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『リーダーへ贈る108通の手紙』

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【52通目】仕事の報酬とは何か?!

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『リーダーへ贈る108通の手紙』
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              03.09.26
              52通目
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 リーダー様へ  

 拝啓  ゆくりなく 小さき手に会う 長月の道   
 
 如何お過ごしでしょうか?

 ゆるぎない信念と情熱をたずさえ、道なき道を切り開かんと、仲間と
 ともに手をとり力を合わせ、勇猛邁進していることと思います。
   
 さて、昨日(9/24)手紙をポストに投函しようと歩いていましたら、
 車道をはんだ向こうの歩道をベビーカーをおし母親が歩いてきます。
 乗っているのは、1歳前後の赤ちゃんです。5mくらいは、離れてい
 るのですが、わたくしを見ています。よくわかります。すれ違う時、
 その赤ちゃんは、身をのり出しました。そうして、わたくしを見てい
 るのです。そんなおかしな顔してるかな?と手を振ると、その赤ちゃ
 んも小さな手を振ってくれました。その時には、もう、15mは離れ
 ていたので、ニコニコと笑ったかどうかはちょっとわかりませんでし
 たが、確かに手をふっていました。

  「へー!」と感嘆し、何やらこころがじわりと温かくなっているのを
  感じました。仕事もたまっているので、少し、急いで歩いていたので
  すが、スピードを落とし、いつもの散歩道をまわって寄り道して帰り
  ました。

  おかげで、すっきりと、やる気がみなぎり、仕事の能率もあがった次
  第です。

  と、よくよく考えてみたら

  「なんだ、俺は、見知らぬ赤ちゃんにモチベーションを
   上げてもらったのか!?」

  と、独り、机に向かい吹き出してしまいました。
  

  さてさて、わたくしのこの体験、モチベーションに関する本などを繰
  りますと、たびたび目にします。わたくしなりの言い方ですが、

   ★感性の報酬

  というものです。その対となるのが、

  「給料」「賞与」「諸手当」「役職」「地位」などの

   ★実質の報酬

  です。
  
  「感性の報酬」で言わんとしていることは、冒頭の事例がございます
  のでリーダーである“あなた様”であれば、もう、だいたいおわかり
  かと思います。
 
  的を絞って言うならば、それは、リーダーの
  “励ましの言葉”“感謝の言葉”などです。

  「がんばれ!」
  「よくやってくれたな!」
  「お前のおかけだよ!」
  「ありがとう!」
  「またたのむぞ!」
  
  金銭的なものばかりが報酬ではなく、これも部下が受け取る報酬の一
  つです。“褒め言葉”でもいいです。いやいや肩をトンっ!とたたい
  て、目を見て無言で、顔の表情でがんばれを伝える。そんなスタイル
  をとられている方もいます。何も言葉だけではない。
  わたくしのかつての上司は、そんな人でした。

  そんな心への報酬というものが人間には確かに存在します。

  さて、一つ、本当であれば非常に興味深い話しを一つ

  『ほめ上手のリーダーになれ』(SHOEISHA)という本から引用です。
  著者は、ジェームズ・クーゼスとバリー・ポズナーの二人です。     
  


 「私たちは本書の執筆にあたって独自の調査を行い、職場における金銭以外の報酬で、最も重要なものは何かと尋ねた。最も多かった答えは「ありがとうの一言」だった。
  ジェラルド・H・グラハムは、従業員が金銭以外の最大の動機づけ要因として挙げたのはリーダーからの賞賛の言葉だったと報告している。
  ハーバード・ビジネス・スクールのロザベス・モス・カンター教授は、 革新的な企業では、革新的でない企業に比べはるかに多くの「ありがとう」が交わされていると報告している。」 


 

  この事実のいわんとしていることは、部下は「ありがとう」の言葉をほし
  がっているということもありますが、それは、表層的なことだとわたくしは、考えております。 

  つまり、言葉ということにとらわれるのではなく、褒めるとか励ますと
  か、そういった概念定義でもなく、もっと大切なことは、

   リーダが、部下のしたことに報いているのか?
 
  ということです。
 
  「報酬」という字をよくみます。「報」という字はよく見ます。
  「むくいる」と読むのもわかります。
   では、「酬」は何かというと、これも「むくいる」と読むのです。
    
  「報酬」とは、「むくいる、むくいる」と繰り返し、強調なのです。
 
  「酬」とは、「酉(さけ)」と「州」がくみあわさっています。
  「酉」とは「お酒」のことで「州」とは「ひとめぐりする」という意
  味です。つまり、お客様がきたときに、お酒をもって一通りぐるりと
  めぐり、全員に対してお酒をすすめること。それが、わざわざ来てい
  ただいたことに「むくいる」ということだったのです。
  それが「おもてなし」のこころだったわけです。

  それで、むくいるは、「酬」となったのです。

  少し、コンセプト・ワードを作る作業のようになってきました。
  せっかくですので、少し遊び心で、進みまして

  「報」とは、「報告」と使われるように、「しらせる」という意味
  もあります。実際に「報(しら)せる」とも書きます。

  であれば、

    ★酬(むく)いている事をしっかりと報(しら)せる

  とも言えます。

  すると、なるほど「ありがとう」と部下になげかける言葉は、確かに一つ
  の「報酬」なのです。「心で感じる」「心で受け取る」報酬です。
  ですので、「感性の報酬」と名付けてみました。

