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『リーダーへ贈る108通の手紙』

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【46通目】カクテルパーティー効果とは?!

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『リーダーへ贈る108通の手紙』
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              03.09.17
              46通目
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 リーダー様へ  

 拝啓 彼岸花 咲いて長月 らしくなる    
 
  如何お過ごしでしょうか?
  
  昨日(9/16)は、「安曇野ちひろ美術館」のお話しをさせて頂きました。
  連休中は、そこから少し離れた美ヶ原というところにもいってきまし
  た。そこにも、美術館があり、運よくピカソの展示をやっていました。
  初期のデッサンをみることができ、その精緻さに唸り、何事も基本が
  大事だ、それだからこそ“くずせる”のだ、と自戒してまいりました。
  わたくし、“くずせる”のは、まだまだ先のようです。
   
  といいますのも、またまた失敗してしまいました。
  館内にいましたら「品川ナンバー×××のお車の方、ライトがついて
  おります。至急、お車にお戻り下さい。品川ナンバー・・・・」
  
  なんとも恥ずかしいことに、ライトをつけっぱなしで、駐車してしま
  い、親切な方が美術館の人に教えて下さったようです。
  
  そこは、標高1900メートルという山の上にあり、行くまでに深い
  霧に遭遇しまして、それで、ライトをつけっぱなしだったのです。
  赤面です。
  
  しかし、そのアナウンスが流れていた時、子供がやや危険度の高い
  遊技施設で遊んでいたので、そちらに意識を奪われていました。
  ですが、「品川」という言葉にピッと反応したのです。

  さてさて、本題に足を入れていきます。
  これを認知心理学などの用語で、

   ★「カクテルパーティー効果」

  といいいます。

  なぜこうした、名前がついたのかと言いますと、だいたい想像がつく
  かと思いますが、こんなことです。

 ★「カクテルパーティー効果」とは

    大きなパーティー会場。宴会場。なんでもいいのですが、
    そこに行きますと、ワイワガヤガヤ騒がしい。話し声があわさっ
    て全体としては騒音のように聞こえる。はっきりしない。

    そんな中で、至近距離で話をしている事は、当り前ですが、聞き
    取れます。しかし、混んでいたりしていますと、そのすぐ横で
    誰かが話していることがあります。ボリュームとしては充分聞き
    取れるはずなのに、聞こえてこない。

    しかし、そちらに意識をふっと向けますと、突然、はっきりと聞
    こえてくる。何を話しているのかが分かる。

    また、意識を向けずとも、5メートルくらい離れたところで、
    自分の名前なんかがでますと、「松山」という言葉だけが、
    ふっと聞き取ることができる。

    そんな経験が何度もあります。
  

  恐らく、同じような御経験をされていることと思います。

  これを日本語で言いますと知覚における「選択的情報処理」などと言
  います。
  つまり、わたくし達の知覚は、つねに、何かを基準にして取捨選択を
  しているのだと考えられるのです。

  意識しながらも、無意識ながらもです。

  恥ずかしながら美術館で「品川」という言葉を聞き取ったわたくしは
  無意識で聞いていたのでしょう。それが自分にとって関連のある、
  有益な情報であると判断し、知覚できたわけです。聞こえてきたわけ
  です。といいますのは、
  
  「あれっ?今、品川ナンバーがどうのこうのって言ってたな?
   もしかして俺のことかな?」
  
  と、アナウンスが流れ終わってから気がついたのです。
  
  さて、そこで、リーダーである“あなた様”ですと、よくこういった
  ことを部下にアドバイスされていることと思います。
  また、これまでついた上司に言われたことがありませんでしょうか?

   「いつでもアンテナを高くしておけ。」

  その意味については、もうお分かりだと思いますので、割愛します。

  このアンテナを「高く」の「高く」についてを考えますと、それは、
  つまり、この選択的情報処理、何の情報を選択し、捨てるのかの基準
  を明確にしておくことに他ならないと考えられます。
  さらには、情報を得るその幅を広げておくこと。
  これが、アンテンナを「高く」しておくことだと思います。

    ●選択すべき情報の基準を明確化
    ●    〃  を得られる媒体の幅を広げる
  
  このあたりのことに関してまして、様々な書籍に書いてあるので、
  もう御存知だと思います。

  例として、何か資格をとろうと心に決めた。すると、本屋さんの数
  ある本の中から一瞬にして、その資格に関連する本を探しだせた。
  また、普段は目につかなかった関連する広告が突然、目にとびこんで
  くるようになった。

  とそんなことで、よく出てまいります。
  これは、資格取得、例えば「行政書士」ならそれと情報の基準が、
  はっきりしている。それが「明確化」
  さらに、様々な新聞、テレビ、電車広告、など様々なメディアから
  情報を得ようと意識していること。これが「幅を広げる」ということ
  です。        
  
