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『リーダーへ贈る108通の手紙』

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【37通目】松下幸之助に学ぶあきらめないことの大切さ!

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『リーダーへ贈る108通の手紙』
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              03.09.03
              37通目
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 リーダー様へ  

 拝啓 雲一筋のびる長月の空    
 
  如何お過ごしでしょうか?
  
  リーダーとして、高き『志』のもと、灯台のようにあたりを明るく
  照らしていることと思います。  

  さて、わたくし、昨日、日経新聞を読みまして、改めて“懸命”なる
  こころの大切さを思い知らされました。
  
  信州大学教授の遠藤守信氏の話しです。氏は、ナノテクノロジーを代表する
  新素材、「カーボンナノチューブ」を発見した人です。
  ナノテクノロジーと新聞ではみかけますが、ナノというのは、なんと
  10億分の1メートルとのことだそうです。一体、どれだけ小さいの
  か想像もつきません。これからの高性能電池や壁掛テレビなど広い応用
  が期待されているそうです。

  さてさて、氏は、その新素材を1974年に発見します。留学先の
  フランスでのことです。留学は、その年の5月でした。
  これだけ小さなものですから電子顕微鏡でみるわけです。ですが、
  その電子顕微鏡をみる訓練を3ヶ月もやらされたそうです。その研究室
  の先生は、炭素繊維の第一人者だったそうで、その先生と同じものを
  認識できるまで、試料を繰り返し見させられたとのこと。遠藤氏は、
  1日も早く、日本から持ってきた炭素素材を見たいのに、という状況下でです。

  そして、やっと先生の許可がおり、12月に休暇で誰もいなくなるの
  を利用して、観察に没頭します。顕微鏡室に泊まり込むこともしたそ
  うです。そして、クリスマス直前のこと、その新素材なるものを発見します。

  その時のことを「神様が贈り物をくれたのだと思いました」と氏は言います。
  
  歴史に残る大発見というものは、その影で人知れぬ努力があるのだと
  いう事をしっかりと教えてくれます。

  リンゴが樹から落ちるのを見て「万有引力の法則」を発見した。この
  話は、わたくし小学校で習いました。しかし、これは、晩年のニュー
  トンが当時を回顧して友人に語った話を単純化したものです。
  その前後には、なみなみならぬ努力があるわけです。
 
  ニュートンは、この頃に、「万有引力の法則の発見」を含め、歴史に
  残る、三大発明をしているのです。もう一つは、「微積分学の発見」
  さらには、「太陽光線の性質に関する発見」です。

  しかも、これはケンブリッジ大学がペスト流行のため、故郷の田舎に
  帰っての時。その期間18ヶ月。この間に、それらの発見をすべて成
  し遂げたのだそうです。
  しかも、この時、ニュートンは学生です。22歳〜23歳の時です。
  リンゴが樹から落ちるシーンとともにニュートンがイラストやアニメ
  メーションでよく描かれますが、どうもそこに出てくる人は、いつも
  ひげを生やして、随分とおじさんの様な気がするのですが、これは、
  間違ったイメージを与えるようでいけません。 

  と、それはさておき、話しを進めまして、ニュートンがそれらの輝か
  しい発見の秘訣をたずねられとき、

   「いつもその問題を考え続けていたからだ」

  との弁は有名です。
  
  前述の遠藤氏に通じます。まさに、“執念”なるものをそこに感じま
  す。ニュートンは天才と言われていますので、そういった言葉が果た
  してイメージに合うのかどうかは、わかりませが、少なくともわたく
  しは、そこに“執念”を感じます。さらりとした言葉だからこそ、
  そこに熱さを感じます。
  

   「天才とは1%のインスピレーションと99%の努力である」
    Genius is one percent inspiration and ninety-nine percent  
    perspiration.

  もう、あまりにも有名なアルバート・アインシュタインの言葉。
  月並なのですが、ただ、この言葉で「努力」と訳されている、
  「perspiration」。そのもう一つの意味は「汗」なのです。「努力」
  でもその意味は伝わりますが、「99%の汗なのである」といったほ
  うが、もう少し真意が深く伝わるような気がします。

  とまーそんなことで、NHKのプロジェクトXをみますと、まさに、
  このアインシュタインの言葉があてはまります。「天才」のところを
  「成功」と置き換えてみると、まさに成功の裏には99%の汗があります。

  ちょっと前ですが、シャープの液晶開発チームのことを放送していま
  した。液晶というのは、アメリカが先行していたそうですが、それを
  応用していくのに米国は、半ばあきらめ気味だったとのこと。
  それにめげず、そのチームは商品化した。それが、液晶電卓なのです。
  それが実現するまでの実験回数は、なんと1万回以上。
  その目処がつくきっかけとは、ある日、液晶のもととなる液体のビン
  を開けたまま帰ってしまったという失敗にあります。そこにホコリな
  ど不純物が入ってしまい、その担当者の人が、どうせ捨てるんだから
  と試しに実験してみたところ、液晶がうまく映し出されたとのことでした。

  これをなんと言うのか。執念の賜物。

  遠藤氏の言葉を借りるならば、「神様の贈り物」でしょうか。

  さらに似た様な話しです。

  石鹸というものがあります。
  その歴史は、古代エジプトまで遡るそうですが、それはさておき、 
  1873年、明治時代初期、日本の話です。
  工業的な石鹸の始まりは、堤磯右衛門という人の成功がはじまりだそ
  うです。彼は、石鹸一筋、ひたすら石鹸づくりにあけくれ、ひどく貧
  しい生活を強いられます。そのため、先祖代々の田畑も売り払ってし
  まいます。
  そんな中で、奥さんが厄払いのつもりで実験材料の中に塩をまいたそ
  うです。「あーもうやってられないわ!」という感じでしょうか。
  すると、これがみごとに固まって国産石鹸が誕生したというのです。
  
