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『リーダーへ贈る108通の手紙』

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【88通目】ユニクロ柳井正の言葉に学ぶ成功の怖さ!

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『リーダーへ贈る108通の手紙』
 http://www.earthship-c.com

              03.11.18
              88通目
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 リーダー様へ

 拝啓 桜の木 霜月の中 あるがまま
 
  如何お過ごしでしょうか?

  さて、本日も、昨日からの続きです。

   ★「ティッピング・ポイント」(Tipping Point) 

   「ある組織において、信念や内的なエネルギーの強い人の数が
    一定の臨界点を超えると、その瞬間、組織全体に新しい考え
    方が急速に広がり、きわめて短期間で抜本的な変化が起る」
    
     『ハーバードビジネスレビュー12月号』(ダイヤモンド社)
 

   ★「数が一定の臨界点を超える」
   ★「信念や内的なエネルギーの強い人」

  上記を読んで頂きますと、昨日より記憶が蘇ってくると思います。

  さて、その中で「数が一定の臨界点を超える」について、昨日、触れ
  ました。本日は、後者の「信念や内定なエネルギーの強い人」につい
  て話を進めたいと思います。

  ところが、忘れてはならないのは、今回の話は「お節介」が大きな
  テーマとしてあったことです。

  そこで、84通目(11/13)で「節介」について、その意味を深堀りし
  たことを思いだして頂きたいのですが、「節介」には

 
   節操を固く守って世俗に流れないこと。       (大辞林)
 

  こんな意味もありました。

  【バックナンバー】
  http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000112707

  これを確認し、さてさて進みます。
 
  〜〜〜
  
  会社もそこで働く人も、常に変化しつづけなければならない。
  変えてはいけない部分もあるけれども、
  変えていかなくてはいけない部分もある。
  それを怠ると組織が硬直化し、経営のバランスを失っていく。
  すると、やる気のない社員が急に増えたり、それが業績にあらわれて
  くる。それは、困るわけで、そうならないようにしなくてはいけない。

  だが、人間は基本的に安定志向であります。保守的ともいえます。
  極端な変化を良しとしません。なぜなら、過去を、そして今の自分
  (自社)を否定されたくないからです。
  変化するとは少なからず過去、そして今の状態を否定することなので
  す。そのことは、とても大変なことです。勇気がいります。
  なぜなら、そこには、必ず“反発”が待ち構えているからです。 
  現状否定の声を上げた人は否定されます。だから大変なのです。

  そして、それは保守的な人にとっては余計なお世話です。
  全くもって迷惑なことです。
  
  これを、我々は「お節介」といいます。

  〜〜〜

  会社が順調に業績を伸ばしている。非常に安定している。社内の雰囲
  気もいい。
  その時に、「成功の中に失敗がある!」「今こそ危機感を!」と叫ん
  だとき、大方の反応は鈍く、白い目で見られることでしょう。

 

  成功するということは、保守的になるということだ。今のままでいい
  と思うようになってしまう。成功したと思うこと、それがすなわち
  マンネリと保守化、形式化、慢心を生む源だ。商売にとってよいはず
  がない。商売というのは、現状があまりうまくいかないときに、
  「だったら、どうやればうまくいくのか」ということを徹底的に考え
  るということであり、成功したと思った時点でダメになるのだと思う。

 

  これは、ファーストリテイリング(ユニクロ)の柳井正会長が執筆し
  た『一勝九敗』(新潮社)という本の中にある一文です。
  ユニクロは、フリースで大成功をおさめ、デフレ不況下での成功組と
  して、その名を欲しいままにしました。が、その勢いにブレーキがか
  りました。その過程を振り返り、上記の様なことを述べているわけで
  す。体験した人が語る、まさに「金言」だと思います。

  同著の中では、その成功の時を
 
   成功に酔った「勘違い」
 

  とも言っています。

  ところが、
   
   「金言耳に逆らう」
   「忠言 〃   」

  という言葉がある通り、「勘違いしてるぞ!」と言ったら、それは、
  「お節介」だと取られることが多いのです。
  ただ、そうして嫌がられる方が普通なのです。それが、人間の心理な
  のです。心にずきんとくる、耳の痛いことは、真実であり、だからこ
  そ、皆がけむたがるのです。

