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『リーダーへ贈る108通の手紙』

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【5通目】「流されないこと 」若槻礼次郎に学ぶ反骨精神!

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『リーダーへ贈る108通の手紙2』
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               04.05.11
               05通目
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  リーダー様へ
 
  拝啓 青葉輝き心に希望が宿る候
 
  いかがお過ごしでしょうか?  
  
  ゴールデンウィークが終わりました。
  紋切り型ですが、お休みの後で少々頭がぼーっとされてますでしょうか。
  いやいや皆が楽しんでいる間がかきいれ時だったと今、少しゆっくりされ
  ているということもあるかと思います。
  
  なんだかと時は過ぎ、はや5月も中盤にさしかかろうとしています。
  6月の声が聞こえてくれば、今年も半分などという感慨もわいてきます。
  時の重さをかみしめ、今この時を大切にされ、ままならぬことがある中
  で、心の襟を正し、勇往邁進されますことをお祈りしています。

  〜〜〜

  さて、私事で大変恐縮ですが、ゴールデンウィークには、そんな時の重
  さを感じることのできる宿を訪れてまいりました。
  伊豆は伊東にあります「わかつき別邸」という宿です。

  「わかつき」と聞いてもう、ピンとこられている、またこの宿自体が有
  名ですので御存知かとも思いますが、かつての日本の首相若槻礼次郎氏
  が所有した別邸を中心に、施設を増改築し今に生き続けているものです。
  
  実際に若槻礼次郎氏が寝起きした邸はそのまま現存しています。
  そこに泊まることもできます。
  残念ながら、私たちはそことは別棟でした。
  中を拝見したかったのですが、あいにく先客がいましたのでそれも叶い
  ませんでした。が、邸の外観、氏が眺めた庭や池、そこに咲く花々は、
  しっりと鑑賞することができました。

  氏の遺志であったのかはわかりませんが、こうしたものが、昔の佇まい
  のままひっそりと今を生きる人々へ受け継がれている様を拝見しますと
  何やら、そこにいる人間として背筋がピンと伸びる思いが致しました。

  〜〜〜  

  若槻礼次郎氏。生まれは1866年(慶応2年)。幕末、明治維新に
  向け時代が加速している頃、島根県松江にて生を受ける。
  首相としては、2度の組閣経験を持つ。第一次若槻内閣は、1926年
  のこと。この年の12月に大正天皇がおかくれになられています。
  昭和に元号が改まった節目の年です。翌年1927年には総辞職。

  第二次組閣は1931年(昭和6年)4月からであったが、同年12月
  には辞職。いずれも短命内閣でした。
  1932年(昭和7年)には5.15事件が起きる。
  時代は重い空気となり、人々の肩にのしかかってきた。

  さて、この若槻氏、日本が大平洋戦争に突入し、軍事色で染められた頃
  和平派の重鎮として、その終戦工作を行った人物です。
  終戦に向けての時代、独裁者として恐れられた東條英樹首相を辞職に
  追い込む運動を展開しました。

  その策を練ったのが、前述、伊東の別邸であったとされています。
  晩年をそこで過ごし、1949年(昭和14年)その別邸で故人となり
  ました。

  〜〜〜

  宿の入口に石碑があり、そこに和平工作のことが書かれてありました。
  私は、その時、そのことを知りませんでした。
  知って、それから再度その庭を眺め、背筋が伸びる思いがしたのです。

  私は、昭和43年生まれで、申年、年男の35歳です。
  戦時中を生きていませんので、その時代がどれほど急流であったのか
  肌感覚はありません。が、年長者の方から聞くその悲惨なありさまは、
  決してくり返してはいけないものと感じております。
 
  その激しい時代の流れの中で、一本の杭のごとく、もちろん岡田敬介氏
  や近衛文磨氏などの賛同者がいましたが、終始和平を訴えて続けたこと
  はやはりそうできるものではなと思いが巡りました。
  そして、その時目の前に、若槻礼次郎氏が頭に汗した間があると思うと、
  小雨の中で4歳になるわが子の手を引きながめる、それほど大きくもない
  池に泳ぐ鯉までが何か特別の意味をもっているように胸に迫ってきました。

  『名もなき人の生きるかたち』の第2話『700円の力』でも

   ★「流されない」

  ことの大切さを少しだけ述べました。その配信を終えた後の旅でしたの
  で、また、そこに意味があるように感じられました。

  そして、下記の新聞記事を思い出しました。

  〜〜〜

  日経新聞に「日本の実力派たち」というコーナーがあります。
  4月26日付夕刊にて写真家の丸太祥三(しょうぞう)氏(39歳)が
  紹介されていました。
  下記の文面から氏の写真家としての特徴、その志を感じることができる
  かと思います。
  そして、同時に本日、私が言いたかったことも下記にあります。

