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『リーダーへ贈る108通の手紙』

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【85通目】社内の共通言語が、実は共通言語になっていない悲劇。

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『リーダーへ贈る108通の手紙』
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              03.11.14
              85通目
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 リーダー様へ

  拝啓 霜月の みかんの木見て 朝の空  
 
  如何お過ごしでしょうか?

  さて、本日、昨日からの続きでございます。 

 
   ほとんどの社員が「失敗」を恐れている。
   しかし、大半のリーダーが「失敗は成功の母」とうそぶく。
   いまマネジャーに求められているのは「エンゲージメント」、
   すなわち、部下のアイデアや行動を全面的に支援すると同時に、
   管理するのではなく、コラボレーションしながら、
   リスクへの恐れを払拭させるマネジメントなのだ。
        
 〈by Richard Farson/Ralph Keyes〉
『ハーバードビジネスレビュー』(ダイヤモンド社)

  
  こちらを再度して頂きまして、
  
   ★「いい意味でのお節介」

  という言葉を読んで頂きますと、記憶が蘇ってくるのではと思います。
  さて、昨日は、「節介」について、あれやこれやと述べました。
  ちょっと「言葉遊びなのでは?」という印象を持たれたのではないか
  と思います。が、あのような一つの言葉を噛みくだいて再確認すると
  いうのは、とても大切なことだ思っています。
  
  少し余談になります。余談なのですが、重要なことなのです。
  で、誠勝手ながら、予定を変更しまして、本日はそのことを主旨とし
  たいと思います。

  では、なぜそう思うのか?それは、わたくしの体験からきています。
  それが何かと言いますと、
   
   ★社内の共通言語が、実は共通言語になっていない。
  
  こういった事を度々経験してきたからです。
  
  特に、その業界特有の専門用語など。会議などで頻繁に出てくるもの。
  例えば、これは、私的体験で、ほんの一例ですが、
  「戦略」「コンセプト」「マーケティング」「ビジョン」「サービス」
  などという言葉。
  
  これらをメンバーが何気なく使う。ところが、それぞれみんなが違っ
  た意味で解釈して使っている。すると、会議で決まったことと、実行
  されてくる事に“ずれ”が生じる。あがってくる企画書などが、どう
  も意図したものではない。
  いわゆる「伝わってない」ということがおきる。
  それで、また会議をやる。
  それで、実行。また“ずれ”。それでまた会議・・・・・・
  
  その原因は、何だといったら、上の通りでして、
  共通言語が共通に理解されてなかったりするのです。
  同じ言葉をそれぞれが、ばらばらの意味で使っていたりするのです。

  簡単な例ですが、「マーケティング」。
  これをAさんは「市場調査」という狭義の意味で使っている。
  かと思うと、Bさんは「販売戦略」という意味で使っている。ところ
  がCさんは「販売戦略」の中に「広告宣伝」を含めて使っている。
  Bさんは含めないで使っている。

  そんな感じです。
  
  これは、現在、わたくしなどは、いつも気をつけているのですが、
  それは、個人レベルのものと、会社レベルでのものがあります。
  つまり、A社とB社で「マーケティング」といった時、それは、まる
  きり違うものを意味しているということです。

  例は、上記と一緒です。それと「重み」の違いもあります。
  A社で広告宣伝部の中にマーケティング課のようなものがあるとしま
  す。すると、それは「市場調査」を意味していることがあります。
  B社でマーケティング部の中に宣伝課があるとします。すると、その
  時は、販売戦略全体を立案する箇所で「マーケティング」イコール、
  「販売戦略(広告宣伝、チャネルなども含む)」となるのです。

  会社ごとで言葉の意味が根本的に違ってきます。

  余談の余談でした。
    
  〜〜〜 

  さてさて、そういった意味の取り違えによる、作業の遅滞が、以前の
  職場で実際に見受けられました。
  それで、ある日わたくしの直属の部長が、そうした曖昧に使っている
  言葉を全部定義して、書類にして皆に配ったということがありました。