  リーダーからみた時、会社側からみたとき「報酬」というと何やら
  「与えている」という雰囲気があります。
  「報酬」とは、「労働の対価なり」などと言いますと何だか寒々しい感じがします。
   
  「働いてくれたことへの報い」
  それは、金銭的なものばかりでないんだということをしっかりと胸に
  刻んでいただけますと嬉しい限りです。

  いやいや、そんなこましゃくれたことを考えなくても、
  “あなた様”が新入社員の頃、はたまたこれまで、ついた上司から
  「ありがとう」を言われたその経験を思いおこして頂ければ、ここで
  いちいち言うまでもないようです。

  金銭的な報酬は、確かにモチベーションをあげる一つの重要な要素
  ですが、それだけないものもある。

  それは、やはり人間だからです。
  ビジネス(商売)は、どこまでいっても、人間がするもの。
  人間対人間です。  

  わたくしが、見知らぬ赤ちゃんから「元気」をもらったように
  どうぞ、リーダーである“あなた様”を支えている人々に
  “あなた様”らしく「勇気・元気・やる気」がみなぎるように
  励ましてあげてください!

  すると、そこから成果が生まれます。それは、リーダーである
  “あなた様”にとっての「報酬」です。

   すると「報酬」は、「宝集」と書いてもいいかもしれません。

   「宝が集まってくる」

  その宝とは、人財であり、部下のやる気であり、その結果としての成果です。

    ★「感性の報酬」

  どうぞ、どうぞ、大盤振る舞いして下さい。
   
  それは、経費や予算ではありませから、どんな不景気になっても
  使い放題ですので..(笑)

  何卒宜しく御願い申し上げます。   
      
      

  〜〜〜
  
  といったところで、終了とさせて頂きます。
  若輩者の弁でございます。大変恐縮ながら、リーダーである
  “あなた様”にとって、何か参考になる事がありましたら、
  小生、幸せでございます。
 

  さて、1568年の今日(9/26)は、織田信長が足利義昭を奉じて
  入京した日でございます。当時、将軍といえば、まだ足利家でした。
  義昭は15代将軍。義昭が将軍になれるよう朝廷に働きかけたのが
  信長。しかし、信長は、覇権に向けて義昭を利用したようです。
  入京して二条の館を大改築をして二条城を造り、そこに住んでもらう
  わけですが、これは、実質上の軟禁でありました。「殿中御掟」とい
  うのを義昭につきけて承諾させます。この内容は、簡単にいってしまえば、
  「何かをする時には、俺(信長)に相談しろ」というもので、
  将軍の無力化を計ったのです。これで、信長は、天下人へ大きく前進するわけです。
  ただ、おもしろいのは、兄の14代将軍義輝が殺された後、義昭が諸
  大名の助けをかりて将軍になろうとしたわけですが、「信長の助けが
  いいのではと」進言したのが、義昭の家臣であった明智光秀なのです。
  本能寺の変は御存知の通りです。信長の運命に光秀はずいぶんと関わっていたようです。
 
    
   最後になりましたが、本日、今日、この日。
   あなた様がリーダーシップを発揮され、励ましの言葉により、
   メンバーを鼓舞し、チームまとめ、ビジネス(商売)が、ますます
   発展されますことを心よりお祈り申し上げます。

   お体くれぐれもご自愛下さい。     
    
   本日は、これにて失礼します。

                               敬具

   平成十五年九月二十五日

                           松山 淳より

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 ◆自問◆

 1)私は、励ましの言葉をなげかけているだろうか?

 2)私は、部下に支えられていることを忘れてないだろうか?

 3)私は、自分を励ましているだろうか?

※今すぐ、目をとじて30秒だけ考えて下さい。今すぐ!席をたたないで!
 答えは、でなくていいのです。それについて、考えるだけでいいんです。
 目を開けたら、一番下までスクロールして、その言葉を読んで下さい!

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 ◆102℃ WORD◆

「人生が一度きりだということ、時に忘れます。」

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 ◆追伸◆

   冒頭の「ゆくりなく」というのは、「思いがけず偶然に」という
   意味です。日本語というのは、本当にいい響きがあります。
   「たおやかに」「すこやかに」「ほんのりと」「きらめき」・・・
   なんだか心に沁み入るいい音です。
   “元ちとせ”さん、「さくら」が大ヒットした“森山直太郎”さん
   日本語の綺麗な響きを詞に音楽にうまく生かしていると思います。
   森山さんは、そのことをかなり意識しているとラジオで言ってまし
   た。「ありがとう!」これもやっぱりいい響きです。 

   どうぞ“あなた様”にとって素敵な週末となりますように!   

                           (合掌)
  
   〜最後まで読んで下さいまして、本当にありがとうございます〜

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【ことば】 
「賢明な人はその愛する人からの贈り物より贈り物をくれる人からの愛を重んじる。」
                    
 (トマス・ア・ケンピス) 
   
  目に見えないからこそ大切なことが、私たちにはたくさんあるようです。
  
  今日も一日ぜひともがんばって下さい!!!


松山 淳 JUN MATSUYAMA松山淳顔写真

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダーシップ研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 >>>プロフィール

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