うと、その頃の私を振り返ると、それはそれは恥ずかしい限りの
  
   “わかった”

  であったわけです。よく「わ〜かってるよ!」と言ってました。
  養老氏の言葉でいけば現実感が付与されていなかった。
  言葉だけだったのです。 
  それが、冬の真夜中、ふらふらになって毛布を肩にかけ、歩いてくる姿
  をみた時に、その時になってはじめて「現実感が付与」され、私の脳に、
  妻の少なからずの辛さが存在したと言えるわけです。

  そういった理解に深さがあるということ。
  そして、そこに身体感覚が必ず伴ってくるということ。

  このことを以前より、知っていながら、改めて、やはり

   “わかったつもり”

  になっていたなと私は思います。

  でも、それでよかったことと言えば、少し喧嘩の数が減ったぐらいでし
  ょうか?いや今は、大変なので、ちょっと逆に増えたかな・・・?
  
  「何だ!じゃ〜たいした効果も、ありがた味もないじゃないか!」

  と、なるのですが、これは、私はうまく説明できないのですが、
  何か世界が広がり、大地に足がついているという、心の位置が下に降り
  た、地平に近づいた・・・と、どうもうまく表現できずに申し訳ないの
  ですが、そういった感覚が深まっていっています。
  
   ★見ているようで全く見ていない世界が、すぐそこにある

  このことは、今、私の大きなテーマになっています。
  そしてそこに大きなヒントがいつもあるというなんとも頼もしい事実で
  そのことを頼りにしています。

  〜〜〜 

  長々といつものごとく、私事を述べてきました。
  以上のようなパラダイムが、つまりは、会社のあちこちにあるわけで
  社史を読み返してみて、大きなヒントをえるというのは、多くの壁に
  ぶつかった経営者、リーダーが体験していることです。

  こうして、今日、そのことを読んだ“あなた様”は、もちろん 
  このことを理解しているとも思います。
  が、改めて、そんなこともあるのかなと思い、ふと、会社の天井を眺め
  てみると、隣の座る人の顔をチラリとみてみると、自分の手のひらを
  まじまじと眺めてみると、何か不思議な感覚につつまれるかもしれません。
  もちろん、そうでないかもしれません。

  どちらが良いとか、悪いとかでなく、それが現実であり、
  “あなた様”にとっての一つの事実です。

  その積み重ねが人生であり、輝かしい未来につながる、
  今日という日です。

  どうぞ、「元氣、勇氣、やる氣」をたずさえ、
  一生に一度しかない、今日という日を大切に生きて下さい。

  生まれたばかりの子がいるもので、どうも遠大な話しになってしまいま
  したが、何か参考になることがありましたら、嬉しい限りです。

  いよいよ暦の上では春となりますが、
  まだまだ寒い時が多いかと思います。

  くれぐれもお体を大切になさって下さい。
  そして、“あなた様”がリーダーとしてこれからも益々ご活躍されま
  すことを心よりお祈りしています。

  
               (^人^)
 

 

                               敬具

   平成十七年二月二十六日

                           松山 淳より

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 ◆自問◆

 1)私は、“わかったつもり”になっていないだろうか?

 2)私は、自分の仕事の深さを追い求めているだろうか?

 3)私は、何を大切にしているだろうか?

※今すぐ、目をとじて30秒だけ考えて下さい。今すぐ!席をたたないで!
 答えは、でなくていいのです。それについて、考えるだけでいいんです。
 目を開けたら、一番下までスクロールして、その言葉を読んで下さい!

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 ◆102℃ WORD◆

「より深みへと、そして、さらなる高みへと」
 
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 ◆追伸◆

  改めまして、御無沙汰し失礼致しました。
  失礼ながら、今後も、不定期の発行になることお許し下さい。
  とはいいながらも、また、半年も発行しないなどということは
  ございませんので、また配信されまたらお時間のある時に読んで頂けた
  ら幸いです。
  立ち合い出産のことは、あまりに私にとって衝撃的で、もう少し落ち着
  いて、もし、機会があれば、そのことについて述べたいと思います。
  近くの桜並木を歩きますと、まだまだホントに小さいですが、
  桜(ソメイヨシノ)のつぼみが、ふくらみ始めています。
  ハクモクレンという桜の少し前に開く、あでやかな白の花のつぼみは、
  かなりの大きさです。    
  
  2005年の春がはじまっています・・・・。

  〜最後まで読んで下さいまして、本当にありがとうございました!〜

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■発 行 者:アースシップ・コンサルティング  松山 淳(36才)
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 「元氣、勇氣、やる氣」の輪を広げ下さい!そして、笑顔の輪も・・・!
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【ことば】
「人間が目に見えることから影響を受けるのは、四0%くらい、
多く見積もる人でも半分くらいと言っています。」
                            
 (養老孟司)

『見える日本、見えない日本』(清流出版)
養老氏と漫画家水木しげる氏との対談「無意識に身を任せる」より         

         



松山 淳 JUN MATSUYAMA松山淳顔写真

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダーシップ研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 >>>プロフィール

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