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『リーダーへ贈る108通の手紙』

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【12通目】「未来へはみだす 」ノーベル賞作家大江健三郎の言葉に学ぶ!

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『リーダーへ贈る108通の手紙2』
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               04.06.29
               12通目
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  リーダー様へ

 拝啓 梅雨空に 急ぐ心よ 夏はそこ
 
  いかがお過ごしでしょうか?  

  いよいよ6月も終ろうとしています。
  2004年上半期は如何でしたでしょうか?
  いろいろなことがあり、また、いろいろなことがなく、
  それぞれに想うところがあるかと思います。

  さて、わたくしはよいこともありましたが、随分と失敗の多い6ヶ月で
  した。失敗をしますと、かなりへこみますが、腹も立ちます。
  それは自分に対してですが、それで家族に八つ当たりなどしないように
  気をつけています。

  が、先日はまさに痛い失敗に2、3日気分がすぐれませんでした。
  それもこれもわたしの不注意でしたが・・・

  〜〜〜

  その日は雨が降っていました。
  あるレストランから車に乗り込むのに大した距離でもないので、傘をさ
  さずに走りました。
  最近、息子(5歳)は自分でドアを開けられるようになり、それをやり
  たがります。その時も、自分でドアをあけるとせがむので、鍵を渡しま
  した。息子は運転席の扉を開き、自ら後部座席のそれも開き、さっさと
  乗り込みました。二つの扉は開いたままです。そこに私が来ます。
  雨が降っています。濡れたくないと、心が急ぎ、開いている息子側の
  ドアをろくに見ずに勢いよく閉めました。
  と、同時に後ろをみたのですが、その時にはもう遅く、扉は「バタン」
  という大きな音をのかわりに「ぐにゃり」とした感触を私の手に残しま
  した。
  瞬間的に息子の悲鳴が上がりました。

  持っていた車の鍵をわたくしに渡そうと息子はドアから手を出していた
  のです。
  それを見ずにわたくしは扉を閉めてしまったのです。
  挟んだのは指でした。
  「これは骨折したな」との直感がありました。が、大事にはなりません
  でした。ですが、2、3日は包帯がその小さな指に巻かれていました。

  〜〜〜

  その後、もちろんわたくしは必要以上に気をつけるようになりました。
  そこで、息子は自分で鍵を開けるのを嫌がるようになるかと思ったら、
  これは、少し期待はずれで、いまだに、せがむことをやめません。
  だだ、自分でドアを開けると、すぐにわたくしに鍵を渡すようになりま
  した。

  いやいや息子にとっては痛い経験でした。
  が、そうして人は学習していくものだなとあまりにも月並なことですが、
  改めてそのことを痛感します。

  さてそんな話をしますと、思い出されてくる私の好きな言葉があります。 
  それは、

 
 ★「未来へはみだす」
 

  という言葉です。これは、ノーベル賞作家の大江健三郎氏の書籍
  『「新しい人」の方へ』(朝日新聞社)に出てくるものです。  
  
  
  
 
   「想像力というと、まず頭で考えること、と感じられるかと思いま
   すが、毎日の生活のなかで、少しだけ先にどういう情景が現われる
   か、心を働かせるのも、想像力でやることです。
   そして、未来の生活に向けてちょっとはみ出す心の働きは、じつは
   過去の経験によってきたえられた成果なのです。それを考えれば、
   ただ頭をガーンとぶつけるようなことも、どくに子供にとっては
   ムダじゃありません。
     
 

  大江氏は子供のころ、家にある梁に何度も何度も頭をぶつけていたそう
  です。そんなエピーソードから「未来へはみだす」という言葉が出てき
  ました。
  結果的に、大江氏はいつのまにかぶつけることがなくなるわけですが、
  それは頭をぶつけることを繰り返す事実があったからこそといいたいわ
  けです。
  そして、その結果「未来へはみだす」ことを身につけた。
  それは、

   ★「今より少し先の情景が目に見えること」です。

  もちろん距離的な問題ではなく、時間的な先が目に見えるということ。
  その先が目に浮かぶということです。
  それは「失敗」を繰り返したからこそ身につけた「想像力」という一つ
  の能力でもあるわけです。
  
  〜〜〜
  
  さて、前述の事件が起きたのは、くしくも父の日の前日でした。
  翌日、父親参観では「お父さんがやったんだ」と、その理由を意気揚々
  と担任の先生に説明する息子がいて、なんともバツの悪い思いをしまし
  た。(笑)
  車にのる時に、今だにせがむ子を見ると、瞬間的にあの日の情景がうか
  びます。恐らく子も浮んでいるようです。
  ドアの前でさっとキーを渡す顔をみますと、未来にはみだしているよう
  です。

  さてさて2004年の上半期。わたくしは、仕事の面でも失敗の連続で
  した。ですが、そこで培った
  
   ★「未来へはみだす」  

  力を充分に活用し、実り多い2004年の下半期にしていきたいと思い
  ます。
  
  もし、“あなた様”も何かしら思いあたることがありましたら、
  それも「未来へはみだす」力を、想像力を身につけたのだと、気分を
  入れかえ、清らかな気持で7月1日をおむかえ下さい。  

  どうぞお体を大切にされますこと、そして、“あなた様”がリーダーと
  してこれからも益々ご活躍されますことを心よりお祈りしています。

               (^人^)
 
          本日は、これにて失礼します。

                               敬具

   平成十六年六月二十八日

                           松山 淳より

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 ◆自問◆

 1)私は、失敗ををどうとらえているだろうか?

 2)私は、失敗から目をそらしていないだろうか?

 3)私は、失敗をいかしているだろうか?

※今すぐ、目をとじて30秒だけ考えて下さい。今すぐ!席をたたないで!
 答えは、でなくていいのです。それについて、考えるだけでいいんです。
 目を開けたら、一番下までスクロールして、その言葉を読んで下さい!

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 ◆102℃ WORD◆

 「今年の大晦日はどんな顔しているだろう?」

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 ◆追伸◆
 
   いよいよ夏がやってきます。わたくしの大好きなスイカも店頭に並ん
   でいます。
   昨年買いそびれた「風鈴」を今年は買おうと決めています。
   「金魚」の柄がいいなと考えていますが、果たしていいのがあるか?
   いやいや、柄よりも涼しげな音もだいじですね。   
   「う〜ん」と少し未来へはみ出してみました。      

  
   〜最後まで読んで下さいまして、本当にありがとうございました〜

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【ことば】
「自分が知っている範囲だけで生きるものは想像力をかくものである」
                            
(映画俳優 ライオネル・スタンダー)



松山 淳 JUN MATSUYAMA松山淳顔写真

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダーシップ研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 >>>プロフィール

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