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『リーダーへ贈る108通の手紙』

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【105通目】バンダイ社長が復活をかけてした社員との「対話」!

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『リーダーへ贈る108通の手紙』
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               03.12.15
              105通目
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リーダー様へ

  拝啓 空みあげ 師走の空よ ありがたさ  

  如何お過ごしでしょうか?  

  昨日(11/14)、わたくしの近所(東京都目黒区)は、快晴でした。
  雲一つありませんでした。
  
  子供(四歳)に「こんなお空を快晴というんだぞ」と言いましたら
  「かいせい?なにそれ?」と笑顔で聞き流されました。まったく関心
  がないようでした。
  
  子供にとっては、空が青く、空気がすみ、なんだか気持がよい。
  その感覚そのものが大切。
  言葉は、大事。確かにそうですが、
  言葉では表現しきれない感覚がある。
  それもまた大事。
  
  父の質問にニコニコと、「それがどうしたの」と言わんばかりの顔を
  見て、河合隼雄氏の「子供はいつでも大人に宿題を出している」とい
  う言葉を思いだしました。
  
  その宿題の答えとしては、少々思考が浅いかもしれませんが、難しい
  ことを考えるのは、数秒でやめて、子供との時を楽しみ、見慣れた、
  いつもの道を歩きました。

  ん?「僕との時間を楽しんでよ!」かな?
 
  〜〜〜

  さて、『リーダーへ贈る108通の手紙』もいよいよ終わりの週とな
  りました。週末、時間をつくり、久しぶりに発行当初のものをまとめ
  て読みました。なんといっても誤字脱字の多さには、ただただ赤面す
  るばかりです。改めてお詫び申し上げます。
 
  そして、読み返しましたのも、残り4回をどうするかを考えるためで
  した。そこで、このメルマガは例え「おもしろくない」と言われても
  同じテーマを繰り返すという事を心掛けてきました。それを大事にし
  てきました。なぜならば、行動を変えていくのには、反復が大切だと
  思っているからです。
 
  そこで、その心掛けにのっとりまして、最後は、これまでの総括をし
  ていきたいと思います。かといって、100通以上のものをまとめき
  ることはできませんので、ポイントを絞り、残り4回、言葉を重ねて
  いきたいと思います。そして、先週金曜日(104通目)に書きました通り
  平常心で・・・。

  前段、長くなりました。早速、本論に入ります。

  〜〜〜

   ★対話

  本メルマガでは、このことを繰り返してきました。
  それが、如何に大切であるかをお伝えせんがためです。

  組織は生き物。経営とは生き物。よく聞く言葉です。
  その事をリーダーが語る時、そこには「思いのままにならない」とい
  いう深い意味が込められています。
  であるとすると、「対話」とは、その生き物を健康にするための
  “ごちそう”のようなものだと思います。ビタミン剤とか栄養剤とい
  う補助食品的レベルのものではない。かといって、豪華なお料理とい
  いうことでもない。それは、御飯でありみそ汁。食卓を飾る基本的な
  もの。
  “ごちそう”といった言葉を使ったのは、組織にとってそれは
  “ごちそう”だという意味です。つまり、組織は、これがあると喜ぶ、
  これが大好き、これで、元気になれる、そんな意味を込めてです。

  日経新聞(12/1付 朝刊)「経営を変える」というコーナーで登場した
  のは、バンダイの社長高須竹男氏でした。バンダイといいますと、
  「たまごっち」ブームで一世風靡しましたが、セガとの合併破談など
  その後経営不振に陥っていたのは周知です。
    
  その原因についてこう記してあります。

 

  従来の事業の枠を壊すという山科の方針は正しかったが、役員や社員
  への説明や対話が不十分だったことが大量の不良在庫を生んだと見る。  
    
 
  ※山科:バンダイ創業家出身二代目、前社長 
    
  そして、その後にこうあります。 

 
  「頑張ろう会」。少人数のグループで、週に一、二回は社員食堂や
  居酒屋で高須を交えて議論する会合だ。全社員を対象とした対話は
  三巡目。仕事上の悩みやアイディアに耳を傾け、社員に事業方針を
  語る。
    
 

  まさに、人と人が語り合う場。それを高須社長はつくり出した。
  そして、事業方針をそこで話す。社長(人間)が直接話す。
 
  事業方針計画書などといって回覧されてくるのではない。
  「どうせ経営陣や経営企画部の一部の人間でつくったもの」
  といった思いがみえみえの上司が、自分とはあまり関係がない、と
  いった口調で話しされるのでもない。
  「イントラネットに入ってるから、各自みておくように」といって
  終わってしまうものでもない。

  人が人に話す。真剣になって。

  この真剣さというもの。それが、どれだけ大事か!

