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『リーダーへ贈る108通の手紙』

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【43通目】論語(君子は人の美を成す)に学ぶ部下育成の哲学!

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『リーダーへ贈る108通の手紙』
 http://www.earthship-c.com

              03.09.11
              43通目
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 リーダー様へ  

 拝啓 空青く長月暑し火星かな(笑)    
 
  如何お過ごしでしょうか?
    
  例え小さな情熱の炎であっても、それを火種として、皆に移していけ
  ば、いつかは大きな変革の炎となる。そのことを信じ、日々奮闘され
  ていることと思います。
  23通目(8/7)上杉鷹山の話しです。お忘れなきよう・・

  さて、本日も昨日からの続きでございます。

  我が家にやってきた営業マンAさん。チラシをみていなからと、さっ
  さと帰ってしまいました。
  あくまで恐らくですが、「この人は見込み客ではない」と判断し、は
  やめに切り上げた。そんなところだと思います。

  営業として随分と真っ当な感じがします。
  ですが、事件は常に現場で起きており、真実はお客様の心の中にある
  ので、そのまま言葉を受け取るわけにはいきません。

  新人Aさんの、その時みせた、対応振りというのは、何やら首をかし
  げざろう得ない、これからの努力を要するものでありました。
  
  しかし、その方は、誰もが知る大手企業の営業マン。きっと営業研修
  なりあって、その中で顧客対応のロールプレイングなども行われてき
  たのだと思います。マナー研修などもしっかりとやってきたと思います。

  しかし、ルートセールスに出ますと、人生の大先輩を相手にする可能
  性が高いわけですから、御承知の通りそれだけでは無理なわけです。
  特にわたくしの住むエリアには、オピニオンリーダーとよばれる人達
  がウヨウヨいるわけですので、新人を独り歩かせる、その支社なり支
  店の方針に首をかしげざろうえません。ウルサ型が多いわけですから。

 「失敗してもいいからやってこい!責任は俺がとってやる」

  それはいいです。確かにその人のためになります。セリフもかっこい
  いですし、失敗を体験して得られたものは大きいです。
  これは、わたしも大賛成です。体験から得られたものは素晴らしい財
  産となります。わたくしもそうしてきました。
 
  ですが、ここで疑問に感じていることは、Aさんを通して、何やらそ
  こに放任主義的な雰囲気を感じたことです。何か可哀想だと思ったのです。
  「何も教えられてないんじゃないか?」そんな感じがしたのです。
    
  研修は大事です。さらには、オン・ザ・ジョブトレーニングが大事。
  やりながら覚えていく。これが極めて重要です。まさに習得です。

  その時に、先輩やリーダーがどれだけ教えるか?伝えるか?
  リーダーが「教える文化」「伝える文化」これをしっかりと風土して
  根付かせることができているか?

  ここが強調したい点です。  

  さて、38通目(8/22)で御紹介したこの一文。
  

  「ある調査報告で、社会に出て初めて出会った上司によって、その人
  のその後の成長が大きく左右される、という興味深い記事を読んだこ
  とがあります。」
 
  (『部下がついてくる人』福原義春氏 日本経済新聞社)
  
 
      
  お忘れになっていないと思います。
  これは、まさに、オン・ザ・ジョブトレーニングの大切さを物語って
  いるのだと思います。

   ★人を育てあげることの大切さ

  これです。

  会社は社会的な存在です。社会的な存在とは何かと考えますと、社会
  に貢献するために存在しているということだと思います。
  社会に貢献するとは何かというと、社会のためになることをするとい
  うことです。
  
   ★人を育てる
  
  ということが、社会のためになるのだということは御賛同頂けると思
  います。
  
  そして、こんな言葉もあります。

   ★企業市民(コーポレイト・シチズン corporate citizen)  

  企業とは、社会の一員。市民であるという考え方です。
  試しにヤフーで「企業市民」を検索しますと、パイオニア、オムロン
  コカコーラ、IBMなど、それらの企業がその考え方を取り上げてい
  るのがわかります。
  お時間があれば・・・http://www.yahoo.co.jp/  
  
  では、例え大の大人であろうとも、教えるということは、会社のとて
  も大切な役割だと思います。
  
  新人の、若手の眉をひそめたくなるような行動もあるかと思います。

 「どういった教育されてきたんだ!」
 「最近の学校は、何を教えてんだ!」
 「文部科学省は何やってんだ!」
  
  と、お怒りの時もあるかと思いますが、そこをぐっと押さえ、これも
  社会貢献であると、意義深い、志高く取組むべきことであると、
  大所高所に立ち、どうか教えてあげて下さい。
  一度や二度では、駄目かもしれません。
  そんな時は、

  やってみせ 言って聞かせて させみせ 
  ほめてやらねば 人は動かじ (山本五十六)
  
  この言葉を思いだし、スパルタの極みだったかつての軍隊でもそうだ
  ったのかと覚悟を決め、繰り返し教えてあげて下さい。

  それが、部下の“知る”という「時」なのです。

  世界が変わる、見方が変わる、変化していく、成長していく
  そのためには知ることが大事。先輩からの教えがなければ、
  リーダーからの言葉がなければ、決して成長はないと思います。

 「君子は人の美を成す。
  人の悪を成さず。
  小人は是に反す。」 

 
  『論語』です。君子とは、岩波文庫の金谷治さんの訳では、
  「徳の習得にはげむ人。また徳のできあがった人」と訳されています。
  今風に言えば、「人間ができた人」とでも言うとわかりやすいと思い
  ます。さて、その君子をリーダーに
  置き換え、訳しますと。