  ですが、これは、偶発的なことが多い。どれだけ、強く意識したとこ
  ろで100%そうなるものではない。
  ですので、その確率が上がるというものだと、わたくしは、考えてい
  ます。
    
   〜〜〜

 さて、選択的情報処理機能については、しっかりとした根拠があります。
  
  それが、脳の神経系の機能であるRASという神経細胞です。

 ★RAS(Reticular Activatig System)

  以下は医学博士である佐藤富雄氏が書いた『あなたが変わる「口ぐせ
  の魔術』(かんき出版)という本にあったものです。
  このRASについて、こう書かれています。
   
  

  「 日本語では網目様神経系ということもありますが、ここでは、
   RASを使います。このRASの働きも十分に解明されたわけ
   ではありませんが、人間の心、精神に深くかかわっていること
   は間違いないといわれています。
    明らかになったことの一つに意識の選別能力があります。わかり
   やすく言えば、自分の好むもの、関心のあるものは、この選別機能
   を無条件で通し、好まないもの、関心のないものは、この選別機能
   ではじき出され、意識の中に入れないという仕組みです。」

 

  この神経系は、発見されて、まだ20年足らずだそうです。それまで
  は、非常に細かいもので、顕微鏡でも発見されなかったそうです。

  ここでは、意識の選別能力といっていますが、認知心理学で使われる
  「選択的情報処理」という考え方と似ています。

  とにもかくも、私たちは、情報を選んでいるのです。
  本屋さんで、ふと関連書籍が目に飛び込んでくる。これは、自分の
  好むもの、関心のあるもの、だからこそ、このRASが意識の中に入
  れたのだと考えられます。

  「品川ナンバー」もわたくしに関連しているものでした。
  特に、長野県に来てましたから、東京のナンバーはそんなにないかも
  しれないと意識が強く働いていたのかもしれません。

  さてさて、ここでポイントになりますのが 
     
   ○自分の好むもの、関心のあるもの→選択
   × 好まないもの、関心のないもの →非選択

  という観点です。
    
  何やら部下の指導に大いに活用できそうです!
 
  さて、本日は、ここで止めまして、この観点をもとに、明日また論を
  展開してまいりたいと思います。
   
  大変恐縮ながらつづきとさせて頂ければと思います。
      
  何か参考になる事がありましたら、小生、嬉しい限りです。
 

  さて、1867年の本日は、正岡子規が生まれた日です。わたくしが
  習ったのは、中学の時だったかと思いますが、何やらおかしくてこの
  句だけは、よく覚えています。

   柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺

  さて、この日本独自の俳句。今や世界にその輪は広がっています。
  現在、世界がこの俳句に注目しているとのこと。
  子規の生まれた愛媛県では、「正岡子規国際俳句賞」なるものを設立
  運営していますが、過去の受賞者はフランス人、ベルギー人、など
  国際色豊かです。 
  日本が世界に誇るべき文化。大切にしたいと思います。   

    
   最後になりましたが、本日、今日、この日。
   あなた様がリーダーシップを発揮され、有益なる情報をどう得てい
   くかの意識を持ち、ビジネス(商売)が、ますます発展されますこ
   とを心よりお祈り申し上げます。
     
   朝晩と冷えるようです。くれぐれもお体御自愛下さい。
    
   本日は、これにて失礼します。

                               敬具

   平成十五年九月十六日

                           松山 淳より

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 ◆自問◆

 1)私は、“情報”感度を高めているだろうか?

 2)私は、仕事だけでない情報も仕入れているだろうか?

 3)私は、日頃、どうやって必要な情報を手に入れているだろうか?

※今すぐ、目をとじて30秒だけ考えて下さい。今すぐ!席をたたないで!
 答えは、でなくていいのです。それについて、考えるだけでいいんです。
 目を開けたら、一番下までスクロールして、その言葉を読んで下さい!

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 ◆102℃ WORD◆

 「誇りをもつ←→下手な意地は捨てる」

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 ◆追伸◆

   彼岸花が大きな顔して咲いてました。
   近所にたくさんたくさん咲いてました。
   細い茎に似合わぬ、立派な開花ぶり。
   一切手抜きなしでした。

   〜最後まで読んで下さいまして、本当にありがとうございます〜

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【ことば】 「すべての人間は、生まれつき、知ることを欲する」
                    
 (アリストテレス) 
 
   
 知ることは、人間の欲求の一部のようです。
 意識をそこに向けることが大事のようです。
 今日も一日ぜひともがんばって下さい!!!


松山 淳 JUN MATSUYAMA松山淳顔写真

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダーシップ研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 >>>プロフィール

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