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『リーダーへ贈る108通の手紙』

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【4通目】「自問自答 」成功しているリーダーの条件とは?

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『リーダーへ贈る108通の手紙2』
 http://www.earthship-c.com

               04.02.27
               04通目
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  リーダー様へ
 
 拝啓 緑の中に佇み空見上げれば、雲が流れ、流れ・・・
 
  いかがお過ごしでしょうか?  
  
  いよいよゴールデンウィークがやってきます。
  御予定がある人も、ない人も、また、「ずーっと仕事だよ」という方も
  いらっしゃるかと思いますが、本格的な新緑の季節を向かえる切り替わ
  りの週でもあります。

  今年も、もう約四ヶ月が過ぎました。そして、今年も後、8ヶ月です。

  過ぎた時間は、四ヶ月足らずですが、それでもいろいろな事があったと
  思います。私は、このゴールデンウィークの前で、もしくは、中で、
  これまでの4ヶ月を簡単に振り返るのはもっとも良い1年の節目なので
  はと思っております。

  そうでなくとも普段からの「自省」する習慣はやはり大事のようで、
  このメルマガも、私の発行している『名もなき人の生きるかたち』でも
  そういった「自らを省(かえり)みる」項を設けております。

  さてさて、下記の「自問自答」のコーナーについてよせられるメッセー
  ジは多く、昨年、第一弾の『リーダーへ贈る108通の手紙』が終了し
  た時には、それにより、
   ★「少しづつですが、自分が変わってきました」
   ★「人の見方が違ってきました。」
   ★「生き方が変わりました」 
  などなど、身に余るお言葉を随分と頂きました。

  いろいろな本に「自省」の効用については、書かれています。
  正確には違いますが、「反省」と言ってもいいかもしれません。

  ですが、「そんなあたり前のことわかってるよ!」と、そのことを
  ついつい蔑(ないがし)ろにしてしまいます。
  わたくしもそうで、あまり人のことは言えません。(笑)

  しかし、どうも優れたリーダーは、皆、これをとても大事にしている。
  いや、この事を大事にしている人には「優れたリーダーが多い」と言え
  るようです。
  私のサラリーマン時代は、約9年でしたが、そこで「仕事ができる」と
  言われていた人は、やはり、会議の「議事録」や、お客様との打合せの
  後のミーティングに人一倍力を入れていたという記憶があります。
  このことは、そこで学んだことであり、かつての上司にわたくしは、
  感謝しなくてはいけません。

  前段長くなり、失礼致しました。
  本論に入ります。

  〜〜〜

  長年、リーダーシップについて研究を重ねてきた
  マンフレッドF.R.ケッツ・ド・ブリース(以下ブリース氏)という方
  がいます。ブリース氏がやや異色なのは、実業界を研究対象としてきた
  精神分析家であることです。
  つまり、ビジネスの現場を長く見続けてきた心理のスペシャリストとい
  うことです。特に、CEOの心理分析をライフワークとしてきた稀有な
  人物です。
  日本で翻訳された著書には『会社の中の困った人たち』(創元社)  
  がありますので、御存知の方も多いのではと思います。

  といっても氏についてイメージ湧かないと思います。
  こんな言い方はどうでしょうか?

  氏のワークショップには1回に20人ほどの参加者(リーダー)がくる
  そうですが、彼らを合わせると、約10万人の社員の生活を背負ってい
  ることになるそうです・・・・

  〜〜〜

  そんな氏のインタビューが
  『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー』(4月号 ダイヤモンド社)
  に掲載されています。4月号は『一流のリーダー 三流のリーダー』とい
  うタイトルでリーダーシップ特集です。もし御興味のある方はどうぞ!
  さて、「リーダーシップの不条理」というタイトルで、ブリース氏は
  「自省」の大切さを、その中で繰り返しています。
  
  インタビュアーが「成功しているリーダーの特徴とは何でしょう?」と
  の問いに、冒頭いきなり、
 
  

私が、最初に調べるのは「EQ」(心の知能指数)です。
基本的には「どれくらい自省的であるか」についてです。
 
     
 
  と述べます。その後、いくつかの特徴を並べ、大成功しているリーダー
  はやはり「行動力」であると、そのことを強調し
 
  

 ただし、私の経験では、最大限の効力を発揮できるリーダーは
 行動力だけではなく、自省にも長けています。自省することで
 将来に備えるのです。このような人々はただ走るのではなくて
 どこかで合間を見つけては、どこに向かおうとしているのか、
 自問自答する人々なのです。    

 
  
  さらに非常に興味深い記載がありました。氏は世界各国のビジネスリー
  ダーを研究対象にしていています。そこで、長年の研究では、
  フィンランド人におけるリーダーシップスタイルが非常に優れている
  というのです。
 
  
 
 フィンランド人は極めて謙虚です。彼らは、物事が順調に進みすぎ
 ている場合、「もうお手あげだ」とばかりに「何てことだ、きっと
 とんでもないことが起るぞ」と言い出します。この建設的ながら、
 ちょっとばかり被害妄想的なところが、優れたリーダーを育てるのです。    

 
 
  残念ながら、日本人についてのコメントはありませんでしたが、
  どうでしょうか?
  この「謙虚さ」というものは日本人の特性といってもいいのではないで
  しょうか?

  〜〜〜 

  「反省だけなら猿でもできる」

  という広告のコピーが、かつてあり流行語のようにもなりました。
  
  しかしむしろ反省すべきは、こういった何か当たり前すぎることを軽視
  するビジネスの現場に流れる風潮ではないでしょうか?
    