  これは、また、「良い意味でのお節介」です。
  
  感謝しなければなりません。
  ただ、なんともいけないことは、それを受け取った側(部下)が、そ
  んな基本的な用語を「今さら・・・」という気持がどうしても先にた
  つ。そんな初歩的な用語に取組むことが、どうしても「恥」のように
  感じてしまう。

  「戦略って何だ?」なんて今さら話しできない。

  だから、「戦略」「戦略的に」などと言って、それっぽく聞こえてい
  るのだけれども、何だか単なる枕詞(まくらことば)のようになって
  いる。
  笑い話ですが、「戦略的戦略を戦略上繰り広げる」なんて言葉を聞き
  ますと、一見それっぽい、重みのある響きがあります。
  会議ですっと聞き流してしまいそうですが、冷静に考えると何の事だ
  かよくわかりません(笑)

  失礼しました。

  といったことがありますので、業務上普段なんとなく使っていて、何
  となく通用してしまっている言葉などを、一度、辞書を引いたり、専
  門用語辞典などを使い、皆でしっかりと、共通言語に仕立てていく。

  すると、会議で決まったことと、実行することの“ずれ”がなくなっ
  てきたりします。
  それは会議を効率的に進める一つの心得です。
  時間の無駄使いがなくなります。

  これはまた一つ、リーダーとして取組むべき、細かいことですが、
  意外と効果のある大切なことだったりします。

  「いつも戦略という言葉をみんな使っているけど、それを、
  俺(わたし)は、こういった意味、こんな定義で使っているんだけど
  みんなは、どう?」  

  そして、そうして問いを発していった効果は、単に、言葉の再確認だ
  けにとどまりません。
  
  仕事で使う言葉を定義するということは、同時に、その仕事の内容ま
  でを一度、洗い直しするという作業をするわけです。ですから、そこ
  に何らかの二次的的効果があることは、容易に想像できます。

  すると、「そんな事忙しくてできない!暇がない!」

  という言葉が聞こえてきそうですが、では、何が一体そんなに、みな
  を忙しくさせているのか?なぜ、時間にこんなに追われるのか?
  もっと、残業がなくならないようにできないのか?
  
  そういった事は、リーダーとして、高みから常に考え続けねばならな
  いことの一つだと思います。

  本日の話は、そんな改善思考のほんの小さな例でした。
  
  そんな事もメンバーで一度考えてみると、思わぬ宝物を手にするかも
  しれせん。
    
  本日も“あなた様”がリーダーとして、ますます御活躍されますこと
  お祈り申し上げます。

  首の痛みはまだ残ります。
  どうぞ!どうぞ!お体だけは大切になさって下さい(笑)

  本日はこれにて失礼します。

                               敬具

   平成十五年十一月十三日

                           松山 淳より

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 ◆自問◆

 1)私は、何となく使っている言葉がないだろうか?

 2)私は、部下との会話に“ずれ”がないだろうか?

 3)私は、仕事をしやすい環境作りに思いを巡らしているだろうか?

※今すぐ、目をとじて30秒だけ考えて下さい。今すぐ!席をたたないで!
 答えは、でなくていいのです。それについて、考えるだけでいいんです。
 目を開けたら、一番下までスクロールして、その言葉を読んで下さい!

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 ◆102℃ WORD◆
          
  「本気でやってみる」

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 ◆追伸◆
 
    近所に大きなみかんの木を発見しました。
    食べてみたいのですが、これは駄目です。
    他人の家の庭に生えているものだからです。       
    しかし、近所とは、名ばかりで、知らないことだらけです。
 
    どうぞ素敵な週末をお過ごし下さい!
     
   〜最後まで読んで下さいまして、本当にありがとうございます〜

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 ですので、どんどん使って下さい!みんなで明るくがんばりましょう!

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【ことば】
「大工のたしなみ、よくきるる道具を持、透透(ひまひま)にとぐ事肝要也」   
 (宮本武蔵)
               
 ビジネスでは言葉もまた大切な道具です。
 それをメンバー皆で“とぐ”のも、たまにはいいのでは。
 今日も一日是非ともがんばって下さい!!


松山 淳 JUN MATSUYAMA松山淳顔写真

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダーシップ研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 >>>プロフィール

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