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『リーダーへ贈る108通の手紙』

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【72通目】セヴァン・カリス=スズキの世界への想い!

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『リーダーへ贈る108通の手紙』
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              03.10.27
              72通目
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 リーダー様へ  

  拝啓 桜咲き 歩みを止める 神無月  
 
  如何お過ごしでしょうか?
    
  いよいよ2003年10月も、最後の週となりました。
  溌溂とした気分を部下にふりまき、個を認め、チームの志気を高め、
  描いたビジョンへと勇猛邁進されていることと思います。 

  さて、先週金曜日は、司馬遼太郎氏が国語教科書のために書いた文を
  紹介しました。それが、以下のうちの前者であり、本日は、後者につい
  て御説明申し上げる約束でした。
  
  ◆一つは、小学生国語教科書のために書かれたもの。
  ◆もう一つは、小学生が書いたものです。
 
  お約束です。以下、それについて述べていきたいと思います。
 

私は子どもですが、
みんながこの大家族の一員であり、
ひとつの目標に向けて心をひとつにして
行動しなければならないことを知っています。
私は怒っています。
でも、自分を見失っていません。
私はこわい。
   
でも、自分の気持ちを世界中に伝えることを、私はおそれません。

 I'm only a child yet Iknow we are all in this together
 and should act as one single world toword single goal.
 In my anger I am not blind, and in my fear I'm not afraid
 to tell the world how feel.


  
  これは、『あなたが世界を変える日 12歳の少女が環境サミットで
  語った伝説のスピーチ』(学陽書房)という本の中に収められている
  ものの一部です。

  1992年6月11日。その奇跡は起りました。
  場所は、ブラジルのリオ・デ・ジャネイロ。地球環境サミットの場。
  たったの6分間。12歳少女のスピーチ。
  
  その様子について、「編訳者あとがき」(辻信一、中村隆市)にこうあ
  ります。


   それから、わずか6分のスピーチが世界を、たしかに、変えること
  になりました。リーダーたちは立ち上がってセヴァンを祝福します。
  涙を流しながらそれをぬぐおうともしない人たち。ロシアの前大統領
  ゴルバチョフが、後にアメリカの副大統領になるゴアがかけよって、
  サミットで一番ばらしいスピーチだったとほめたたえます。
   その場にいた人々の心をつかんだセヴァンのことばは、その後、
  活字となって、映像となって、世界中をかけめぐります。  

 
  1979年生まれの彼女は、当時12歳。
  名前をセヴァン・カリス=スズキ(SEVERN CULLIS-SUZUKI)と言います。
  カナダ在住で、日系4世です。
  彼女は、アマゾンへの旅がきっかけで、9歳の時に環境学習グループを
  立ち上げ、サミットの存在を知り、様々な人の支援を得てブラジルにた
  どりつきます。

  このスピーチは予定されていたものではなく、ユニセユ(国連児童基金)
  の代表が、リオの地球環境サミット議長に働きかけて実現したものだそ
  うです。
  そのスピーチは、リオ滞在予定の最終日。
  その原稿を書いた時の様子を彼女は、その本の中でこう語っています。


   世界のリーダーが集まる地球環境サミット政策会議の会場に向かっ
  て、ガタガタゆれるタクシーのなかで、半狂乱になってスピーチの
  原稿をなぐり書きしたことをいまでも覚えています。私と4人の仲間
  たちは、世界のリーダーたちに言いたいことのすべてを、なんとかひ
  とつのスピーチにまとめようと無我夢中でした。   
 
  
  〜〜〜

  さて、本日、申し上げたい事は、もうお分かりの通りです。
  「12歳の少女にできて、大人にできないことはない!」とか、
  「伝説のスピーチが世界を変える!」とか、そういった事ではなく

   ★「純度の高い思い」

  というものは、人を感動させ、何かを変えていく上で大きな力を持つ。
  そればかりでは駄目だけれども、それがあると無しでは結果に差がでる
  ものだ。

  そんな事が言いたいわけです。   

  12歳の少女だから、少女ならではの、純粋さがあったから、その故に
  多くの大人を感動させる事ができたのだ。
  そんな考え方は、確かにあるかと思います。そして、それは決して間違
  いではないかと思います。

  しかし、その事をもう少し考えてみる。

   「子供の純粋さは、どうして大人の心を動かすのか?」

  それは、大人が「純粋」さを失ってしまったから?
 