  「リーダーは、他人の美点を成しとげさせ
   悪い点は、成り立たないようにする。
   人間のできていない人は、この反対のことをする。」

  これって、何かと思ったら、今注目されている「コーチング」ではあ
  りませんか。質問し答えを引き出すに。それは、教育です。

  「成果主義が深く浸透し、社内での競争が激しく、
   同じ会社の仲間なのに、まるで敵同士みたいだ。」
 
  と、ある成果主義を導入した会社、そこの管理職の方が、電話でわた
  くしにぼやきました。 

  こういった状況ですと、なかなか他人にも、例え、それが新人でも、
  育てるということが、二の次になってしまうかもしれません。  
  また、そういった状況でなくても、リーダーともなりますと、あれや
  これやと忙しく、悩めることが多い。ですが、

  「うちは駄目なやつが多くて」と言う前に、ぼやく前に

   御自身が部下の世界を変えるためにしっかりと教えているか?
   その体内に蓄積された知識を伝えているか?
   心の中にあるわだかまりと戦い、下につくも者の成長を本当に心の
   底から願っているか?

  それを自問してみてください。

  すると、そこには、

   ★自分との対峙
   ★自分との戦い

  そんなことが、どうしても必要になってくるのかしれません。
  忙しいと思います。大変なことも多いと思います。
  ですから、自身の内面をみつめる事、これが大事なのだと思います。
  
  多くの先人、カウンセラー、精神分析医が指摘しているように、普段
  考えている、思っている、自分とは、違う自分がそこにはいて、問題
  を解決する大きなヒントがそこにあるからです。

  そのために何をするのかと言えば、それは、自分に質問をするという
  ことです。それが、セルフ・コーチングです。自分で自分の力を引き
  出すのです。それを他人にしてもらえば、「コーチング」です。
  しかし、コーチングと言わないまでも、昔から日本にあります。
  そうです、「禅問答」です。

  といいますと、「コーチング」と「禅問答」を一緒にするんじゃない
  と、専門家の方に叱られてしまいますので、コーチングについては、
  関連書籍などを当ってみて下さい。

   なぜそれをするのか?  

   それは、新た自分を“知る”ためです。

   新たな自分を知るとは何か?

   そうです、養老先生のあの言葉を思いだして下さい

  ★「知るということは、本質としての自分が変わるということです。」

  つまり、リーダである“あなた様”自身が変わるということです。
  
  “あなた様”自身が「成長」していくということです・・・・・    
  
   そのために自問をしてみる。 これが肝要かと思います。

  と、まだ、先が長くなりそうなのです。大変申し訳ございません。
  明日、必ずまとめますので、お時間のある時で結構ですので、お読み
  頂けましたら幸いです。           

  本日も、大変恐縮ながら、当り前の事で言葉を重ねてきました。
  何か参考になる事がありましたら、小生、嬉しい限りです。
 

  さて、決して忘れてはなりません。2001年の本日、あの悲劇を。
  それについて何かを語るだけの資格が自分にあるとは思えませんが、
  一つだけ。絶対的思想というのは、対立を生むのだということです。
  絶対的思想とは、他を認めない思想です。それは、絶対的ですから、
  変化しないものです。
  日本は、八百万の神(やおろずのかみ)の国です。宗教の自由を認め
  比較的それがうまくいっている国です。
  その柔軟さたる世界に誇るべきです。他を認める、人のこころを察す
  ることのできる、すばらしき民族です。
  日韓ワールドカップの時。世界の様々な人種を受け入れ、対応した
  日本、特に地方の人々の優しさにあふれた歓待は、それはそれは、素
  晴らしきものと世界の選手から高い評価を得ました。FIFA(国際
  サッカー連盟)もそれを認めるコメントを発表しました。
  わたしたちは、そんな世界から今もって評価の高い日本人です。
  ですので、がんばっていきたいと思います。

    
   最後になりましたが、本日、今日、この日。
   あなた様がリーダーシップを発揮され、部下への教えを繰り返し
   チームの結束を固め、ますます御活躍されますことを心よりお祈り
   申し上げます。
     
 
   本日は、これにて失礼します。

                               敬具

   平成十五年九月十日

                           松山 淳より

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 ◆自問◆

 1)私は、“教える”ことを意識しているだろうか?

 2)私は、“伝える”ものをもっているだろうか?

 3)私は、他を認めているだろうか?

※今すぐ、目をとじて30秒だけ考えて下さい。今すぐ!席をたたないで!
 答えは、でなくていいのです。それについて、考えるだけでいいんです。
 目を開けたら、一番下までスクロールして、その言葉を読んで下さい!

==========================

 ◆102℃ WORD◆

 「人間のこころが理解できるのは、主に、人間です」

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 ◆追伸◆

   残暑が厳しいです。ちょっと外を歩きますと汗がでます。
   空を見上げると、なんだか妙に青いなと感じました。
   火星大接近のせいでしょうか?
   そんなことはないですね!失礼しました(笑)
          
  〜最後まで読んで下さいまして、本当にありがとうございます〜

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 ですので、どんどん使って下さい!みんなで明るくがんばりんましょう!

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【ことば】 「日産の敵は日産」(日産社長:カルロス・ゴーン) 
       
 自分と戦うこと。
 それは、会社全体にでもいえることのようです。

 今日も一日ぜひともがんばって下さい!!!


 
   
 短所に目を向けすぎず、長所に目を向けて
 今日も一日ぜひともがんばって下さい!!!


松山 淳 JUN MATSUYAMA松山淳顔写真

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダーシップ研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 >>>プロフィール

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