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『リーダーへ贈る108通の手紙』

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【8通目】「小さな大切なこと 」小さな成功体験を大切にする!!

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『リーダーへ贈る108通の手紙2』
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               04.06.01
               08通目
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  リーダー様へ
 
  拝啓 紫陽花咲いて 青い空 それも水無月 気分よし
 
  いかがお過ごしでしょうか?  

  いよいよ6月に突入です。
  梅雨の季節まじかですと言いたいところですが、一昨日、昨日と東京は
  真夏の太陽が「こんにちは」で、31度を越えました。
  「これはたまらない」とたまった仕事を片付ける予定を変更し、
  日曜日は近所のプールへ我が子(五歳)の手をひき行ってきました。
  すると、考えること、感じていることは誰もが一緒でしょうか、
  ものすごい人でした。  
  
  5歳になりましたが、お風呂に入り頭からシャワーをかければ、相変わ
  らず半ベソになる息子です。
  ですのでもちろん水に顔をつけられずじまい。ビート板が手放せません。
  「まずは水に楽しんでもらうんだ」「泳ぐ楽しさを覚えてもらうんだ」
  つまりは不安を取り除いてやらねばと心に言い聞かせ、はやる心をおさ
  えます。

  約半年ぶりのプールだったので最初は泳ぐこと、水への恐怖が先立って
  いました。ですが、ちょっとしたことで泳ぐバランスを取り戻し、
  最後の方は笑顔が途切れることなく泳いでおりました。
 
  そのちょっとしたこととは、ビート板の持ち方を変えただけです。
  それも、自分で言い出しました。
  「こう持ったらいいんじゃないか」と。

  「やってみろ」とわたくし。息子は水に飛び込みました。
  すると、もちろんスイスイとはいかないですが、ふらふら泳ぎ出しました。
  半ベソが笑みに変わった瞬間でした。
  その後は前述の通り、口角があがりっぱなしの時間でした。
  これぞ、 

   ★小さな成功体験

  と、先週末読んでいた本のキーワードが頭をよぎります。

  〜〜〜
   
  『「人材」と「お客」はいくらでもつくれる
            部下の10倍働くリーダーシップ』(講談社)  
  
  著者は、高塚猛(こうつか たけし)氏。
  福岡ダイエーホークスオーナー代行兼代表取締役社長
  シーホークホテル&リゾート・福岡ドーム代表取締役社長

  「平成の再建請負人」との異名をとります。
  『商売魂』(サンマーク出版)
  『自分と未来は変えられる』(かんき出版)
  など、著書も多く御存知かと思いますが、カルロス・ゴーン氏の
  日本人版とでも言いいますと分かりやすいでしょうか?

  上記の役職から御想像がつきます通り、業績低迷に落ち込んでいた
  ダイエーの福岡事業と呼ばれるホテル、ドームなどの経営を再建した人
  です。

  この本の中では、その過程がいろいろな切り口で書かれています。
  その中に「復活は小さな成功体験から始まった」というタイトルの節が
  あります。その小さな体験とは以下のようなものです。

  
   1999年高塚氏が赴任した4月。
   ホテルのゴールデンウィーク明けの宿泊予約は25%。
   ダイエーホークスの試合の観客動員も2万人台。
   「これはなんとかしなければ」と、担当部長に相談すると
   「それは無理です」といった内容の冷たい返事。
   「そこをなんとか」と宿泊部の人に企画づくりに取りかかってもらう。
   出てきたものは、二人で通常価格44,600円のところを17,000円で売り
   出すという破格のプラン。
   もちろん宿泊部としてはこのプランに難色を示す。
   「一物一価の法則」:同じ商品は同じ価格にして信用が生まれ
   るという考え方がある。ホテルの宿泊料金がそんなに変動があっては
   いけないという常識がある。それでは、信用を損ねると・・・
   しかし、結果的にそのプランは実施され売上、利益を確保することになる 。
 

  戦術レベルでは「なんだ単なるディスカウントじゃないか」と思われる
  かもしれませんが、もし高塚氏が動かなければそのプランも売上も利益
  ももたらされなかったわけです。
  ここに組織における「慣性」の恐さがあります。
   
   ★「現状を変える力が働かない力が働き続ける」
 
  と、私はよく表現します。    
  上記のケースでは、担当部長の「それは無理です」といった内容の返答
  に全てが象徴されているように思います。それは小さなことかもしれま
  せん。
  ですが、私が「小さな変化」や「小さなこと」にこだわる理由をとても
  分かりやすく表現している文が同著にあるので引用させて頂きます。

