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【65通目】創造性は子どもの心から!〜司馬遼太郎の言葉

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『リーダーへ贈る108通の手紙』
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              03.10.16
              65通目
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 リーダー様へ  

 拝啓 神無月 花梨を見上げ 深呼吸
 
  如何お過ごしでしょうか?  

  さて、昨日は、妻が風邪をひきまして、幼稚園まで我が子を連れてい
 きました。園内に入りますと、すぐに子供同士戯れ、遊び出しました。
  そのスピードと集中力といったら、もう、わたくしも見習いたいほど
  です。

  「子供は遊ぶのが仕事」

  そういった意味で、一流の仕事人達が園内にはあふれかえっていまし
  た。あっという間に、父は用いらずで、さっさと退散しました。
  
  なんだか正直うらやましいような気持ちが心の隅に住みついて、それ
  は、なかなか引越しをしてくれませんでしたが、帰り道、新入社員研
  修の時の話しを急に思いだしました。
  その話しをしてくれた方は、他部署の部長だったのですが、部の垣根
  の越えて、本当に色々と教わり、感謝の言葉をどれだけ費やしても足
  りないほどです。

  さて、何を言ったかといいますと、何も珍しくはなく

  「大人が遊ぶのも仕事」

  です。もう、言うまでもないことで、仕事と遊び、オンタイムとオフ
  タイム、それらは相互にエネルギーを交換しあい良い影響を与えあっ
  ているということです。
  
  仕事でのヒントは、遊びの中に隠れている。
  遊びがイキイキとしてくるのは、また、仕事があってのこと。
  
  など、言い方はいろいろとありますが、双方を大事にすることによっ
  て思わぬ発想が生まれる、創造力が高まる。そんな至極当然の話です。

  その部長が、新人時代、仕事ばかりの毎日になってしまったことがあ
  ったそうです。その時、当時の上司が「最近、映画で見てるか」と聞
  かれて、「仕事が忙しくて、そんなのいけませんよ」と答えたところ、
  烈火のごとく叱られたそうです。
  その後30年近く「遊ぶのも仕事」を実践するのは、なかなか難しい
  こともあったそうですが、できる限り、そのことを意識した結果、確
  かに良いことがたくさんあったということでした。
  良いことというのは、発想力や創造力がやはり高まった、または、仕
  事で行きづまった時、遊びの中から思わぬヒントが見つかり、それが
  突破口となったということです。  

 

  「人間は大人になっても、一人ずつ子どもをもっていて、恋をする
  ときや作曲、絵画---小説もしばしばそうですが、ときに学問も---
  その子どもがうけもっています。おくやみにゆくときには自分の中
  の大人がふるまうのですが、創造的なしごとは子どもの役割ですね。
  ただトシをとると、自分の中の子どもが干からびてきて、いい景色
  をみても小躍りするような気分が乏しくなります。」  
  

  
  これは、司馬遼太郎氏の言葉です。
  『対談集 日本人への遺言』(朝日新聞社)の中にあったものですが、
  もとは、1996年の『週刊朝日』に掲載されたものです。
  
  さて、対談集ですので、相手がいるわけですが、その相手は、なんと
  宮崎駿氏なのです。もう何も説明はいらないと思います。映画
  『千と千尋の神隠し』が今年3月、長篇アニメ部門でアカデミー賞を
  獲得しました。『風の谷のナウシカ』『となりのトトロ』
  『もののけ姫』などを世に送りだし、絶大なる人気を誇る方です。

  さて、司馬氏はこの言葉をもって宮崎氏のその想像力を褒め讃えてい
  るわけですが、宮崎監督は、それに賛同するコメントを特に出してい
  ません。否定もせずなのですが。
  それは、宮崎氏の謙虚さと、自分のこと、または、作品をあまり仰々
  しくとらえてほしくないという思いが底流にあるからだと、わたくし
  は考えます。
  つまり、それより、もっと大切なものが他にあると氏は考えているの
  ではないかということです。