  ですが、大人の純粋な思いも、また、組織に火をつける。

   部下:「もっと、もっと会社を変えていきましょうよ!」
   上司:「そんなね、会社ってのは単純じゃないんだよ!」
   部下:「でも、これまで他事例研究しましたけど、できない事ないじ
       ゃないですか!あきらめるんですか!」
   上司:「そりゃ〜お前の気持ちも分からないではないけど、いろいろ
       あるんだよ、会社ってのは、一筋縄ではいかないよ!」
   部下:「ですが、いつも言うじゃないですか、新しい発想を求めよ!
       過去の成功体験に縛られるな!って。」
   上司:「確かに言ってるよ、でも、会社全体の風土を変えていくとか
       そういった事に取り組むのは、難しい問題なんだよ」
   部下:「では、難しい問題だから止めると言うんですか?」
   上司:「私は何もそんな事は言ってないだろ!(怒)」
   部下:「失礼しました。言葉すぎました。でもこうして、社内の人間
       で話しあって、その具体策もまとめてあります。
       どうか取締役会でも、常務会でもいいですから、そこで検討
       してもらえるよう働きかけて下さい・・・・」

  
  日本に数ある会社の中で、毎日、どこかではこんなやり取りが行われて
  いるのではないでしょうか?
  この会話を見て、苦々しい思いが込み上げてきますでしょうか?
  それとも、こういった部下がいないとやりがいがないもんだ!と思われ
  るでしょうか?
  もちろん、その逆もあります。
  上司が部下に意識改革を迫る。これは日常のことです。

  では、これが、改革を迫られている他社の事だとして考えてみて下さい。
 
  「一人位は、こういった者がいてもいいか!」と思いませんでしょうか?
  
  そしてさらに、もし、こういった人間が、社に誰一人いなかったらどう
  なるかを想像してみて下さい。

  如何でしょうか?・・・・

  私が思いますのは、会社の中、白か黒かと言ったら、どちらかと言えば、
  その中間のグレーゾーンから黒にかけての方が多く、綺麗事ばかりが
  必ずしも通用するものではないというのが正直なところです。

  ですが、これから日本は超高齢化社会とともに、もうすぐ人口減少の下
  り坂が始まります。
  日本の人口が減り始めるのです。若者がいなくなるのです。
  これは、戦後日本がかつて経験した事のないことで、単にデフレ不況下
  で改革を迫られるているのではなく、もっと大きな時代の条件というも
  のが転換を求めているわけです。
  だから、急がなければいけないというわけなのです。
    
  そういった変革期にありながらも、まだ、それほどまでに危機感が醸成
  されていない組織では、こういった人間は批判され、煙たがれ、あげく
  のはてには「馬鹿じゃないの!何あんな一人で熱くなってんだよ!」と
  石でも投げられるのかもしれません。

  ですが、変革とはそんな濁った水を浄化していくことであり、そこには
  それこそ透明な水、純度の高い水が必要となるわけです。
  誰かそんな人間がいないといけないわけです。
  
  だから、その時には、極端な言い方ですが、
 「子供のような純粋なる想い」が尊重されることが大切だと思うのです。

  もちろん、先の部下が口先だけで、行動がなく、具体策がないというの
  では困りますが、リーダー自らが、その役目を引き受けることができる
  なら、これほど頼もしい事はないわけです。

  しかし、そこは、苦しい道なのかもしれません。
  ですが、そんな道をすでに歩いているというメールを数通頂いておりま
  す。まだ、まだ、そいった方は、今の時代、多いかと思います。

  もし、近くの本屋さんに『あなたが世界を変える日 12歳の少女が環
  境サミットで語った伝説のスピーチ』が、ございましたら、その全文を
  御覧になってみて下さい。

  世界の要人が涙を流した言葉です。
  あの坂本龍一氏も涙したとのコメントを寄せています。

   ◆会社をよくしなくては!
   ◆風通しの良い組織を構築していこう!
   ◆これから自分が会社を変えていくんだ!

  そんな尊い思い。
  変革への道すがら、決して忘れてはならない、何かがそこにはつまって
  いると思いますし、少し、元気が出るかもしれません。

  どうぞ、“あなた様”の気持ちを会社に伝えることを忘れないで下さい。
  そして、会社を、組織を、そして、そこにいる人達をもっともっと良き
  方へ導いて下さい。

   それができるのが、リーダであります。
 
    御活躍心よりお祈りしています。

    風邪など召されません様、お体大切になさって下さい。
 
    本日は、これにて失礼します。

 

                               敬具

   平成十五年十月二十六日

                           松山 淳より

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 ◆自問◆

 1)私は、何かを“あきらめ”ていないないだろうか?

 2)私は、「それは理想論」と言って逃げていないだろうか?

 3)私は、自分を向上させているだろうか?

※今すぐ、目をとじて30秒だけ考えて下さい。今すぐ!席をたたないで!
 答えは、でなくていいのです。それについて、考えるだけでいいんです。
 目を開けたら、一番下までスクロールして、その言葉を読んで下さい!

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 ◆102℃ WORD◆

「それも何かの“縁”」

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 ◆追伸◆
 
   昨日(10/26)、公園に行きましたら、桜が咲いていました。
   「なんだこれは!」とびっくりしましたら、「十月桜」といって
   春と秋に年二回咲くそうです。
   知らない事を知るのは、やはり、ちょっと嬉しいものです。 
  
           
   〜最後まで読んで下さいまして、本当にありがとうございます〜

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【ことば】 
「あなたが今いだいている興味や関心や決意が、どのような未来へとつながっていくか、はかり知れません」
                         
(セヴァン・カリス=スズキ) 
             
今のその「気持ち」が未来を決めています。逃げずに!
今日も一日是非ともがんばって下さい!!


松山 淳 JUN MATSUYAMA松山淳顔写真

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダーシップ研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 >>>プロフィール

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