  それは、叱るのがいいのか?褒めるのがいいのか?という悩みを全て
  解決してくれる。
  そのどちらにも、相手を思う真剣さがなければ、どちらも駄目だとい
  うことです。その逆も真なり。そこに、その真剣さがあれば、どちら
  でもいいということです。
  優しさか?厳しさか?
  そのどちらもです。そして、そのどちらも真剣にだということです。
  それは、伝わるのです。人には伝わる。間違いなく伝わる。
 
  そして、そこを部下はみている。その真剣さを!
  意識的にも、無意識的にも。そこを判断基準としているのです。
  
  真剣になる。すると腹が立ちます。だから叱ります。真剣に叱ります。
  それは、その真剣さも一緒に伝わるのです。
  いい加減に叱ります。すると、そのいい加減さも伝わるのです。
  そして、そのいい加減さに部下は腹をたてるのです。
  
  大きな声で部下を叱りつける人がいます。二人います。
  一人の人は、部下からの評判はいいが、もう一方の人は、あまり芳し
  くありません。
  その二人、叱る時は、「後で、人のいない所で」などはお構いなし。
  みんなの前で大きな声で叱る。しかし、差がでる。
  どちらも、真剣であるように見える。しかし、評価はわかれる。

  その差は何か?

  もう前述している通り、部下のことを、その個人を思ってこそ叱って
  いるのかどうかです。その人間の将来を、未来を考えて叱っているか
  です。
  部下からの評判が芳しくない人。その人は、自分のエゴのために叱っ
  ているのです。
  
  極端な例ですが、課長がいます。課長が部下を叱っています。そこに
  部長が席に戻ってきました。すると、やたらと声が大きくなり、叱り
  だします。
  もう、あまり書く必要もありませんが、それは、自己の存在意義の
  アピールをしています。
  叱りながら、意識は部長、上役に向いているのです。
  叱る相手に向かっていないのです。叱る相手のことを考えて叱ってな
  いのです。
  
  その瞬間に叱られている人は、見抜きます。一瞬にして見抜きます。
  目の微妙な動きを見逃しません。叱られている本人が下を向いていて
  も、フロアでそれを見ている人間が見逃しません。
 
  例え、下を向いていても分かるかもしれません。その口調や、一瞬の
  場の乱れで。叱られる側は、その瞬間、立場が弱くなっています。
 
  「立場の弱くなった人間は、感覚を研ぎすます」のです。
 
  それは、人間の能力です。
  前述、河合隼雄氏の本を数冊読みます。そこには、本当に親の言うこ
  ともよく聞いていた「いい子」が、なぜ突然、暴力をふるようになる
  のかについて書かれています。

  そこで、共通しているのは、子供は立場が弱いから、その代わりに
  感覚が鋭敏になっているだということです。
  その能力で大人がつくり出した“決まり”や社会の矛盾を、本人が意
  識的に把握できずに、見抜いているといいます。つまり、無意識で感
  じているのです。言葉にはできずにわかっているのです。

  それで、その矛盾を源とする嫌悪感や怒りをどうやって表現していい
  かわからず、親に突然暴力をふるい出したりすることがある。
  そんなことがよく書かれています。
  「どうして、あんないい子だったのに・・・!」と大人には分かりま
  せん。

  子供は大人にいつでも宿題を出している。

  それで・・・・

  と続けたところですが、毎度のことで、この先、少し長くなりそうで
  す。ここまで、書いて、これは、はたして「総括」なのかと首を傾げ
  たくなりますが、方針に従い同じテーマを繰り返すといった点は叶っ
  ていると思いますので、どうぞ御容赦下さい。
  明日、前段なしで、すぐに、つづきを始めます。  
  
  さて、12月も中盤に突入です。
  2003年を記憶の残る素晴らしい年とするため、本日も、どうぞ
  リーダーである“あなた様”の真剣さで、まわりの人々を勇気づけて
  あげて下さい。
  御活躍心よりお祈りしています。
 
  風邪が流行っているそうです。
  くれぐれもお体を御自愛されますよう御願い申し上げます。

  本日はこれにて失礼します。

                               敬具

   平成十五年十二月十四日

                           松山 淳より

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 ◆自問◆

 1)私は、部下と「対話」しているだろうか?

 2)私は、部下を思って話しているだろうか?

 3)私は、真剣さを忘れていないだろうか?

※今すぐ、目をとじて30秒だけ考えて下さい。今すぐ!席をたたないで!
 答えは、でなくていいのです。それについて、考えるだけでいいんです。
 目を開けたら、一番下までスクロールして、その言葉を読んで下さい!

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 ◆102℃ WORD◆
          
「人生が一度きりだということ、時に忘れます」

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 ◆追伸◆
  
   昨日(11/14)は本当にいい天気でした。
   我が子が風邪気味だったので、近所に買物へ出かけただけでした。
   ですが、空を見上げ、東京にも、こんな空があるのだと思い、
   深呼吸の数も、いつもより多くなっていたようです。

   〜最後まで読んで下さいまして、本当にありがとうございます〜

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 ですので、どんどん使って下さい!みんなで明るくがんばりましょう!

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【ことば】
「徳をもつとか人に好かれるということはきわめて平凡だが、人間として最も基本的なことではないだろうか。その平凡で基本的なことを忘れて、学問とか技術とか商売上手といった手段、方法ばかり追い求めているところに、現代の混沌とした世相が生まれているのだと思う。」        
                       
(本田宗一郎)
[『本田宗一郎「一日一話』(PHP研究所)より]

  
基本が大事。基本が大切。基本が重要。         
今日も一日是非ともがんばって下さい!!



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世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダーシップ研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 >>>プロフィール

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