  その時にリーダーは、その目を細めた顔を見返し、毅然として「正論」
  をぶつけなくてはいけない時があります。
  辛いかもしれません。疲れることかもしれません。
  そんな苦労したくないと思うかもしれません。
  ですが、それを求められるのがリーダーであり、人の上に立つ人間の
  役割なのです。
  
  これは、経営者が社員に向けて言うのでも、課長や部長が経営陣に向
  けて言うのでも一緒なのだと思います。リーダーの役割です。
  そこには、リーダーが下につくものを本当に思うからこそできる、
  だからこそ、そうするのだ、という惚れ惚れとする姿勢を見い出すこ
  とができます。

  すると、この姿を「エンゲージメント」

   積極的に関与すること、あるいは関心を寄せること。
  
  と呼ぶわけです。

  そして、冒頭戻りまして、

   ★「信念や内的なエネルギーの強い人」

  ということがリーダーには、必要だと思うわけです。
  ただ、この言葉を見た時に、「元気溌溂、弁がたち、何ものにもひる
  まない頑強なる人間」というイメージを持ちがちですが、わたくしは、
  そうは思いません。むしろ

   ★ねばり強さ
  
  そんなことの方が大事なのだと思います。
  ティッピング・ポイントを向かえるまでには、それなりに時間がかか
  るわけです。一夜にして社員の、部下の意識改革が成るなんてことは、
  まずないわけです。その途中では、反対があり、批判があり、白い目
  があり、その辛い時をくぐり抜けていかなければならないことの方が
  多いわけです。
  すると、そこに求められるのは「ねばり強さ」。これだと思うのです。

  そして、その「ねばり強さ」とは
 
節操を固く守って世俗に流れないこと。(大辞林)
  
  とつながってくるわけです。

  だから、「いい意味でのお節介」なのです。

  「流されない」

  もう少し言葉を足せば

  「流れながら流されない」
  
  そんなイメージです。

  〜〜〜

  論を進めてきますと、なかなかまとめきれません。
  もう少し余白が欲しく、また明日への続きとさせて頂きます。
      
  本日も“あなた様”がリーダーとして、ますます御活躍されますこと
  お祈り申し上げます。

  寝違えた首の完治まで後一歩!
  どうぞ!どうぞ!お体だけは大切になさって下さい(笑)

  本日はこれにて失礼します。

                               敬具

   平成十五年十一月十八日

                           松山 淳より

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 ◆自問◆

 1)私は、大方の意見に流されてないだろうか?

 2)私は、何かを言いそびれてないだろうか?

 3)私は、何を大切にしているだろうか?

※今すぐ、目をとじて30秒だけ考えて下さい。今すぐ!席をたたないで!
 答えは、でなくていいのです。それについて、考えるだけでいいんです。
 目を開けたら、一番下までスクロールして、その言葉を読んで下さい!

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 ◆102℃ WORD◆
          
 「休むも歩み」

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 ◆追伸◆
    
   本文を書き終えて、ふと気がつくと88通目でした。
   日本では、「八」とう数字をその末広がりな字の姿から
   縁起の良いものとしています。
   本日“あなた様”に良いことが起きますように!  
     
   〜最後まで読んで下さいまして、本当にありがとうございます〜

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 ですので、どんどん使って下さい!みんなで明るくがんばりましょう!

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【ことば】
「命令やマニュアルを墨守していると、やがて組織も硬直化する。
 は軍隊やあしき官僚組織とは違うのだ」   
   
 (柳井正)
 『一勝九敗』(新潮社)より
                    
「墨守」とは「昔からのしきたりや自説を固く守ること」です。
 今日も一日是非ともがんばって下さい!!


松山 淳 JUN MATSUYAMA松山淳顔写真

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダーシップ研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 >>>プロフィール

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