  『もののけ姫』が大ヒットした直後、何かの新聞に宮崎氏のコメント
  として「映画館に家族でいってくれるのはいいんだけど、本当はそれ
  よりも海や山にいって自然を堪能してくれた方が僕としては嬉しい」
  といった内容のものがあったのを記憶しています。

  それを考えますと、宮崎氏が自分のことに関して褒められると、どう
  も答えをはぐらかしているような所が納得できます。

  話しが少しそれてしまいました。テーマは、発想力や創造力です。
 
  さて、宮崎氏率いるスタジオジブリの作品を御覧になって頂き、この
  本を読みますと、どうしてそこまで謙虚になれるのか不思議になると
  思うのですが、わたくしが、いつも驚きます、監督の創造力は、子ど
  もの心理描写です。氏の作品には多くの子どもが出てきます。
  
  それを大人が考えているという点が何とも驚くのです。
  もちろん、制作には宮崎氏以外にも多くの人、若手が関わるわけです
  が、それでも、大人なわけです。仕事としてやっているわけです。

  大人に子どもの心を描ききれるのか?
  
  そう考えてきますと、司馬氏は、その言葉を通して、単に「宮崎さん
  って凄いですね!」と言っているわけではなく、しっかりと、監督に
  合わせた言葉を発しているわけです。
  科学者や経済学者と対談し、その発想力の凄さにふれるのであれば、
  また違った角度から話しをするんだと思います。

  すると、そこに、また司馬氏の凄さを感じます。
  
  そして、二人の発想力や創造力は、わたくしのような凡人からみまし
  たら、もう雲の上の人なわけで、その対談を通して感じることは、
  やっぱり

   ★想像力

  というものが、発想力や創造力には欠かせないものだということです。
  
  宮崎氏の子どもの心理描写、資料を読みといて時代小説に仕立ててい
  く司馬氏。それは、もう想像力以外の何ものでもありません。  
   
  と、もちろん、それだけではありませんが、それなくしては、二人の
  偉業はなし得なかったというのは一つの正解だと思います。

  なんとかその才能の“ひとかけら”でも!と思いますが、そうは問屋
  がおろしませんので、自分なりにできる事を地道にやっていくしかあ
  りません。

  さて、そんなできることとは?
  
  それは、やはり“遊び”と関係してくるわけです。

  〜〜〜
  
  さて、この先また長くなります。恐縮ながら本日はここで終わりとし、
  明日へのつづきとさせて頂きたいと思います。

  論の途中ですが、その中からも何かを感じとって頂けますと
  小生、嬉しい限りです。
   
  司馬氏が言う“干からびない”ために“遊ぶ”ということ・・・
    
  
  本日は、これにて失礼します。

                               敬具

   平成十五年十月十五日

                           松山 淳より

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 ◆自問◆

 1)私は、新鮮な心を失っていないだろうか?

 2)私は、子ども心を忘れてないだろうか?

 3)私は、仕事を楽しんでいるだろうか?

※今すぐ、目をとじて30秒だけ考えて下さい。今すぐ!席をたたないで!
 答えは、でなくていいのです。それについて、考えるだけでいいんです。
 目を開けたら、一番下までスクロールして、その言葉を読んで下さい!

=========================

 ◆102℃ WORD◆

       「もっと大切なことがありませんか?」

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 ◆追伸◆
 
   本日の本を読みますと、司馬遼太郎氏が宮崎監督の作品をかなり
   好きなことがわかります。
   どうも『となりのトトロ』がお気に入りのようです。
   もう頭が下がるばかりです。 
   この対談の時、監督は「もののけ姫」の制作にとりかかったところ
   で、そんな話しもでてきます。
             
   〜最後まで読んで下さいまして、本当にありがとうございます〜

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【ことば】 
「たいていちゃんと仕事をしている人は、皆、子どもの心を持っています。」
                         
 (司馬遼太郎『対談集 日本人への遺言』より) 
        
 わたくしにとっては耳の痛い話ですが、
 言われてみれば確かにそうかもしれません。
 今日も一日ぜひともがんばって下さい!!!

 


松山 淳 JUN MATSUYAMA松山淳顔写真

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダーシップ研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 >>>プロフィール

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