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『リーダーへ贈る108通の手紙』

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【45通目】安曇野ちひろ美術館で考え方こと!

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『リーダーへ贈る108通の手紙』
 http://www.earthship-c.com

              03.09.16
              45通目
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 リーダー様へ  

 拝啓 入道雲 再会 長月 こどもの声    
 
  如何お過ごしでしょうか?
     
  残暑がつづいております。お疲れになっていませんでしょうか?
  長月も中盤となりました。設定されている目標をにらみ、本来あるべ
  き目的を再確認し、情熱という名のエネルギーをそそぎこんでいるこ
  とと思います。

  さて、わたくし、連休を利用して、以前から是非とも行ってみたかっ
  た長野県は安曇野にあります「安曇野ちひろ美術館」にいってきまし
  た。
 
  「いわさきちひろ」さんについては、もしかすると、名前より絵をみ
  て頂くと「あーこの人ね!」とおわかりいただけるのでしょうか?
  
  御存知ないこともあるかと思い、念のため、下記にサイトを御紹介い
  たします。もし、あまり知る機会もなかったということであれば、
  お忙しい中、大変申し訳ございませんが、さっと御覧になって頂けま
  したら幸いです。  
 
  【ちひろ美術館公式サイト】

  http://www.chihiro.jp/
  
  如何でしたでしょうか?一度は目にされていると思います。
  
  絵本などでお馴染みかとも思いますが、その絵にかけた情熱であると
  か考え方というのは、やはり、世界レベルのものであったと改めて思
  い知らされます。

  今回、安曇野まで行きましたのは、なんといっても、その原画を見た
  かったからです。だったのですが、美術館に対する松本猛氏の考え方
  にふれ、予想もしていなかった大きなものを得ることができました。
  ちなみに、松本猛氏は、「いわさきちひろ」さんの御長男で、館長を
  をされている方です。

  本日は、その予想外の収穫について、リーダーである“あなた様”の
  御参考になることもあるかと思い、ほんの少しだけ触れさせて頂きま
  す。

  松本氏のその想いは、
  『ぼくが安曇野ちひろ美術館をつくったわけ』(講談社 松本猛)に
  詳細につづられています。

  さて、とくに、わたくしが共鳴しましたのは、

   ◆「絵なんかみなくていい」

  という、美術館としては、なんといえない逆説的なコンセプトです。
  そのコンセプトが絵空事に終わるのでなく、なんと昼寝ができる寝椅
  子が、しっかりと用意されていることに心を打たれました。

  そこには、35通目(9/1)でふれました、

   ★本当にお客様のことを思えば        
   ★本当に良い商品・サービスを世に送りだしたいと思えば

  という姿勢を感じることができました。
  
  さて寝椅子一つで、何をそこまで感動しているのかと申しますと、

   「お昼ごはんにカフェで飲んだビールが眠気を誘ったのかもし
    ない。週末に東京から3時間も車を運転すれば、仕事の疲れ
    がたまった体には少しつかれるだろう。きっと、安曇野の心
    地良い陽だまりと澄みきった空気が、心と体をほぐしてくれ
    るに違いない」

  と、その著書に書かれてあるのをみて、「あーまさにこれは、自分の
  事だ!」と共感できたからです。松本猛氏の共感力に感嘆し、その
  顧客視点の確かさに唸り声がでたからです。

  東京を問わず、東海地方、関西地方、様々なナンバーがその駐車場に
  はありました。大阪からですと、とても3時間どころではありません。
  
  そこで、絵をみるのに、立たされっぱなしでは、それは、家族サービ
  スのお父様、彼女を喜ばせようとがんばった彼氏は、クタクタです。
 
 「いわさきちひろ」さんの絵は、その背景にある考え方などにも触れ、
  もちろん男性にも好きになってほしいと思いますが、その優しいいタ
  ッチと子供を主にモチーフとしていることで、どちらかと言えば、
  女性に人気です。  
    
  男性は、少し休んで、思い存分女性に絵を楽しんでもらう。まさに、

   ◆「絵なんかみなくていい」

  です。

  でも、これは、むしろ、男性がまた来たくなるのかもしれません。
 
  寝椅子に横になる、眼前に広がる大パノラマ、北アルプス。
  蓮華岳、爺ヶ岳、鹿島槍、白馬連峰。
  すすきが揺れて。赤とんぼ。青空。いわし雲。
  芝生の香りに、ゆるやかな風。幼い頃を思いだす。

  〜〜〜

  あっという間に眠りの底です。
  
  仕事を忘れ。雑念を追い払い。短いながらも質の高い眠り。

  奥様にしぶしぶ連れてこられたお父さんが、その美術館を離れる時に
  は、「また来ようか!」と、そんなセリフがでてきそうな仕掛けです。

  まさに、建設にあたっての考え方、コンセプト、哲学、思想、信念な
  どなど、言葉はいろいろありますが、それが、しっかりとしていた、
  揺るぎないものだった、だからこそ実現されたお客様へのプレゼント
  だと感じることができます。

  もちろん、寝椅子だけではなく、子供が遊べるスペースや、4万平方
  メートルの広大な敷地。世界的に有名な芸術家のオブジェの数々。
  世界で活躍する絵本作家の原画の展示。などなど、その他、魅力とな
  るところはたくさんあります。
  