 
   時代や社会という大きな枠組みで起きていることは、会社や私たち
   個々人の中でもほぼ相似形で起きている。
   それと同じで、この小さな成功体験の中には、福岡三事業が抱える
   問題点がほぼ相似形でつまっていた。
  
  
  高塚氏はその具体的な例として社員の「コスト意識のなさ」を一つ上げ
  ていました。つまり、客室が空(から)でも、ドームの席が埋まらなく
  てもコストが発生してないという考え方が強かったそうです。
  だから、無理してゴールデンウィーク明けのプランを長年作ろうという
  意欲にかけていたということです。

  部長レベルでその意識が徹底されていないということは・・・

  しかし、小さな成功体験からあぶりだされた問題点を起点に、高塚氏は
  事業を再建していく。それが、はじまりだったと言います。
  もちろん、人事異動や部門別会計の廃止などその他の策が効を奏しての
  結果です。が、それは述べきれませんので、本をお読みいただければと
  思います。

  本日、何かの考える材料といたしましては、

   ★「小さなこと(体験)に何か大切なことがぎゅっとつまっている」

  ということです。そこをよく吟味、観察、ながめていくと、
 
   ★「大切な何かがあぶりだされてくる」

  ということです。
  ちょっとしたものの見方、考え方のことですので意識されますとよいの
  ではないかということです。  

  そして、最後に申し上げておきたいことは、
  小さな成功体験には、もちろん問題点が含まれ、それをあぶりだすこと
  ができますが、「長所」「強み」「利点」などなど賞賛に値すべきもの
  が、ぎゅっとつまっているのだということです。
  高塚氏の著書を拝見し、これは一貫していると感じていることですが、
  もちろん、同著にもその記述はあります。それは、

   「社員には目標達成能力が必ずある」

  と信じていることです。
  「人の可能性を信じている」ということです。
  だからこそ、やや強引だったかもしれませんが、再建の起点となった
  プランは生まれてきたわけです。
 
  〜〜〜
         
  おそるおそるでしたが、プールに飛び込んだ我が子。
  自ら「こうしたらいいんじゃないか」と言ってきた。
  そこには我が子ならでは「長所」が、「誉めてやるべき何か」が豆粒ほ
  どかもしれませんが、あるような気が致しました。   

  リーダーである“あなた様”とともに人生の時を過ごす部下の方々にも
  もちろん、それは同じようにあると信じておられると思います。
  腹のたつことも、がっかりすることも、たくさんあると思います。
  ですが、部下のおかげで仕事が成立し、うれしいことも、喜ばしいこと 
  も同じようにあったのではと思います。

  “あなた様”の本日、現在の仕事の状況がどのようなものかを推し量る
  術(すべ)は、私にはありませんが、どうぞ「部下の力」を信じ、
  「自らの力」を信じ、「元気、勇気、やる気」をみなぎらせ、
  笑顔の多い日々となることを祈っております。
  本日も、何かしら御参考になることがありましたら、 
  小生、嬉しい限りです。本当にありがとうございました。
  
  本論を終えます。
              
  〜〜〜

  今年は天気予報があまり当らないようです。
  気温の変動がずいぶんと激しい年です。
  お体を大切にされますこと、そして、“あなた様”がリーダーとして
  これからもますますご活躍をされますことをお祈りしています。(^人^)
 
   本日は、これにて失礼します。

                               敬具

   平成十六年五月三十一日

                           松山 淳より

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 1)私は、小さなことと極端に何かを軽視していないだろうか?

 2)私は、人の短所ばかりが目についていないだろうか?

 3)私は、「自らの力」を信じているだろうか?

※今すぐ、目をとじて30秒だけ考えて下さい。今すぐ!席をたたないで!
 答えは、でなくていいのです。それについて、考えるだけでいいんです。
 目を開けたら、一番下までスクロールして、その言葉を読んで下さい!

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 ◆102℃ WORD◆

 「信じる力」

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 ◆追伸◆
 
   近所の紫陽花(あじさい)が咲きはじめました。
   どんよりとした梅雨にあでやかさを添えるその花言葉は、

   「辛抱強い愛情」
   
   梅雨入りはまだ先のことですが、もしどんよりとした日が続き
   気分もそうなれば、紫陽花に目を向けこの花言葉を思い出して下さい。

   心の冬仕度ならぬ「心の梅雨仕度」でした。  
   
   〜最後まで読んで下さいまして、本当にありがとうございました〜

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【ことば】
「社員たちに繰り返し言うのは「私は仕事は愛情と希望と勇気だ
 と思っています」という言葉だ。」(高塚猛)
     
《『「人材」と「お客」はいくらでもつくれる 』(著者:高塚猛)より》



松山 淳 JUN MATSUYAMA松山淳顔写真

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダーシップ研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 >>>プロフィール

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