  まさに「神様の贈り物」。

  こういった偶然、神のなせる技としか思えない出来事を引き寄せる力。
  それは、陳腐この上なきかもしれませんが、やはり

   ★執念
   
  そう思うのです。
  しかしながら、多くの人が、歴史残るような大発明に取りくんでいる
  わけではございません。
  しかし、全ての人に仕事における成功や人生における成功とは何なの
  かといったビジョンをお持ちかと思います。

  リーダーである“あなた様”でありますと、すくなくとも、組織にお
  ける定量的、定性的な目標がございませんでしょうか?
  そこに辿り着くのに何が必要なのか?
  少ない事例ですが、これらの中から感じるものは、
  「もういいよ!」といわれそうですが、夢にでてくるまでに繰り返し
  ます。

   ★執拗なまでの想念
   ★執着この上なき想い

   ★執念 

  時に、これなくしては、なし得ないものがあるのではないでしょうか?
  リーダーである“あなた様”であれば、おわかりになって頂けると思
  うと同時に、その事を今一度、胸に深く刻んで頂けたらの願いから、
  失礼覚悟で、滑稽だと笑われること覚悟で繰り返しました。
  
  失礼がございまいたしたら、大変申し訳ございません。

  ただ、松下幸之助氏が述べているこの言葉に、わたくしは、人より多
  くの失敗を経験してきたので、深く深く得心するのです。

「ひとたび失敗し、志を得なくても、それにめげず、辛抱強く
 地道な努力を重ねていくうちに、周囲の情勢が有利に転換して
 新たな道がひらけてくるということもあろう。
 世にいう失敗の多くは、成功するまでに諦めてしまうところに
 原因があるように思われる」
  
 (『指導者の条件』 松下幸之助 PHP文庫)


  
  長い人生です。そんな年柄年中「執念、執念」と言っていたら疲れて
  しまうよ!との声が聞こえてきますが、
 
  「どんな人の人生にも、3度の大きなチャンスが巡ってくる」
 
  とは、いろいろな方から聞きます。道が開けてくる時があると!
  その真実のほどはわかりません。科学的根拠などありません。ですが、
  多くの大先輩が、人生の時を過ごし、その体験の中からつかみ取り、
  語り継がれた言葉なら、少なからずの信憑性はあると思います。

  あなた様にその3度がいつくるのかは、わかりません。ですが、もし、
  チャンスがあなた様の眼前にあらわれた時、その時には、是非とも本
  日の手紙を思い起こし、

   「我が人生にこれほどの執念があるか!」くらいの気構えで、事に
  
  臨んで頂けたらと思います。
  そうすれば、きっとそのチャンスを掴むことができると確信します。

   遠藤守信氏のように・・・・・
   ニュートンのように・・・・
   堤磯右衛門のように・・・
    
   あなた様も!
           
  本日、大変恐縮ながら、当り前の事で言葉を重ねてきました。
  何か参考になる事がありましたら、小生、幸せです。
 
 
  さて、1977年の本日は、かの王貞治選手が、ホームラン世界記録
  を抜く756号を打った日です。テレビでその中継をみていたかは、
  記憶がはっきりしないのですが、とにかくクラスで話題騒然となった
  のは覚えています。
  そして、その頃、テレビでよくみた、王選手と荒川コーチとの練習風
  景。日本刀を持ち、あの一本足打法で、藁の束を一瞬にして、切り落
  としていました。しかし、王選手、実は巨人に投手として入団してい
  ます。入団後3年は、三振王として揶揄され、その末にあの一本足打
  法が編みだされたのです。
  まさに最大のピンチの時に、チャンスが訪れていたわけです。
  その時、この打法をマスターするのに“執念”がなければ・・・
  この意見には、多少なりともご賛同頂けるのではと思います。

    
   最後になりましたが、本日、今日、この日。
   あなた様がリーダーシップを発揮され、執念という武器をたずさえ
   ビジネス(商売)の場面で、必ずや成功されますことを心よりお祈
   り申し上げます。
     
 
   本日は、これにて失礼します。

                               敬具

   平成十五年九月二日

                           松山 淳より

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 ◆自問◆

 1)私は、“執念”をもっているだろうか?

 2)私は、「まーいいや」が口癖になっていないだろうか?

 3)私は、何かをあきらめていないだろうか?

※今すぐ、目をとじて30秒だけ考えて下さい。今すぐ!席をたたないで!
 答えは、でなくていいのです。それについて、考えるだけでいいんです。
 目を開けたら、一番下までスクロールして、その言葉を読んで下さい!

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 ◆102℃ WORD◆

「10年後の自分に何をプレゼントしますか」

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 ◆追伸◆

   道を歩きます。まだ、暑いですが、夕方には何やら秋の気配
   を感じます。季節は確実に移り、時は流れます。
   その流れにのり、日本の秋ならではの豊かさを楽しみたいと思います。 
   秋刀魚がおいしい季節です。やっぱり大根おろしに醤油ですかね!      
     
   〜最後まで読んで下さいまして、本当にありがとうございます〜

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【ことば】

 「最大の名誉は、決して倒れないことではない
  倒れるたびに起き上がることである」
                    
 (孔子) 
 
 執念があれば、きっと起きあがれると思います。
 今日も一日ぜひともがんばって下さい!!!


松山 淳 JUN MATSUYAMA松山淳顔写真

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダーシップ研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 >>>プロフィール

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