 
 
   軽く、おしゃれに、という風潮の中にあって異端であることは勇気
   がいる。しかし「表現者は時代に流されてはいけない。私は時流に
   あえて逆らう杭になる。」
    小川のメダカ、螢の群飛、貧しくても豊かなこどもの表情。日本
   は多くのものを捨ててきた。ファインダーの向こうでこちらを凝視
   する被写体たち。本当の棄景はこちら側にあるのかもしれない。


  
   上記、「」の中のコメントが丸太氏のものです。
   
   ★「流されない」

  〜〜〜

  残念なことに大企業の隠蔽(いんぺい)がまた一つ発覚し世間を騒がせ
  ています。人の命に関わったことだけに、また同じことの繰り返しだっ
  ただけに、メディアの論調もかなり厳しいものとなっています。

  組織の力は強く、その流れに逆らうことはたやすいことではないかもし
  れません。まして、自分一人で何か言ったところで何も変わりやしない
  との思いが心を支配するかもしれません。

  しかし、リーダーである“あなた様”が、時代、または、組織という
  急流の中で「杭」のごとく箴言を進言するのならば、その小さな一言が
  何か大きな流れをつくり出すことになるのかもしれないということ、
  そのこと、そのものは全く否定することもできないはずです。

  「小さな可能性にかける」と言います。
  「不可能と言われたことを成し遂げた」という表現もあり、また実際に
  そんな話もたくさん聞きます。
 
  その時、それを経験した人は、必ず回りの反対があり、または、大多数
  の意見に流されそうになっていったことだと思います。
  そこで苦悩が訪れる。胃が痛くなるようなことになってしまう。
  それは辛いことであるかもしれませんが、実は、その辛さ悩みは
  “あなた様”のなされていることの素晴らしさを証明する一つの確かな
  事実なのかもしれません。   

  それは、リーダーが常に胸に秘め、そして、下につくものに、次の世代に
  伝えていく、「信条」ではないかと思います。

   ★「流されないこと」

  それは難しいことだと思います。
  ですが、時に、「自分は流されていないのか」と、自らに問いかけるこ
  とは、それほど多くの時間を必要としませんので、されても損はないか
  と思います。

  ただ、前述、大企業で起きた隠蔽工作など「人としての道」から外れた
  ことを知りながら流れてしまっているならば、すぐに、その足を地面に
  つけ、ふんばり、流れてくる人々の手を取り、それが、より大きな杭と
  なり、“あなた様”の部が課が組織が会社が正しい道を歩むことを願っ
  てやみません。

  少々、話の焦点が絞られすぎましたが、

   ★「流されないこと」

  そのことを時に考えてみることが、リーダーとして大切なことなのでは
  ないかと思い論をすすめてきました。
  
  本日も、何かしら御参考になることがありましたら、
  小生、嬉しい限りです。本当にありがとうございました。
  
  本論を終えます。
              
  〜〜〜

  五月です。日本が緑につつまれ命が輝く季節です。
  お正月にたてた目標の進み具合は如何でしょう?
  仕切り直しにはもってこいの時期です。

  お体を大切にされますこと、そして、“あなた様”がリーダーとして
  これからますます活躍をされますことをお祈りしています。(^人^)
 
   本日は、これにて失礼します。

                               敬具

   平成十六年五月十日

                           松山 淳より

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 ◆自問◆

 1)私は、何かをあきらめていないだろうか?

 2)私は、何かに流されていないだろうか?

 3)私は、何か大事なものを捨ててしまってないだろうか?

※今すぐ、目をとじて30秒だけ考えて下さい。今すぐ!席をたたないで!
 答えは、でなくていいのです。それについて、考えるだけでいいんです。
 目を開けたら、一番下までスクロールして、その言葉を読んで下さい!
 
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 ◆102℃ WORD◆

 「10年後、何をしてますか?」

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 ◆追伸◆

  さてさて、「目に青葉 山ほとどぎす」とくればもちろん「初鰹」。
  江戸中期の俳人、山口素堂の句です。
  5月は鰹のなんともおいしい季節であります。
  港町で育った父の影響か、はたまた血のなせるわざか、魚大好き人間
  にとっては、なんとも舌の喜ぶ季節です。
  週末なんとかそれにありつけるため、今週もがんばりたいと思います。
   
  〜最後まで読んで下さいまして、本当にありがとうございました〜

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【ことば】
「誰もが賛成するわけではない発想にこそ、独創があるわけで、
 それを理解してもらうための努力が必要でしょう。
 寅さん」だって、はじめは猛反対されたんです。」          
      
(映画監督 山田洋次氏)
『日経新聞(04.3.8)対談広告』より



松山 淳 JUN MATSUYAMA松山淳顔写真

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダーシップ研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 >>>プロフィール

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