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『リーダーへ贈る108通の手紙』

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【73通目】なぜ、賢い人が集まると愚かな組織ができるのか〜アルブレヒトの法則!

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『リーダーへ贈る108通の手紙』
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              03.10.28
              73通目
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 リーダー様へ  

  拝啓 紅い葉に よそ見で歩く 神無月  
 
  如何お過ごしでしょうか?
    
  さて、2通に渡りまして「小学生」という言葉が何度か出て来ました。
  すると、何やらその頃の友達のことを随分と思いだしました。
  もう、しばらく会ってません。今から十年ほど前に一度会ったきりで
  御無沙汰しています。
  
  そのひと昔前会った時、言われたセリフがあります。今でも忘れられ
  んく、とても鮮明に覚えています。
  今、思い起こしますと、それは、一つの教訓となるようです。
  その言葉を手がかりに、本日も論を進めていきたいと思います。

  それは、こんなものでした。

 

  「なんか!お前、すっかりサラリーマンみたいなだな!」
  

  これは、仕事帰りに皆で会い、スーツ着ていたのが、私だけだったと
  いうのもあります。ですが、どちらかと言いいますと、わたくしの口
  調であるとか、ものに対する考え方など、それらを会話を通して鋭敏
  に感じ取り、その結果、友人はそのセリフを放ったのだと理解してい
  ます。

  簡単に言ってしまうと「お前!染まったな!」という事です。
 
  では、それが、なぜそこまで記憶に残っているかと言いますと、
  それは、2点あります。
 
  一つは、当時、自分自身が「染まる」ことのないように強く心掛けて
  いた、意識していた、それにも関わらずそう言われたからです。
  それが、思いのほかショックだったからです。

  もう一点は、わたくしから見ると、友人たちが、小学生の頃からあま
  り変わってないように感じられたからです。それは、嬉しいことだっ
  たのですが、その時には、自分自身と比べるとそこに差があるように
  感じられ、それがまたショックでした。

   〜〜〜
  
  それに近いことは、中途入社の方々にも言われました。
  これは、5、6前のことです。かつて、わたくしが働いていた会社は
  即戦力を重視し、また組織に刺激を与えるという意味もあったと思い
  ますが、中途採用の方がかなり入社しました。
  その殆どは、年上の方、役職クラスの人間でした。転職をしてくると
  いうのは、ある意味「元気のある」方でもありますので、そういった方からよく、

   「なんだか!すっかり、凝り固まっちゃるね〜!」

  と言われました。
  自分は、そんな事は無いと反論しましたが、それでも、他の会社から
  やって来た方は、新鮮な目で人を見ることができますし、また、わた
  くしが、知らない会社の人をたくさん見てきて、それと比較して言っ
  ているわけですから全くは、否定できないものでした。
 
   〜〜〜

  さてさて、何が言いたいかと申しますと、

  ★組織風土に人が染まっていくという事は
   そこに抗うことのできないとても大きな力が存在する

  ということです。そして、それは、もう無意識レベルで深く体に染み
  こんでしまう、ということです。


     
 人の無意識の世界には言葉には表せない思いが映し出されている。
 それは、言葉にされることのない思いと「言葉にすべきでない」
 思いとから成り立っている。私はこの「言葉にすべきでない」を
 組織の皆が知っているが口に出して言えない、という意味で使っている。
 〜(中略)〜
 組織心理学では、「文化」の大部分はこの無意識レベルから生じており、
  意識の世界で解き明かせるのはごく一部だという考え方が主流となっている。

 
       
 これは、『なぜ、賢い人が集まると愚かな組織ができるのか』(ダイヤモンド社)からの引用です。
 著者は、カール・アルブレヒト氏です。世界をまたにかけて活躍するコンサルタントです。
  25年間の実務経験があります。組織の盛衰を内側から外側から見てきて人です。
  本のタイトルにあるような疑問を持たざろう得ない体験を繰り返し、繰り返し、してきた氏です。
  この本のコンセプトは

