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『リーダーへ贈る108通の手紙』

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【38通目】部下の力を引き出すには、期待することが大切!

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『リーダーへ贈る108通の手紙』
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              03.09.04
              38通目
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 リーダー様へ  

 拝啓 今さら暑さの長月かな    
 
  如何お過ごしでしょうか?
  
  さてさて我が子4歳。最近、数字や文字を少しだけ覚え始めまして、
  ここぞとばかり、妻が教育ママに変身しています。本屋で、ドリルの
  ようなものを買ってきて、一緒に勉強しています。ドリルといいまし
  ても無味乾燥のものではなく、イラストなどを交えながらのもので、
  最近のものはよくできいるなと感心します。
  しかしながら、我が子4歳、すぐに「できない」「やれない」を連発
  し、妻はキーキー言っています。
  
  これが会社ならば、妻はリーダーであり、子は部下のようなものです。
  幼児教育その理論は、百花繚乱。ですが、褒めて育てるという事に関
  しては、昨今の大きな流れとして共通しているようです。

  幼児教育とあなどるなかれでございまして、大人の教育といいますか
  特に、まだ色に染まっていない新人の教育においては、根本的な原理
  は同じだと、わたくしは考えています。
  「部下を褒めて育てる」とは、一度ならずとも聞いたことがあるので
  はないでしょうか?

  では、その言を支えるべく参考となる実例を御紹介します。
  実例ですので、実話です。  

 

  ある小学校低学年の教室。授業中に突然、アインシュタインのような
  いかにも大先生と思える人が入ってきます。そして、授業をすすめる
  担任の先生に、
  「私は、教育局のX博士だが、校長の許可をもらってきたので、この
   クラスの特別な知能テストをさせていただきたい」
  と言います。
  担任の先生は許可をし、その大先生はテストをささっと終えて帰りま
  す。テストは見るところ、なでもない国語と算数のテスト・・・

  さて、担任の先生は、その結果を校長室で聞きます。
  すると、その大先生は、テストの結果ジョン君がやがてクラスで一番
  になると告げます。ちなみに、ジョン君は、あまり成績の良くない子。

  しかし、担任の先生は、大先生の言うことだからと、その日から、
  ジョン君を見る目が変わります。答えが間違っていても、きかん坊を
  しているのを見ても、全て良いほうに良いほうに解釈します。
  ジョン君のことを、才能を秘めた優秀な児童としか見えないのです。
  
  さてさて、ジョン君は、大先生の言う通りトップクラスの児童となります。


  
  とまーもう御察しの通り、ジョン君が優秀になったのは、事実ですが
  テストも大先生も全ては芝居です。騙された担任の先生の立場がどう
  なるのか知りませんが、騙されてなければジョン君の可能性をつぶし
  たのかもしれません。

  ここで重要となってくるのは、子供は、先生が自分の事をどう思って
  いるのかに対して極めて敏感であるということです。
  「僕のことを勉強ができると思っている」「特別に親切にしてくれる」
  「信頼してくれる」と子供が思いますと、それに一生懸命に応えよう
  とするわけです。

  新人の頃を思いだして下さい。新人の頃は、上司が自分の事をどう思
  ってくれるのかに敏感ではありませんでしたか?
  いやいや“あなた様”が、代表取締役社長ではなく、部長、課長、
  マネジャーなどでありましたら、どうですか?
  社長が、自分の事をどう思っているのか気になりませんでしょうか?
  また、社長は自分のことをこう思っているという一つの考えが御自身
  の中に存在しませんでしょうか?

  それが、もし少しでもマイナスの面がありましたら、それに規定され
  てしまっている自分がいませんでしょうか?

   「どうせ社長は俺(わたし)のこと・・・だから・・・」

  逆に、社長は自分に期待をかけてくれていると感じていらしたら、何
  やらがんばっている自分がいませんでしょうか?

  この事に何か感じることがありましたら、
  それは、ジョン君と一緒です。

  ならば、幼児心理でしょうか?
  いやいや、この「期待されることを期待する」のは、人間の心理です。
  
  29通目(8/22)で御紹介した、元資生堂社長の福原義春氏が書いた
  『部下がついてくる人』(日本経済新聞社)という本の中にこんな記
  述があります。

 

