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『リーダーへ贈る108通の手紙』

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【60通目】当事者意識の強さが組織を変える!

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『リーダーへ贈る108通の手紙』
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              03.10.08
              60通目
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 リーダー様へ  

 拝啓 金木犀 香りほのかに 神無月
 
  如何お過ごしでしょうか?
  
  さて、本日も昨日(10/7)からの続きでございます。
    
  日産とアサヒビールの復活劇について少し触れました。
  そこで、樋口氏は元住友銀行。ゴーン氏はルノー。外から来た人間で
  あったという共通点をお話しました。

  そして、この改革成功を“しがらみ”がなかったからという見方を
  もう一歩踏み込んで考えてみる。すると、わたくし達が忘れがちな
  “当事者意識”の大切さを教えてくれる一つの教訓になるのではない
  かと申しました。

  当たり前の事かもしれませんが、敢えて述べさせて頂きます。

  〜〜〜
   
  樋口氏もゴーン氏も外部からの人間。その人間がいろいろな批判をく
  ぐり抜け復活を成し遂げた。
  非常に残念ながら、それまでは変わることができなかった。

  この事実をよく考えてみると、生え抜きの人間よりも、外から来た人
  間の方が、その会社対しての思い入れが強かったということが言えま
  せんでしょうか?
  そこに、何やら、矛盾みたいなものを感じませんでしょうか?

  長年、同じ会社にいると、当事者意識が欠落していく。そんなことは、できれば、言わせたくないものです。

  あくまで、過去の一事実として考えてみます。
 
  社への思い入れ、「この会社をなとかしないと!」という情熱、
  やる気、本気の度合い、それが、それまで長い間、その社をリードし
  てきた人間達よりも特に強く、熱かった。

   ★他の誰よりも“当事者意識”を持っていた。
  
  それが、二人に共通する点ではないでしょうか?

  現に、銀行から、他の企業からトップを迎えいれているところは、
  多いはずです。その人達は外部からの人間です。“しがらみ”はないはずです。 
 
  しかし、必ずしもそれでうまくいくとは限らない。 

  そんなことを考えてみますと、樋口氏とゴーン氏の成功には、
  “しがらみ”という言葉よりも、もっと、人間としての大切なものが
  あったのだと思うのです。
    

  
  〜論を展開します〜
  
  
  トップが、どれだけ優秀であっても、あれだけ短期間に会社が
  変わることはないのではないかと思っています。

  それは、どういったことかと言いますと、
  トップの“志”や“ビジョン”に応えた、日産、アサヒビールの
  社員の方々が、やはり素晴らしかったのではないかということです。

  そして、数々のコストダウンに応え、実現していった、仕入れ会社の人達。
  大変な苦労をされ、それに協力し、応えていった。その事実。

  下請と言われる小さな会社の人達がどれだけ苦労したのか!

  そして、改革を成し遂げんと、涙を飲んで契約を打ち切っていった
  日産、アサヒビールの社員の方は、よほど胃の痛むことであったでし
  ょうし、夜も眠れない日もあったのではないでしょうか?

  それは、それまで下請も含め、双方とも「経営が怠慢だったから」と
  いう一言では片付けられない人間のドラマがそこにはあるわけです。
  極端な言い方をすれば、家族が路頭に迷うということが現実問題としてあるわけです。 

  ですから、わたくしは、会社を変えていこうとするときに、
   簡単な近道というものは、ないのではないかと思うのです。

  ですが、そんな情に流されるようなことばかり考えていたら、思いき
  ったことができないという意見もございます。それは、ものの考え方
  ですので、それも一つの意見として正しいと思っています。

  そして、これもまたそんな一つの考え方としてお聞き下さればと思う
  のですが、そこまで“人”のことを考える。
  だからこそ、一刻も、1秒でも早く、何もかも先送りにせず、会社を
  変えていき、社員が、取引関係の方々が活気あふれるものにしていき
  たいんだと願う。
  
  本当の意味で“真剣”になれる。
  
  以前にもお話しましたが、“真剣”という文字は、竹刀や木刀ではあ
  りません。それを使って戦う時、生きるか死ぬかの戦いになる。
  そういったほどのことです。それほどの“真剣”さです。

  人を思い。その人の人生までをも思う。
 
  だからこそ、だからこそ、“真剣”になれるんだ。
  
  そんな考えもできませんでしょうか?
  
