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『リーダーへ贈る108通の手紙』

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「臨時便03 」ピーター・ドラッカーの自己分析法!

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『リーダーへ贈る108通の手紙2』
 http://www.earthship-c.com

               04.02.22
              臨時便03
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リーダー様へ

 拝啓 早咲の桜につられ散歩道
 
  いかがお過ごしでしょうか?  
  
  掲げた目標、ビジョンの達成に向け一歩一歩着実に、そこへと近づいて
  いっていることと思います。
  本日は、月曜日です。ほんの少しでも、先週の反省、今週の課題の整理
  などをされますと、そこからヒントが生まれてくるかもしれません。 

 《ピーター・ドラッカーの自己分析法》
 
  さて本日は、そんなセルフ・プロデュースとも言えるお話です。
  「経営の神様」と言われているピーター・ドラッカー氏が実践している
  具体的な手法について御紹介したいと思います。
  わたくしのサイト(http://www.earthship-c.com/)を御覧になられた
  方はもう御存知かと思いますが、そこでは詳細を省いているので、ここ
  で述べさせて頂きます。
  
  参考文献は『Harvard Business Review』というビジネス雑誌です。
  昨年(2003年)の11月号です。インタビューの中で、ドラッカー氏が
  おもしろい自己分析法を教えてくれています。

  氏は50年もの間、その手法を人に勧めていたそうです。ということは、
  相当数の世に名を馳せたビジネス・エリート、リーダーが、それを実践
  していると推測されます。
  しかし、ドラッカー氏自身がそれを始めたのは、30年ほど前だそうで
  す。「経営の神様」といえども自分のことになると「ついつい・・」と
  なるようです。
 
  さて、それはおいておきまして、簡単なことですので、その手法につい
  て述べます。

  〜〜〜
  
  【その手法について】

  
   
   新しいことを始める時や意志決定を下す時は、どんな結果を
   期待するのかを必ず書き留めておくことです。
   これに封をして、しまっておき、数カ月は触れないようにします。
   その後しばらくしてから何が書いてあったかを確かめるのです。                 
  
 
    
   必要なものは、紙とエンピツと封筒とノリです。
   そして、それをすることによって、以下の3つのことが見えてくる
   とドッラカー氏はいいます。

   ┏━━━━━━━━〔見えてくること〕━━━━━━━━━━┓    
   ┃                           ┃
   ┃   1)私は何が得意なのか。            ┃
   ┃                           ┃  
   ┃   2)新しいことを学ぶ必要があるのはどの分野か。 ┃
   ┃     あるいは私のナレッジ・プール(知識の集積) ┃
   ┃     はどの分野にあるのか。           ┃
   ┃                           ┃
   ┃   3)不得手な分野は何か。            ┃                 
   ┃                           ┃
   ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛  

   この手法をドラッカー氏は、年に2回、1月と8月に実施していると
   のことです。そして、注目するべきは、以下のコメントです。

     
   
   ★いまでも必ず驚くのですよ。自分の行動や考えのなかで
   「これこそ最善である」
   と思ったものは、まずうまくいきません。
   逆にあまり注意を払わなかったものが素晴らしい成果につながる★
    

   なるほどです。
   状況は日々変化し、過去の思考はすぐに古びてしまう。しかし、それ
   が無駄になるわけではない。その時、考えたことは必ず、未来の自分
   に大切なヒントを残してくれる。
  
   「これが正しい、正しい」と思い行動する。
   その時、反対意見が出ようものなら、さらに、その「正しさ」への思
   いはかたくなり、それは「思い込み」へと変化していきます。
   「思い込み」とは、そこに自身の意図があるということです。 
   企みと言ってもいいかもしれません。
   それは、自身を正当化させるために行われる防衛手段です。

   しかし、後になってみて「やっぱりあの人の異見は正しかった」と
   後悔することがあります。
   もちろん、正しいと思ったことが
   「そらみたことか!私の意見は正しかった!成果は上がっている
    じゃないか!」
   と、結果がうまくいくこともあります。
   そして、それが続くこともあります。
   しかし、そうなると、その時点で、それが「なぜ」うまくいっている
   のかをチェックしなくなる傾向が強まっていきます。
  
   それは、のちのち・・・!?

