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『リーダーへ贈る108通の手紙』

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【108通目】短所は長所となり、長所は短所となる!

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『リーダーへ贈る108通の手紙』
 http://www.earthship-c.com

               03.12.18
              108通目
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リーダー様へ

拝啓 なせばなる 師走の時よ ありがとう  

  如何お過ごしでしょうか?  

  さて、いよいよ最後となりました。
  が『リーダーへ贈る108通の手紙2』もございますので、
  さらりと終わりたいと思います。
  
  あるお話を一つ。
  

  
  
  アメリカ人がフランスに出張して、水辺でのんびりと釣り糸を垂れて
  いるフランス人をみかけました。
  
   「こんなところで何をしているのさ」
    アメリカのビジネスマンは釣り人に尋ねました。
  
   「あんたこそ何してるのさ」

   「ぼくは仕事で忙しくて釣りどころじゃない」

   「何でそんなに忙しくするのかね」

    釣り人は、再び尋ねました。

   「もっとお金を貯めるためだよ」

   「お金をもうけて何するのさ」

   「もっといい家に住むのさ」

   「それで?」

   「次ぎはフロリダに別荘を買うよ」

   「それで?」

   「そうだなすてきなボートでも買うよ」

   「それからどうするのさ」

   アメリカ人はそこでしばし考え込んでから答えるには

   「やっぱり釣りでもするかな」

 
      『部下がついてくる人』(福原義春 日本経済新聞社)より
  
  
  この話、言わんとしていることはもうお分かりだと思います。
  今、“あなた様”が感じていることが、それです。

  そして、少しだけ追加をさせて頂きます。    
  それは、「質問」の大切さです。
  
  この話にあるように、ここに登場するアメリカ人は、自分の中にある
  一つの答えに、それまで気づいていない。最後のセリフが本当の「答」
  だと言いませんが、少なくとも、違う考え方が自分自身の中に潜在し
  ていることをわかっていなかった。
  それを引っぱりだす結果となったのは、「質問」をされたから。
  
  そして、質問された側は真摯に「答」を出していった。これも大切。
  「質問」をされても、その内容如何によって「答」たくないものが
  ある。自分のコンプレックスなどはそうです。

  この話しの中でも、賢い人ですと「フロリダで別荘を買うよ」あたり
  で、だいだい先が読めてくる。すると、その時点で「あ〜言いたい事
  はわかったよ!」と先まわりして、話をそらしてしまうケースがある。
  
  なぜなら、現在の自分を否定することになるから。
  「仕事で忙しくて何が悪いんだ!」これです。

  決してそれは、悪くないのではと思います。
  しかし、「何が悪いんだ!」と腹が立つのであれば、腹が立つ理由が
  あるのです。そこで、その感情をよく見つめてみる。すると、何が
  立ちあらわれてくるのか?そこにも、「質問」を発していく。
  
  何が言いたいかと言えば、質問と向き合う。自分と向きあう。
  ここに一つ真摯になって頂きたいということです。

  それで、「やっぱり今は仕事だ!」ということにもなる。
  わたくしは、そうです。独立して間もないですから、今は仕事です。
  しかし、その裏が必ずある。これを知っていなければならない。
  
  真実や正しいことを言う。これは、善のように思える。
  しかし、得てして正しいことを言われた相手は、傷付くことがある。
  これは、善とは言い難い。
  
  陰と陽。メリットとデメリット。混沌と秩序。
  常にそれは一体となっていて、融合している。
  そんな考え方を表わす図形が、古代中国思想を象徴するものとして
  あります。それが、

   ★太極図(双魚図)

  と呼ばれているものです。ちょっとメルマガでは表現できないので、
  御存知なければ、ヤフーなどで検索してみて下さい。
  すぐに出てきます。http://www.yahoo.co.jp/

  御覧になれたでしょうか?

  黒い部分と、白い部分、それが一つの円の中におさまっています。
  この図については、深入りしません。
  言いたいことは、相反する要素が一体となり、互いに作用していると
  いうことです。

  人の短所を考えてみます。
  気が弱い、とか話しをするのが下手である、などがあります。
  しかし、そういった点があるからこそ、人として謙虚でいられる。
  また、それを補おうと努力する習慣が身につく。
  そんなことが考えられます。
  能力に秀でた人は、逆に傲慢さが見受けられるかもしれません。
  向上心を欠いた人間になりやすいのかもしれません。

  短所は同時に長所をつくり出していることがある。  
  だから、気にはなるけれども、長所を伸ばす。
  そのために、短所と対峙はしてみる。すると、それが、長所につなが
  っていることがわかる。その後は、自分の長所を伸ばす。これに、
  意識を向ける。そんな流れです。  