  すると、それが、

   ★他の誰よりも“当事者意識”を持つ

  ということに繋がるのではないでしょうか?
 
  そんな意識を樋口氏もゴーン氏ももっていたのではないでしょうか?

  ゴーン氏は、コストカッターと呼ばれ、マスコミから当初かなりたた
  かれました。ポーカーフェイスで冷たい人間のような書かれ方を随分とされました。
  そのことについて 『経営の極意』(著者:田原総一朗幻冬社)の中
  でこんな風に述べています。

 
   「その批判は間違いではありません。経営者とは自分の感情は抑
    えるべきだと、私は考えているからです。私だってハッピーな
    気分になったり、哀しくなったりもしますよ。しかし、私の
    仕事はいつも会社を客観的に見て動かしていくことです。
    そのためには、感情はあるが、それを外に出さないことが必要なのです。」
 
  
  ゴーン氏がリバイバルプランを始めた頃を思いますと、こんな発言が
  本で発表されるとは思いもしませんでしたが、なんとも人間くさい、
  人を感じる言葉です。しかし、そこに日産を復活させるんだという
  決意の強さをわたくしは感じます。批判されようが、なんとかカッタ
  ーと呼ばれようと、「自分がやるんだ!」という心の強さです。
 
  また、人を大切にするというゴーン氏の姿勢は、改革を行っていく上
  で社内の人間とのコミュニケーションを非常に重視したことにあらわ
  れているかと思います。

  樋口氏は、御存知の通り、その手腕をかわれ、小淵総理のもとで
  経済戦略会議議長として活躍しました。
  「日本をなんとかせねば」かつて討論番組などで、大きな声で、熱く
  語っていた氏の口調を思いだしますと、そこに、生半可ではない
  “当事者意識”を感じたものです。

  ある本で読んだのですが、司馬遼太郎さんは、夜中に突然起きだして
  「このままでは日本が駄目になる、大変だ!大変だ!」とブツブツい
  いながら、家の中を歩き回っていたそうです。それは奥様の話しとし
  てのっていました。

  何をそこに感じますでしょうか?

  リーダーである“あなた様”であれば、もうこれ以上、言葉を費やす
  ことは失礼かと思います。

  樋口氏、ゴーン氏が成し遂げた事は、何も宇宙人がしたことではありません。
  わたくし達と同じ、人間であり、その改革をともに成し遂げた社員の方々もまた人間です。
  
  そして、その多くが日本人です。

  もし、会社を変えなければと思っていることがあれば、日産、アサヒ
  ビールの復活劇、この事実を極端に、大袈裟にとらえるのではなく、
  むしろ、

  「同じ人間がしたことなんだから、うちにできないはずはない」

  くらいの意気込みで、

  「必ずできる!」

  と、その事を信じ是非とも勇猛邁進して下さい。    

  同じ空の下、成功をお祈りしております。    
  
       
   朝晩かなり冷えるようになってきました。
   風邪など召されませんようお体くれぐれもご自愛下さい。     
    
   本日は、これにて失礼します。

                               敬具

   平成十五年十月七日

                           松山 淳より

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 ◆自問◆

 1)私は、「自分がやるんだ!」と意識しているだろうか?

 2)私は、“できない理由”ばかり探していないだろうか?

 3)私は、成功を信じているだろうか?

※今すぐ、目をとじて30秒だけ考えて下さい。今すぐ!席をたたないで!
 答えは、でなくていいのです。それについて、考えるだけでいいんです。
 目を開けたら、一番下までスクロールして、その言葉を読んで下さい!

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 ◆102℃ WORD◆

 「自分の人生。他人の人生。どちらも人生。」

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 ◆追伸◆
 
  本日は、流れをかんがみて「今日は○○の日です」を中止しました。
  固定されることなく柔軟に、そして変化していきたいと思っております。
  恐縮です。
  さて、東京は昨日(10/7)11月上旬の寒さでした。
あわててセーターを引っ張り出しました。
  少し寒気がしますが、“しょうが汁”でも飲んでがんばります。  
              
   〜最後まで読んで下さいまして、本当にありがとうございます〜

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【ことば】 「会社をどう変えるか決定するにあたって、聖域はない」
                         
 (ジャック・ウェルチ) 
        
 聖域に踏み込んだとき、そこは宝の山なのかもしれません。
 今日も一日ぜひともがんばって下さい!!!


松山 淳 JUN MATSUYAMA松山淳顔写真

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダーシップ研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 >>>プロフィール

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