   〜〜〜
  
   例え話をします。少々お時間下さい。

   ある冒険家がアフリカへ行き、下流の方まで川下りをすることになり
   ました。出発の時、村の長老に
  
   「しばらくいくと、この川には滝つぼがあるから注意するのだぞ!
    必ずその前で、川の流れが変わるのじゃ。少し流れが速くなる!
    よいか!それまでの流れをよく覚えておき、常に今の流れとを比
    べ、違いがわかるようにしなさい。
    そうすれば、滝つぼに落ちることはないのじゃ!」

   と、素晴らしいアドバイスを受けます。   
   冒険家は、それを胸に刻み、川の流れを常にチェックし、忘れないよ
   うにメモをしていきます。
  
   しかし、行けども、行けども、流れは変化しません。
   そのうち冒険家は思いはじめます。
   「な〜んだ、ホントは滝つぼなんてないんじゃないか!」と。
   そして、長老の言葉を忘れ、流れの変化を記録するのが面倒くさくな
   り、「滝つぼなんて、行けばわかるだろう!」と、思い込みにとらわ
   れ、遂にチェックを止めてしまいます。

   数キロ先に“滝つぼ”が待ち構えているのに・・・

   〜〜〜

   と、そんなお話をしまして、まとめに入ります。
   何が言いたいかと言えば、

    ★過去と現在の思考パターンを比較し、それを未来へ活かす

   ということです。過去に考えたことと、現在の思考をくらべると、
   そこには、溝があるはずです。時間がたてば、人は変化しているし
   またまわりの状況も変わっています。
   「経営の神様」でさへ

   「これこそ最善である」と思ったものは、まずうまくいきません。
    
   と言います。
   それだけ注意して下さいという含みがあるともとれますが、
   50年間、人に勧めてきたというその手法は、大きな成果を上げてい
   るということです。
   また、別の角度からみれば、やはり、人は、
  
    「自分のこととなるとついつい甘くなる」

   ということです。克己心は、リーダーたる人間の永遠の課題です。
   ですから、何らかの方法で、自己の思考を分析することが大切なのだ
   と、なおさら思うのです。  

   「じゃ〜松山さんは何をやってるの?」
   
   とのつっこみが聞こえてきましたので、
   私の小さな実践例を御紹介します。(笑)
   そのおかげで、私は何といってもストレスが少なくなりました。
   くよくよすることが激減しました。

   〜〜〜 
  
   私が実際にやっている思考チェックの手法です。

   ★「未来への手紙」

   と私は、名付けています。

   ドラッカー氏は、期間を決めて、年2回ですが、私はことあるごとに
   しています。

     ■新しい仕事始める時。
      ※相談・講演・研修の依頼があり実際に引き受けた時など・・
     ■本を読み「これは!」と何かヒントを得た時。
   
   だいたい以上2つですが、月に10回以上はしていることになります。   

   1〜2週間先、1〜2ヶ月先の自分へヒントを送るのです。
   または、アドバイスをしていると言ってもいいかもしれません。
  
    「今は自分は・・・・・・・・・・・・・・・・と考えているけど、
     どうかね  年 月 日の自分!」

   と。まーなんだか臭い話ですけど、まさに、この・・・・・・・の中
   にヒントが隠されていることがあります。また、これは不思議なので
   すが、過去の自分から言葉が送られてくることは、非常に自分を新鮮
   な気持にしてくれます。
   「その時の思いをとにかく書く、すると、何かが見えてくる」という
   ことは、心理学では認知療法の一環ともとらえられますが、「うつ」を
   回避するための有効な手法として推奨していることが多いのです。

   人は、頭で考えます。とにかく何か考えねばと頭の中だけで打開策を
   思いつこうとしがちです。
   なぜでしょうか?
  