  「ある調査報告で、社会に出て初めて出会った上司によって、その人
  のその後の成長が大きく左右される、という興味深い記事を読んだこ
  とがあります。」
  

   
  読んだことあります、とは福原元社長が読んだということです。
  その調査がどんなものなのかには触れていません。

  ですが、この調査報告が正しいならば責任重大です。
  リーダーである“あなた様”のところに新人さんがいましたら、心が
  けて下さい。

  その新人さんの未来は、“あなた様”の双肩にかかっているのだ!と。

  だから「褒めるのです!」
  褒めて、「僕に期待してくれているぞ、よーしやるぞー」と勢いをつ
  けてあげるのです。それは、小さな事の積み重ねだと思います。
  “褒める”とは、アッパーカットのように一発で相手を沈める効果は
  決して無いと思います。むしろ、ボディーブローです。後で、何かの
  時にじわじわと効いてくる。そんな感じです。


    
   上司「A君!ちょっと、このメルマガ2ページくらいに
      ワードでまとめといて。これね、誤字脱字が多いから
      よくチェックしといてね!
      午後2:00の会議に使うから、30分前には宜しく!」
 
   部下「はいわかりました」
   
   〜〜〜
   
   部下「はいできました。誤字がありましたので直しておきました」
   上司「あーやっぱりあった!。よくみつけたな〜ありがとう!
      これで、無事会議にのぞめるよ!」


  といった感じはいいですね!
  何のメルマガかは知りませんが・・・(笑)
  わたくしが新人でしたら「この人について行こう」とまではいかない
  までも、信頼関係を築くベースになるものはできると思います。
  それは別の表現で言えば、その上司に

   ★心を開く
  
  ということです。
  これは信頼関係を築く上での充分条件ではありません。
  しかし必要条件です。ですのでベースという表現をしました。
  ですから、これはチームまとめあげていく上で、リーダーが考慮すべ
  き事です。意識すべき事です。

  でも、

   「急に何がなんでも褒めだしたら薄気味悪じゃないか!」
   「そんなわざとらしこと言えるか!」
   「最近の若い奴は、褒めたって駄目よ!変わらないよ!」
  

  と、お思いでしたら明日もお読み頂きますことを切に願います。
  
  と突然、本日はこれにて終了させて頂きます。  
  
  聞き慣れている事、大変恐縮ながら、敢えて述べております。
  何か参考になる事がありましたら、小生、幸せです。

  ※参考図書
  『あなたが変わる「口ぐせ」の魔術』(佐藤富雄 かんき出版)
 

  さて、1821年の本日は、伊能忠敬の「大日本沿海輿地全図」が
  完成した日といわれています。全国を歩いて作ったとされるその地図
  が、極めて精緻であり、現在の地図とほぼ変わりないとの事実は御存
  知かと思います。
  しかし、伊能忠敬がこの地図作りに関わりだしたのは、50歳になっ
  てからだそうです。それから、約20年間かけてこれを完成させます。
  ですが、その地図が公になった1821年の前年に、忠敬は73歳で
  亡くなっているのです。でも死の直前まで関わっていた。
  昨日同様になりますが、そこに“執念”を感じずにはいられません。

    
   最後になりましたが、本日、今日、この日。
   あなた様がリーダーシップを発揮され、あなた様のチームまとめあ
   げ、ビジネス(商売)の場面がますます飛躍されますことを心より
   お祈り申し上げます。
     
 
   本日は、これにて失礼します。

                               敬具

   平成十五年九月三日

                           松山 淳より

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 ◆自問◆

 1)私は、部下との信頼関係に意識をはらっているだろうか?

 2)私は、“対話”をしているだろうか?

 3)私は、部下を褒め讃えているだろうか?

※今すぐ、目をとじて30秒だけ考えて下さい。今すぐ!席をたたないで!
 答えは、でなくていいのです。それについて、考えるだけでいいんです。
 目を開けたら、一番下までスクロールして、その言葉を読んで下さい!

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 ◆102℃ WORD◆

 「今だからできる事がある」

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 ◆追伸◆

   朝起きて、久しぶりに我が子を駅まで送りました。
   大きな紫色のあさ顔に出会いました。
   なぜだか宿題の絵日記を思いだしました。
   絵が下手で嫌でした。実家のどこかで眠っていると思いますが
   どんなこと書いていたのか、何を考えていたのか知りたくなり
   ました。元気なランドセル姿を見かけて・・・      
     
   〜最後まで読んで下さいまして、本当にありがとうございます〜

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 ですので、どんどん使って下さい!みんなで明るくがんばりんましょう!

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【ことば】

「やってみせ 言ってきかせ てさせてみせ 褒めてやらねば 人は動かじ」             
(山本五十六) 
   
この言葉を見る度に、かつての海軍大将が「褒めて」なんて言うのかな?
といつも思います。でも、厳しさこの上なき軍隊でそれを分かっていたからこそ、歴史に名を残しているのだとも思います。
       
今日も一日ぜひともがんばって下さい!!!


松山 淳 JUN MATSUYAMA松山淳顔写真

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダーシップ研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 >>>プロフィール

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