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『リーダーへ贈る108通の手紙』

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【47通目】松下幸之助の好きこそものの上手なれ!

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『リーダーへ贈る108通の手紙』
 http://www.earthship-c.com

              03.09.18
              47通目
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 リーダー様へ  

 拝啓 秋風感じ 長月らしさ おりてくる    
 
  如何お過ごしでしょうか?
  
  悩めることも多い中、颯爽とした心持ちを維持せんと、自身を鼓舞し
  確固たる理念のもと、設定された目標へ向けて、日々、奮闘されてい
  ることと思います。  
  
  さて、本日は、昨日からつづきでございます。
  
  昨日のキーワードは、

   ★「カクテルパーティー効果」 
   ★「アンテナを高く」
   ★「RAS(Reticular Activatig System)」
   

  といったものでございました。そして、そこから導き出された一つの
  観点が以下。
     
   ○自分の好むもの、関心のあるもの→選択
   × 好まないもの、関心のないもの →非選択

  こういった機能を果たす神経系が、人間の脳にはあるということでし
  た。そして、これは、部下へのアドバイスに何やら使えそうであると
  のコメントを残しました。

  
  さて、ここで、話の幹をもう一本たてます。
    

   ★「仕事を好きになれ!」

  もうこれは、様々なビジネス書にも書いてあることですし、これまで
  ついた上司に言われた御経験もあるのではないでしょうか?
  また、リーダーである“あなた様”ですと、部下に対して、そう助言
  したことがあるやもしれません。

  仕事を好きになった人、また、好きで仕事をしている人ほど、何やら
  “できる人”であることは、これまでの“あなた様”の経験上、また
  周囲の人間を見渡してみても、そういった傾向が強いことをなんとな
  くお分かりかと思います。

  ですので、
  

   ★「仕事を好きになれ!」  

  
  これは、リーダーとして部下を思えばこそ、当然でてくるセリフかと
  思います。
  すいません、現在の仕事に対して不満の多い部下がいると仮定してお
  話しております。もし、そうでなければ、今後の御参考までにお聞き
  下さればと思います。恐縮です。

  さて、そこで、「仕事を好きになるといいのでは!」と言ってみるが
  「そりゃーわっかちゃいるけど・・・」という顔をされたこともある
  のではないでしょうか?
  なければ良いのですが、もし、あるのであれば、その人が理屈型で、
  根拠を求めていたのかもしれません。

   「俺が若い頃、仕事を好きになったからこそ・・・」

  そういった経験談を聞くと、何やら胸が熱くなるタイプの部下もいます。
  わたくしは、そうです。しかし、そうでない人間もいる。
  それが現実です。

  そういった方を形容して言い方は色々ありますが、ここでは、それを
  “理屈型”とします。
  その特徴は、明確なる根拠がないと、また、ロジックが理路整然とさ
  れていないと納得しないタイプの人間です。
  
  そこで、「仕事を好きになれ!」のロジックを簡単に考えます。

  〜〜〜  

  まず、誰でも“できる人”になりたい、そうなって成果を上げたい、
  認めてもらいたい、そんな欲求があります。自尊心です。

  “できる人”の一つの条件として、情報摂取能力の高さが上げられま
  す。「そんなことどこで聞いてきたの?」「なんで知っているの?」
  と、“できる人”は言われること多々です。
  持つべき、情報の量、質が違います。

  すると、昨日の「アンテナを高くしている」ということが関連してき
  ます。情報への意識を高めているということです。

  この「高く」をどうとらえるかは、以下のようなことでした。

   ●選択すべき情報の基準を明確化
   ●    〃  を得られる媒体の幅を広げる      
  
  そして、ここで、真打ち「RAS」の登場です。  
  
  アンテナを高くしたはいいけど、さらに、その精度を高くするものが
  ある。それが、「RAS」の機能、これです。

   ○自分の好むもの、関心のあるもの→選択
   × 好まないもの、関心のないもの →非選択

  仕事が、好きであったり、関心があれば、情報摂取の量が増え、質が
  良くなる。そんな可能性が高まるということです。
  これは、“できる”とよばれる人の大切な要件。
  このことはを否定する部下は、そうはいないかと思います。

  であるならば、だから、だからこそ、

   ★「仕事を好きになれ!」

  それは、まさに部下自身のためであり、部下を思えばこそなのです。
  “理屈型”もこれであれば納得していただけるのではないでしょうか。  

 

  「ちょっとA君!どうしたの最近営業成績落ちて、君らしくないね」
  「は〜ちょっと!」
  「おっ!なんか悩みごとでもあるのかな!」
  「は〜ちょっと!」
  「なんだスランプ気味のようだね!仕事が好きになれてないのかな?」
  「まーそんなとこでして!ここのところどうもやる気が・・・」
  「そうか!そんな時は、誰だってあるよな!でも、仕事を好きになる
   って大事だと思うかな?」
  「いや〜それはそうだと思いますけど、そうはいっても・現実には」
  「そうだような。現実問題、スランプだったらそうはいってられない
   よな!俺も昔そうだったよ!」
  「でも、好きになれば、気持ちが前向きになっていって、スランプか
   ら脱出できるような気がします」
  「そうか、では、A君が調子よかった時というのは、どうだったのか
   な?仕事が好きになれていたのかな?」 
  「それは〜成績がよかったから楽しかったですし、前向きでしたよ」
  「なるほど。では、成績がよかった要因は、気持ちが前向きだった他
   には、何か考えられるかな?」
  「それは〜〜いろいろな事が好循環してましたね。情報がいろいろと
   入ってきてましたし。」
  「なるほど。情報ね!確かにそれは大事だね。さすがA君。いい着眼
   点だね!」
  「いや〜最近、なんかお客さんの情報がつかめないですし、ここのと
   ころ雑談のネタも仕入れてないです。」  
  「ほーそうなんだ。ちょっとね、おもしろい話しがあるんだ。