   それは、打開策を思いつかねばならないという状況になった時には、
   既に、思考することに大なり小なり圧力がかかっているからです。
   プレッシャーといってもいいかもしれません。
   すると、その時すでに平常心ではないのです。
   すると、普段できることが、できなくなるのです。
   
   「書けばいいのに」と心で思いながら、
   「でも書いても、それでいいアイディアが浮ばなかったらどうしよう
   私は、そうしたら、駄目なんじゃないか!」
   と、すでにそこで回避がはじまっているのです。
   
   ところが、「書いた方が良策だ!」と納得していながら、書けない
   自分がもしいるとしたら、
   もうその時点でなおさら「書く必要性が高まっている」のです。
   「書く度」という言葉などありませんが、もしそれがあり、5段階
   あれば、4や5の緊急事態でもあるのです。

   書くということには、大きな力があると考えています。
   小説家の方で、書けなくなった時の打開策として「散歩」を上げられ
   る人は多いですが、「とにかくデタラメでも書きはじめる」という
   人が多くいます。

   書くことによって、頭の中に入っている、たくさんの知を引きずり出
   すことができるわけです。
   頭の中で考えているだけでは、それはなかなかできなということです。
   だから書くのです。

   まとめと言いながら長くなり失礼しました。
   私の実践例をお話するのでした。

   私は、物臭(ものぐさ)ですので、ドラッカー氏のように、書いて、
   封して、しまったら、きっと、それを探し出すのに、大変になってし
   まい、それで、見ることがなくなると考えています。(笑)

   それで、メールを利用しています。これなら大丈夫です。
   件名に「2004年5月15日の自分へ」などと書き、そこへその時抱えて
   いる課題や悩みなどについてどう感じているのか?どうそれに対して
   行動し、その頃にはどうなっているはずなのか、など・・・または、
   自分への励ましのメッセージなどを書きます。
   そして、開封日にそのメール開きます。
   
    本当は、そのメールが自動的にその日に送られてくると嬉しい
    のですが、コンピュータに弱い私はやり方がわかりません。
    もし、お分かりの方がいたら教えて下さい(笑)
    そういったメールのサービスもあると何かで聞いたのですが・・
  
 
   過去の自分からのメールを開いてみると、やはり、いろいろなこ
   とを感じます。
   そして、なんといっても仕事の進捗状況や反省を自然とできるよう
   になります。
   もし、仕事で何か失敗していれば、
   励ましのメッセージは、不思議なほどに感慨深いものがあります。
   なんだか「ほっと」したりします。 
  
   
   《読書活用法〜ひらめきのシステム〜》 

   さて、上記で本を読むときも、それをしていると言いました。
   本はその時、なぜそれを読んでいるかと言うと、そこに書かれている
   ことが必要たからのはずです。
   例え、恋愛小説でも、偶然手にとったもので、何かしらそこに意味が
   あるわけです。「この本は買って損した」と思っても、それを知る
   ために買っているとも言えます。
 
   1册読み終えたら、ではなく、何か気になる、または、心に響いた
   言葉、参考になるデータなどを見つけた時は、もちろんそれを書きま
   す。
   それ以外にも本を読みながら、何か「ふっと」思い浮かぶことがある
   と思います。
   それは、直接、その本に関係ないことかもしれないでですけど、それ
   も書きます。これが結構大事です。
   
   それには理由があります。 
 
   【アイディアの熟成】
   「ふっと」の中に、現在抱えている課題解決のヒントが思い浮んでい
   る可能性があるからです。
   その時に解決策の糸口をみつけているか、その入口にたっていること
   があるのです。その時に「なるほど」と全てが見えることもあるかも
   しれませんが、往々にして、しばらくたって仕入れた知識とその時の
   「ふっと」考えたことが融合し、科学変化を起こし、また、別のアイ
   ディアに生まれ変わり、それが「答」となることが多々あるからです。
   ですので、ドラッカー氏は
  
 
   逆にあまり注意を払わなかったものが素晴らしい成果につながる★
   
      
   といっているわけです。

   ですので、「ふっと」思ったことは一見関係ないことでも書きます。
   何かを読むとは、まさにそういった「今ある自分の課題」を発見する
   着火材でもあるわけです。
   すると、少しづつですが「新しい自分」が形づくられていくのです。
   それは、過去とは違った自分をしっかりと認識するからこそ実感でき
   るものであり、それが人の成長へと結びついていくからだと、
   私は考えています。  