    ★聡明な人々が集まると、得てして愚かな組織ができあがる

  というもので、氏自身の名をとり、それを
   
    ★「アルブレヒトの法則」

   と名付けています。
    
   〜〜〜
 
  さて、そんな法則を解明していくにあたって、組織には、人間と同じ
  ように

    □「意識できる」 →顕在意識
    ■「意識できない」→無意識

  こういった図式が成立しており、この無意識の部分がやっかいなのだと言います。

  よく「社風」「企業文化」と言います。それぞれの会社には、それぞれの「風土」があります。
  それを言葉にする事はできるかもしれません。
  ホンダなら、ホンダなりの。ソニーならソニーなりの。
   “あなた様”の会社にも、それなりの風が吹いているかと思います。

  しかし、それがどういったわけで、どうして、そうなっているのかを
  言葉で説明するという言うのは、なかなか難しいものがあります。
  確かに、
  
  「創業者からの意志が引き継がれているから」
  「創業時のDNAが生きているから」
  「絶えざる意識改革プログラムを導入しているから」
  
  という答えは、正しいのですが、では、それでなぜそういった風土が
  根付くのか?どうしてそうなるの?とつきつめていくと、どこかで、
  「う〜んそれは、何となくそうなってるんだよ!」と答えに窮するか
  場面が出てくるかと思います。

  “あなた様”の会社(組織)のことで考えてみて頂けますでしょうか?
   どうして、そういった社風になっているのでしょうか?

  もし、「何となく」にぶつかりましたら、そこが組織における無意識
  の部分であるのだと思います。

  皆様が一人の人間として無意識に何かをしている事はたくさんありま
  す。時に、悪い事をしてしまった人からこういった言葉を聞きます。

  「いや〜勝手に手が動いてしまった。無意識だったんだよ!」

  つまり、こういったことが、組織全体に内包されている危険だという
  ことです。そして、この組織の無意識の部分から働きかけてくる力と
  いうものは、そこで働く人が意識できないのだけれども、確実に、何
  らかの強い影響力をもって、うごめいているものだという事です。

  エリート集団による、繰り返される不祥事は、何かを物語っています。
  そして、かつて、私が「染まったな」と指摘されたきたように、それ
  は抗うことができないものだと思うのです。

  〜〜〜
  
  さて、この先さらに続きます。毎度のことですが、ここでちょうど
  区切りが良く、続きは明日ということでお許し下さい。

 
    どうぞ組織の無意識に飲み込まれることなく、
    リーダとして益々の御活躍心よりお祈りしています。

    風邪など召されません様、お体御自愛下さい。
 
    本日は、これにて失礼します。

 

                               敬具

   平成十五年十月二十七日

                           松山 淳より

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 ◆自問◆

 1)私は、暗黙の了解に流されていないだろうか?

 2)私は、「それは、そんなもんだ」と言って逃げていないだろうか?

 3)私は、変革への姿勢を維持しているだろうか?

※今すぐ、目をとじて30秒だけ考えて下さい。今すぐ!席をたたないで!
 答えは、でなくていいのです。それについて、考えるだけでいいんです。
 目を開けたら、一番下までスクロールして、その言葉を読んで下さい!

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 ◆102℃ WORD◆
          
「今を懸命に!それが未来の自分へのプレゼント」

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 ◆追伸◆
 
   最近、我が子四歳に
   「やることやったの?ちゃんとやってから遊びなさい!」
   とつっこまれました。
   ちょうど、このメルマガの題材をどうしようと
   思案していたところでした。、
   私に良きリーダーができたようです(笑)
  
           
   〜最後まで読んで下さいまして、本当にありがとうございます〜

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【ことば】 「大切なのは誰が正しいかではなく、何が正しいかだ」
                         
(哲学者 トーマス・ハスクレー) 
             
組織では「誰が正しい」が通りやすいようです。
そうならぬよう           
今日も一日是非ともがんばって下さい!!


松山 淳 JUN MATSUYAMA松山淳顔写真

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダーシップ研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 >>>プロフィール

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