  ところが、“あなた様”は、少なくともこのメルマガを何らかのきっか
  けで読みでいる。または、読み続けてもきた。
  ということは、今現在、いろいろな御苦労があるかもしれませんが、
  少なくとも「優れたリーダー」になる資質を持つ(実際、そう評価され
  ているとも思いますが)その着眼点というものは、世界のリーダーを研
  究し続けきた、ブリース氏と全く同じであるわけです。

  そのことは、「誇り」とはいわないまでも、一つの「指針」として、
  自身の「自信」をかたちづくる要素として、そこには「誇り」をお持ち
  になり、堂々たる行動をとられてもよいのではないかと思います。

  そして、そういったリーダーが、上司が、一人でも増えていくことによ
  り、組織は少しずつかもしれませんが、変わっていくものだと思います。

  このメルマガは一服の清涼剤のようなものになればと思っております。
  ですが、もし、自問自答を実際に繰り返されていくのであれば、すぐに
  は目に見えたものにはなりませんが、確実に効果を上げていくものだと
  思います。
  それが、世界に名だたる優れたリーダーの特質だということは、ブリー
  ス氏の弁をかりれば正しく、そして、実際に、私が目にしてきた人も、
  そういった傾向が強いと確信しております。

  前述、「反省」だけなら猿でもできるという言葉がありました。
  ところが、より高度な「反省」例えば
  
  「子供の頃の行動パターンを思い出し、それが、現在の自分にどんな
   影響を及ぼしているのか?」
  「これまでの部下の行動特性の思い浮かべ、部の雰囲気が悪い時と
   そうでない時の共通点、相違点を自分なりに洗い出す。」

  などというのは、人間にしかできなものです。

  では、なぜ、人間はそれができるのかと言うと、
  それをするのが必要不可欠だからです。
  人類は「反省」をすることによって、20万年の歴史を生き抜いてきた
  のであり、それがあったからこそ、今、私たちがいるわけです。
  「反省力」とは、それほどの能力だということです。

  と、最後、何やら遠大な話しになってしまいましたが、いずれにしまし
  ても、ブリース氏は、これまでの研究を通して、EQ(心の知能指数)
  という側面が軽視されている傾向にあり、それを危惧しています。
  なぜそこに危機感をもつかと言えば、それは簡単なことで、それで、
  うまくいかなくなった企業、組織、人、リーダーをこれまで多数みてき
  たからです。

  それは、「人のことを真剣に考える」という主張でもあり本メルマガの

   ★「人を大切に」

  に通じているところでもあります。
  
  「反省力」もまた大事であり、「行動力」「共感力」「先見力」その他
  もちろん大事です。ですが、世界を見渡した人の意見は何かしら傾聴す
  るに値するものだと思います。

  と、そんな当たり前のことが私の主張です。
  当たり前すぎておもしろみの無いことかもしれません。
  が、そこを批判されながらも「勇気」を持って、なんとか書き続けてい
  きたいと思います。   
  
  本日も、何かしら御参考になることがありましたら、
  小生、嬉しい限りです。本当にありがとうございました。
  
  本論を終えます。
              
  〜〜〜

  もうすぐ五月です。目に青葉の季節です。朝、出社する時には、是非、
  道の木々に目をやってみて下さい。どれ一つ、同じ緑はありません。

  お体を大切にされますこと、そして、“あなた様”がリーダーとして
  これからますます活躍をされますことをお祈りしています。(^人^)
 
   本日は、これにて失礼します。

                               敬具

   平成十六年四月二十六日

                           松山 淳より

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 ◆自問◆

 1)私は、「自省」「反省」を軽んじていないだろうか?

 2)私は、「あたり前」のことを軽視していないだろうか?

 3)私は、成果、実績に目を奪われて何かを見落としていないだろうか?

※今すぐ、目をとじて30秒だけ考えて下さい。今すぐ!席をたたないで!
 答えは、でなくていいのです。それについて、考えるだけでいいんです。
 目を開けたら、一番下までスクロールして、その言葉を読んで下さい!

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 ◆102℃ WORD◆

 「二度ない人生よ・・・」

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 ◆追伸◆

  最近、「あご」に少しヒゲを伸ばしました。本人は気いにいっており
  妻も 珍しく「ま〜いいんじゃない」とのことです。
  ですが、四歳の我が子は「気持が悪い」と言って朝寝ている時など、
  すきを見て、わたくしのヒゲを抜こうとします。
  その痛いのなんの!目が覚めるのはいいのですが・・・
  しかも「あんなヒゲがはえるなら大人になりたくない」とまで言い出し
  ました。只今、ヒゲについて自省中です。(笑)

    失礼ながら、来週5/4は発行をお休みします。次回は5/11です。

   素敵なゴールデン・ウィークになることをお祈りしています。      
 
  〜最後まで読んで下さいまして、本当にありがとうございました〜

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【ことば】
「健全なリーダーは、自制心を失ったり、衝動的な行為に訴え
 たりはすることはありません。自分の不安と矛盾を克服できる人なのです。
(中略)健全なリーダーは、自己観察と自己分析に優れています。
  最も、優秀なリーダーは、時間を割いて自省しようと意欲が高いものです。」          
      
(マンフレッドF.R.ケッツ・ド・ブリース)

 『ハーバード・ビジネス・レビュー』(4月号)より



松山 淳 JUN MATSUYAMA松山淳顔写真

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダーシップ研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 >>>プロフィール

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