  
   といったこともあり、

   ★新メルマガ『名もなき人の生きるかたち』(500円/4回発行/月)

   では、それを「仕組み」として入れることにしました。
   ★「未来への手紙」★というコーナーを末尾に追加しました。
   そこに書かれた質問に簡単に答え「転送」モードで未来の自分へ
   メッセージを送ります。
   「新しい自分をつくる」とはそんな小さな振り返りから生まれます。
   それが、まさにセルフ・プロデュースであり、このメルマガを利用すれ
   ば、月に4回は必ず何らかの形で“あなた様”の課題をチェックする機
   会を持つこととなります。まさに仕組み、システムです。
   サイトの概要も部分的に変えましたので、御覧下さい。
   http://www.earthship-c.com/melmaga/namonaki/namonaki0.html
   サンプル誌も変更になってますので、もし興味のある方は・・・
   http://premium.mag2.com/sample/P0001725.html
   ★今御登録頂きますと4月分(4回分)は全て★「無料」で読むこと
    ができます。4月分の概要はこちらです。↓
   http://www.earthship-c.com/melmaga/namonaki/namonaki-gaiyou.html

   ★何かをついつい先延ばしにしてしまう方!どうぞ御活用下さい!★
   『コーヒー1杯ほどの料金で、もし、その癖が直ったとしたら・・』
 
   
  と、営業活動はそれくらいにしまして(笑)
 
  『経営者の条件』(ダイヤモンド社)という有名な本があります。
  著者は前出のピーター・ドラッカー氏です。
  その中に、こんな言葉があります。

 
   人間は、いかなる肩書きや地位をもとうとも、明日を知ることは
   できない。したがって、昨日いかに勇気があり、賢明であったと
   しても、その決定や行動は、今日になれば、問題あるいは危機、
   愚かさとなる。
 

  ですので、ドッラカー氏のやり方でもいいですし、メールを利用したり
  でも何でもいいのですが、
  過去の自分と、今の自分を、適時比較していく。
  すると自身の思考パターンが明らかになっていく。
  そこに何かヒントがあり、自身の深い課題をも発見する。
  過去を振り返るようですが、それこそが、
   
    ★「桜のように、今、この瞬間の自分を大切にする」
  
  ことにつながっていくのだと思います。
  なぜならば・・・・
  過去の自分が、今の自分をつくっている。
  そして、今の自分が未来の自分である。
  そのことは動かぬ事実だからです。 

  先にある滝つぼを発見するのは、常に、今の流れを知ることでした・・・

  長くなり、失礼しました。以上で終わりにしたいと思います。  

  〜〜〜
 
  春です。
  鮮やかな気分とともに新しいことを始めるには
  なんといっても良い季節です。
  
  お体を大切にされますこと、そして、“あなた様”がリーダーとして、
  輝かしい活躍をされますことをお祈りしています。(^人^)
 
   本日は、これにて失礼します。

                               敬具

   平成十六年三月二十一日

                           松山 淳より

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 ◆自問◆

 1)私は、何か考え方が偏(かたよ)ってないだろうか?

 2)私は、極端にある考え方に固執していないだろうか?

 3)私は、相手の立場にたって物事を考えているだろうか?

※今すぐ、目をとじて30秒だけ考えて下さい。今すぐ!席をたたないで!
 答えは、でなくていいのです。それについて、考えるだけでいいんです。
 目を開けたら、一番下までスクロールして、その言葉を読んで下さい!

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 ◆102℃ WORD◆

     「誇り」

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 ◆追伸◆
  
  東京での桜の開花は、観測史上、2番目の早さとのことです。
  桜をみることができるのはうれしいのですが、
  手放しで喜んでいいのか?考えなくてはならないようです。
  
  〜最後まで読んで下さいまして、本当にありがとうございました〜

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【ことば】「ほかの人間をマネジメントできるなどということは、証明されて
      いない。しかし、自らをマネジメントすることは常に可能である。」
                       
                        (ピーター・ドラッカー)



松山 淳 JUN MATSUYAMA松山淳顔写真

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダーシップ研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 >>>プロフィール

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