  敢えて、わたくしが、もう一つだけ付けくわえるならば、敷地にある
  池です。
  そこは、深さ10cmになっていて、幼児でも親がついていれば充分に
  楽しめます。わたくしがいった時には、めだかやおたまじゃくしを見
  ることができました。
  4歳になる子供と一緒に裸足になって、それを追いかけましたが、何
  やら、わたくしの方が熱中してしまいました。
  すぐ側には、芝生があり、入道雲をみながら、おにぎりをほおばりま
  したが、そのなんとおいしいこと。
  

  松本氏は著書の中でこう言います。

   「音楽を聴いたり演奏することが人生の楽しみであるように、
    美術も人間が生きるうえでの喜びにつながるもののはずだ。
    ところが、いつの頃からか、美術は教養の分野に押し込めら
    れて、楽しむものから遠ざかってしまったようだ。美術館は、
    もっと楽しく、居心地のよい場所であっていいはずだ。」
  

  まさに、常識に抗ったわけです。常識を疑ったわけです。

  自然に抱かれながら、絵を楽しむ。いやいや、絵は、ほどほどにして
 
  そこを訪れた人と素敵な時間を過ごす。記憶に残る時を。思い出を。

  わたくし3人家族の滞在時間は、約4時間。失礼ながら、絵を鑑賞し
  たのは、30分ほど。      
  
  しかし、それが、失礼なことではなかったのだと、その美術館に込め
  られた松本氏の想いを知り、安心しました。

   ★本当にお客様のことを思えば        
   ★本当に良い商品・サービスを世に送りだしたいと思えば

 そこには、顧客第一主義とか顧客満足ナンバーワン企業などと、
  お題目だけにおわっていない確かなる空間がありました。

  また、ぜひいってみようと思います。     
  
  〜〜〜

  以上、何やら「安曇野ちひろ美術館」の宣伝みたいになってしまいま
  したが、人の上に立たれている“あなた様”であれば、その中にある
  エッセンスを感じとって頂けるのではと思います。

  そんな心温まる施設を訪れ、東京へ帰る道。中央高速道。連休でした。
  またも、渋滞に巻き込まれてしまいました。不覚です。

  途中、疲れをとるためのサービス・エリア。たまたま入ったところが、
  よくなかったのでしょうが、その施設に対する想いは、もう少し何か
  あってもいいのではと感じずにはいられませんでした。

  と思っていまたら、現在、サービスエリアはいろいろな所がリニュー
  アルの真っ最中。一流建築家を起用しているところも増えています。
  ですので、素敵なところも増えていることを思いだしました。

  そんなことで、長時間の運転の後。少々、疲れ気味。 

  疲れているとどうも批判的でいけません。

  ですが、心静かにすれば、何やら安曇野の余韻もあります。

  本日は、これ位でお許し願えればと思います。m(_ _)m

  何か参考になる事がありましたら、小生、嬉しい限りです。
 

  さて、1620年の本日は、新天地を求めた人々がメイフラワー号に
  乗り込み、イギリスは、サザンプトンから出港した日です。
  目指したのは、御存知アメリカです。66日後の11月11日に、た
  どり着いたところは、現在のプリスマという街。ボストンから車で
  1時間のほどですが、米国では知らない人はないと言われているほど。
  それはそのはず、ここからその国が始まったわけですから。
  日本で言うと、京都、奈良のようなところでしょうか?
  ですが、新天地をなぜ求めたのか?その背景には、清教徒に対する激
  しい弾圧があったのです・・・

    
   最後になりましたが、本日、今日、この日。
   あなた様がリーダーシップを発揮され、常識を疑い、常に新鮮なる
   視点をもちビジネス(商売)が、ますます発展されますことを心よ
   りお祈り申し上げます。
     
   くれぐれもお体は御自愛下さい。
    
   本日は、これにて失礼します。

                               敬具

   平成十五年九月十五日

                           松山 淳より

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 ◆自問◆

 1)私は、我が社の“常識”を疑っているだろうか?

 2)私は、仕事に対する“哲学”をもっているだろうか?

 3)私は、常に“何のために”を明確化しているだろうか?

※今すぐ、目をとじて30秒だけ考えて下さい。今すぐ!席をたたないで!
 答えは、でなくていいのです。それについて、考えるだけでいいんです。
 目を開けたら、一番下までスクロールして、その言葉を読んで下さい!

=========================

 ◆102℃ WORD◆

 「人生の成功と仕事の成功は一緒?」

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 ◆追伸◆

   近所の小学校は、休みになると校庭が開放されます。
   なので、よくそこで子供とサッカーをします。
   小さな池があり、今日行くと、蓮の花が咲いていました。
   その葉をみて、4歳の我が子が「これはカエルさんがのる葉っぱだ!」
   と言いました。
   「うーんそれも正解」だと、残念ながらカエルはいませんでしたが、 
   そこで泳ぐ金魚をみながら唸りました。
   入道雲にまた出会いました。   

   〜最後まで読んで下さいまして、本当にありがとうございます〜

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【ことば】 
「心に響く作品に出会えなかったとしても、自然や、建物や、食べ物も含めて、全体として、生きていることを楽しんでもらうことができれば、美術館の存在価値はある」
                    
(『ぼくが安曇野ちひろ美術館をつくったわけ』(講談社 松本猛)より) 
 
   
 いまそこにある常識は、本当に正しいものなのでしょうか?
 
 今日も一日ぜひともがんばって下さい!!!


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世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダーシップ研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 >>>プロフィール

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