  また、混沌と秩序。それらが入り交じった中間のところで、本質的に
  新しいものが生まれてくるという「カオス縁」。
  55通目(10/1)でお話しました。

  【バックナンバー】
  http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000112707

  これは、まさに混沌と秩序という反する要素があってこそのもの。
  良い例でございます。

  さてさて、何が言いたいかと申しますと、本メルマガで繰り返してき
  ました。

   ★バランス

  この大切さです。

  そして、それらは遥か昔より語られていた。
  それを、複雑系という最先端科学が突き詰めていった一つの結果とし
  て、結局は古代の思想に行き着いた。
  科学が進化し、それまでわからないと言われていたことは、結局は、
  表現は違うものの、すでに言われてきたことであった。
  そんなことがある。その大きな流れです。
  忘れていたものを思いだした。そんなことです。温故知新です。

  老子は『道徳経』(訳 加島祥造)の中でこんなことを言っています。  

  
   君のなかの白くて清いものを意識しつつ黒く汚れたものと供にいる
   そういう在り方こそ、この世の生き方の手本なんだよ」
  
  
  黒く汚れたものと言いますと、ちょっとぎょっとしますが、つまりは
  陰と陽、メリットとデメリット、混沌と秩序、その関係です。
  その関係の中で、ものごとは進化し、人も成長をとげていく。

  リーダーもまた、部下がいて、自分がいる。子がいて親となるがごと
  く、下につくものがいて、リーダーとなる。

  そこに自身を成長させていくステージがある。

  辛いこともあり、悲しいこともある。
  しかし、嬉しいことも。楽しいことも。

  その入り交じりの中で、努力を忘れず、歩みを止めない。
  現実の中で、日常の中で、「繰り返される毎日」と揶揄される日常の
  中、そこにこそ「カオスの縁」は潜んでいる。

  時に、人は、黒く汚れた方へ傾きが激しくなる時がある。
  その時に「師」の存在が大切になってくる。
  「師」からの問いかけが必要となってくる。
  もし、それが叶わなければ、やはり、

   ★自問自答

  これが大事になってくる。
  自分をみつめ、自分がどう思っているのか、どう感じているのか?
  考え方が傾いていないか?バランスを失っていないか?

  本メルマガにおいて、自問自答のコーナーを設定いたしましのも、
  そんな「バランス」をとるためが、大きな意義でございました。

  これで、しばらくの間、本メルマガは、お届けすることはなくなりま
  すが、日々、今の自分をみつめることを忘れてないで頂きたいと思い
  ます。
  どうぞ、自問自答を忘れないで下さい。

  〜〜〜 

  わたくしは、創刊号において
  
  バブル崩壊後、日本経済は元気を失い、日本人はどうした、元気がな
  い、アジアのリーダー失墜などなど、随分と揶揄されてきました。
  わたくしは、一人の日本人として、そのことがとても悔しい!
 
  と申しました。  
  そして、リーダーである“あなた様”へ「元気・勇気・やる気」」を
  お届けすることが、本メルマガの役目でした。

  もし、このメルマガで何か、参考になり、
  ほんの少しでも「元気・勇気・やる気」を得ることがありましたら、
  そのことを是非、他の人へお伝え下さい。

  小さな火種が、いずれ大きな炎となる。

  そう信じおります。ですので、どうぞ宜しく御願いします。     
 
  さらりと、終わるつもりが、ずうずうしい御願いになってしまいま
  した。
  
  〜〜〜
 
  さて、『リーダーへ贈る108通の手紙2』という形でいずれ復活す 
  ることをお約束してあります。
  まだ、時期については未定ですが、それまでの間は、【臨時便】とい
  う形で何かメッセージをお届けしていこうと考えております。
  復活の時期、わたくしの近況などもそちらでお知らせする予定です。
  このまま御登録頂いていましたら、それらがお手元に届くようになり
  ます。

  〜〜〜

  さてさて、終わりということで、やはり何とも感慨深いものがありま
  す。まずは、妻と子に感謝をしたいと思います。
  妻は、殆ど睡眠時間のないときなどは、よく食事に気を使ってくれま
  した。わが子は、楽しい幼稚園の話しをたくさん聞かせてくれました。
  深夜、一人で、コンピュータに向かい、行き詰まった時、その寝顔で
  どれだけ助けられたかわかりません。「ありがとう!」
  
  そして、“あなた様”に心よりの御礼を申し上げねばなりません。
  短い間でしたが、ここまでやってこれたのは、読者である“あなた様”
  の存在があったからです。これにつきます。

  伝える人がいるということ。そのことがどれだけ心の支えになったか
  わかりません。

  「本当にありがとうございました!」
  
  この108通が“あなた様”の記憶に残る、そんなメルマガであった
  なら、小生、嬉しい限りです。
 
  リーダーである“あなた様”のこれからのますますの御活躍
  心よりお祈りしています。
  わたくしも、微力ながら日本が元気になるよう頑張っていきたいと
  思います。

  本格的な冬がやってまいります。
  風邪など召されませんようお体御自愛下さい。

  そして、ちょっと早いですが、

    「どうぞ良いお年をお迎え下さい!」

    「では、しばらく、これにて失礼します。」
   

 

                               敬具

   平成十五年十二月十八日

                           松山 淳より

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世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダーシップ研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 >>>プロフィール

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