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『リーダーへ贈る108通の手紙』

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【69通目】土光敏夫に学ぶリーダーの姿!

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『リーダーへ贈る108通の手紙』
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              03.10.22
              69通目
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 リーダー様へ  

  拝啓 秋風に お鍋のけむり 神無月  
 
  如何お過ごしでしょうか?
  
  秋も中盤を越し、朝晩には寒さを感じるようになってきました。
  ソメイヨシンの葉が、黄色から赤くなるものも出てきて、本格的な紅葉シ
  ーズンの到来を思わせます。
  そして、これからの季節、なんといっても、わたくしは、鍋を想像してし
  まいます。
  それぞれは、全く違った味なのに、それが互いに味を出し合い、受け入れ
  一つの完成されたものになっていく。
  何やら、会社の組織を思わせますが、そんな多様性の結実をみられる所に
  もその醍醐味があるような気がします。
  などと言いながら、食べている時には、そんな事は考えていません。
  ただひたすら、食べているだけなのですが・・・

  さて、そんな鍋とも関連してくるのですが、少し冷えてくると思いだすの
  が、おでんの屋台です。

  ちょうど今頃になりますと、かつて働いていた会社の最寄駅におでんの
  屋台がでます。
  ビルとビルの谷間の裏通りで、薄暗くなんともいえない寂れた感じです。

  サラリーマン時代、まだ新人の頃。担当していた仕事が集中しますと、
  会社に3日3晩泊まり込むことなどが、決して珍しくなく、その期間は、
  よくて最終電車という状態でした。

  そこで、当時の上司が、慰労もかねてよくそこに連れていってくれたわ
  けです。
  で、最初のうちは仕事の事や会社についてなど話もしますが、その方は、
  もう少しつっこんで「人生とは」というテーマにまで話しが及びます。
  会社については繰り返しですが、そういった事ですと殆ど2度同じ話を聞
  いたことが無いくらいに話題が豊富な人でした。
  
  ですので、20歳そこそこで、そういった事を毛嫌いする年代でもありま
  したが、その場をとても楽しみにしていました。

  その理由を今考えてみますと、何かと不満も多い、会社という組織の中で
  一つの

   ★希望

  というものを、その人から感じることができたからかもしれません。
  
   ★「部下に希望を与える!」
  
  それは、言われるまでもなくリーダーのとしてのとても大切な役割です。
  
  「お前なら出世できる!」「必ず取締役になる!」「年収がこの歳になれ
  までここまで上がるぞ!」などという話しではなく、仕事というものから
  得られる喜びには、いろいろな形がある。失敗したって、そこから得られ
  るものだってある。仕事がうまくいったからって成功ではない。それを
  支えてくれた外部の人が、毎晩、毎晩、徹夜してくれたおかげだって事も
  ある。などなど・・・  

  そういった根っこの所の話しが多かったと記憶しています。
  それを御自身が20歳の頃に体験してきた事にひきつけて話してくれる。
  その体験がまたリアルでおもしろい。
  「俺の若い頃はな〜」という空虚な自慢話しではない。
  また楽観的過ぎる「若ければ何でもできる!」という話しでもない。
  かといって現実的すぎる、ドラスティックなものでもない。
  
   ★体温を感じる

  そんな形容がぴたっとくるものでした。
  なぜそう感じるのかといいますと、その話しの中には一人の人間の歴史と
  いうものが確かに存在していたからです。

  真冬などは、本当に足をブルブル震えさせながら、一杯やり、話しを聞く
  わけですが、その言葉の数々で、屋台で出される“じゃがいも”のように
  心はホクホクとしたものでした。
  時には、「たまんないな〜」などとも思いましたが、今考えれば、なんと
  も良い経験をさせてもらったとしみじみとその頃を思いだします。
  もう、10年以上前の話しです。

  さて、もう御察しの通り、だからといって屋台で一杯やるのが良いという
  話しではございません。
  職場において、人間と人間が一緒になって働くということは、どんな事な
  のか?
  そんな事を考えるにあたっての一つの材料でございます。

  さて、そんな材料をもう一つ。

 

  『社内報「石川島」は、二十六年一月四日、本社、初出社の日に全社員
   に配布した。その日早朝、私は正門前に立って、「おめでとう」と言
   いながら、出社してくる従業員に、「石川島」を手渡した。
    正月早々、社長の私が正門前に立っているものだから、従業員はか
   なりびっくりしたらしい。
    が、なかに、びっくりしただけではなく、モジモジしている者もい
   る。(中略)そのオーバーの合い間に、一升ビンがのぞいているのである。
   正月のこととて、職場でお祝い酒をやろうと、一升ビンを持参して来
   たが、社長が門の前に立っているので、あわててオーバーの下に隠し
   たのであろう。
    私は苦笑いしながら、見て見ぬふりをしていた。」

 
     
  文中、二十六年とは、昭和です。御年配の方ですと、おわかりになるか
  と思うのですが、この社長は、「行革」の鬼「めざしの土光」さんこと
  土光敏夫氏のことです。

  上は、『私の履歴書 土光敏夫』(日本経済新聞社)にあった一文です。
  石川島とは、現在の石川島播磨重工業(IHI)の前身、石川島重工業
  のことです。
  氏は、この前年に社長に就任。会社、この時、1億円の赤字を出し、経営
  の危機を向かえていた。
  就任後、すぐに社内報の発行を思い付き、約1ヶ月の準備期間でそれを作
  り上げたそうです。

  そして、正月、門に立つ。

  さて、さて、その行動に何をお感じになりますでしょうか?

  〜〜〜

  といった所で、毎度のことで恐縮ですが、この先長くなります。本日は、
  ちょうどここできりがいいので、終わりとします。
  明日、以上、二つの話しについて私見を述べさせて頂きたいと思います。

  どうぞ宜しく御願いします。

  最後になりましたが、“あなた様”らしいリーダシップのもと、
  益々の御活躍心よりお祈りしています。

  どうぞお体だけは、くれぐれも大切になさって下さい。

  本日は、これにて失礼します。

 

                               敬具

   平成十五年十月二十一日

                           松山 淳より

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 ◆自問◆

 1)私は、人との縁をどう考えているだろうか?

 2)私は、人として行動しているだろうか?

 3)私は、部下の良さを心から認めているだろうか?

※今すぐ、目をとじて30秒だけ考えて下さい。今すぐ!席をたたないで!
 答えは、でなくていいのです。それについて、考えるだけでいいんです。
 目を開けたら、一番下までスクロールして、その言葉を読んで下さい!

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 ◆102℃ WORD◆

 「本当に真剣になっているだろうか?」

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 ◆追伸◆
 
   山が燃える季節がやってきました。
   できれば京都に行きたいのですが、毎年、その夢はかなってません。
   でも、どこか山には行こうと思っています。
   本当に燃えるようですから、びっくりです。
   日本の四季に感謝です!    
           
   〜最後まで読んで下さいまして、本当にありがとうございます〜

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 ですので、どんどん使って下さい!みんなで明るくがんばりましょう!

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【ことば】 
「社員の間に仲間意識を育て、良い人間関係を保つために私は、ほとんど毎晩のように若い社員たちと食事をし夜おそくまで話し込んだものだった。」
                         
(ソニー創業者:盛田昭夫) 
『MADE IN JAPAN わが体験的国際戦略』(朝日新聞社)より
  
  
 人間関係を保つためにそのやり方はいろいろです!
 今日も一日是非ともがんばって下さい!!

 


松山 淳 JUN MATSUYAMA松山淳顔写真

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダーシップ研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 >>>プロフィール

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