   〜【ここで「カクテルパーティ効果」や「RAS」の話】〜
  

   そうらしいんだよ。そんな神経系がどうも脳にはあるらしいんだ」
  「へ〜そうなんすか?そんな機能が人間の脳にはあったんですか?」
  「そう、だからね、「仕事を好きになれ!」ってよく言われるけど、
   それは、『巨人の星』みたいに根性論でいっているわけではないん
   だよ。そういった根拠にもとづいているわけ。」
  「ふ〜ん。なるほど。それは、そうですね!」
  「ま〜急に気持ちを前向きにしていくというのは、難しいけど、A君
   がいなかったらうちの部は大変なんだから、今の話しを自分なりに
   消化して、少し考えてみて!A君なら、きっとできるよ!」
  「はい!わかりました!なにかいいヒントを頂けました。
   ありがとうございます。
   あの〜ところで、『巨人の星』って何ですか?」

  「・・・・・・」(-_-#)


    
  失礼しました。m(_ _)m
  
  突然、ロールプレイングがでてきましたが、
  「こんなうまくいくわけないだろ!」とお怒りかと思います。
  これは、あくまで、この一つの知識を生かす参考例としてお聞き下さ
  ればと思います。

  そして、最後になりましたが、ここで最も大事なことを申し上げさせ
  て頂きます。部下をこう諭すにあたっての前提条件です。
  わたくしでは、何ですので松下幸之助氏に御登場願います。
  氏の著書「指導者の条件」(PHP文庫)からです。

    

   「ことわざにも“好きこそものの上手”なれということがあるが、
    この“好き”ということは何をやるにしても一番大切だと思う。
    好きでないことをいくらやっても、その道で成功するのはむず
    かしいといってもいいのではないだろうか。芸術家でも運動選
    手でも、好きであればこそ、はげしい練習、きびしい訓練をも
    苦とせず精進努力するわけである。それでも、一流となり、成
    功することはなかなかむずかしい。まして、好きでもない人が
    やって、それでうまくいくわけがない。

       〜(中略)〜

    指導者はまず自分が指導者としての仕事か好きかどうか、たとえ
    ば経営者であれば、経営が好きかどうかというところから自問自
    答することが大事だと思う。」
   

   さて、これまで、いろいろと申し上げてきました。
   正直申し上げれば、乱暴ですが、昨日のことも、本日の前段の部分
   も全て忘れていいと思います。
  
   ただ、この氏の最後の三行だけ、これだけは、記憶に留めてといて
   いただければと思います。

   なぜならば、

   これなくして、真に部下を諭すことはできないと思うからです。

   そのことについては、もう言葉を重ねる必要はないかと思います。
 
   リーダーである“あなた様”であれば、
   
   痛いほどおわかりですので・・・・

     

   といったところで、本日は、ここで終了させて頂きます。
   恐縮ながら、何か参考になる事がありましたら
   小生、歓喜の極みでございます。
   どうぞ宜しく御願い申し上げます。
 

  さて、1851年、今から158年前の本日(9/18)は、米国の新聞
  「ニューヨーク・タイムズ」が創刊された日です。わたくしには、
  縁の薄い新聞なのですが、おもしろい話しをひとつ。
  1862年から新聞ストが始まりました。約100日間、新聞は休刊
  となりました。これが終了したのは1863年になってから。
  そして、なんと「ニューヨーク・タイムズ」は、この100日間を埋
  めるために、702ページもの新聞を発行したのです。
  その重さは、なんと約3キロもあったとのこと。
  なんとも非常識であります。  
 
    
   最後になりましたが、本日、今日、この日。
   あなた様がリーダーシップを発揮され、仕事に対する愛着心の大切
   さを部下へ伝え、ビジネス(商売)が、ますます発展されますこと
   を心よりお祈り申し上げます。
     
   くれぐれもお体は、御自愛下さい。
    
   本日は、これにて失礼します。

                               敬具

   平成十五年九月十七日

                           松山 淳より

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 ◆自問◆

 1)私は、自分の仕事に“愛着”があるだろうか?

 2)私は、仕事を好きになることの大切さを部下に伝えているだろうか?

 3)私は、仕事に対する“哲学”をもっているだろうか?

※今すぐ、目をとじて30秒だけ考えて下さい。今すぐ!席をたたないで!
 答えは、でなくていいのです。それについて、考えるだけでいいんです。
 目を開けたら、一番下までスクロールして、その言葉を読んで下さい!

======================

 ◆102℃ WORD◆

 「時計の針は止まらない」

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 ◆追伸◆

   わたくしは1968年、昭和43年生まれです。現在35歳。
   大先輩からは、まだ若造か!と思われますが、
   今の20代の人とテレビや漫画の話題が合わない時、何やら
   寂しさを感じます。
   『巨人の星』は、テレビにかじりついてみていたのですが・・     
   そういえば、今日も入道雲に会いました。

   〜最後まで読んで下さいまして、本当にありがとうございます〜

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【ことば】

「もし私に涙を流させたければ、まず君自身が痛みを感じることだ」(ホラティウス) 
 
 
部下に仕事を好きになってもらいたければ
まず・・・・・・
       
今日も一日ぜひともがんばって下さい!!!


松山 淳 JUN MATSUYAMA松山淳顔写真

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダーシップ研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 >>>プロフィール

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