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【36通目】本田宗一郎に学ぶ哲学の話!

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              03.09.02
              36通目
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 リーダー様へ  

拝啓 長月はじまり朝清し    
 
  如何お過ごしでしょうか?
  
  さて、一昨日の事、妻がテレビのニュースを見てました。
  わたくしは、別のことをしてました。が、ある言葉が突然耳に飛び込
  んできました。

   「負けるもんか!」

  どうも世界陸上に出場している、ある日本選手が発した言葉だったよ
  うです。すぐに場面が変わってしまったので、どの選手だったのかわ
  かりませんでした。妻も本を読みながらでした。ですので、結局わか
  らずじまいなのですが、何かその言葉に心を打たれるものがありまし
  た。なぜならば、

   「負けるもんか!」
  
  その小さな言葉に、哲学を感じたからです。

   哲学。

  などといいますと、こ難しい感じがします。そして、わたくしが、そ
  れについて語る十分な知識などございません。

  しかし、本田宗一郎氏は、こんなことを言っています。

  「哲学というと、むやみに考えて、学者だけが空理空論をもて遊んで
   いると考えがちだが、だれしもが、毎日の生活の中で、立派に哲学
   を使っているのである。会社の経営思想、社是といったものも、
   ひとつの哲学だ。経営者は、それぞれの哲学をもって判断を繰り返
   している」(『本田宗一郎「一日一話」』より PHP研究書)
   
  わたくし、この言葉に深く賛同致します。
   
  賛同点は以下です。

   1)哲学は、難しいものではない
   2)哲学は、生活の中にある
   3)哲学は、それをもって判断するもの

  とくに、人の上にたつ“あなた様”ですと、3)の何かを判断する際
  の根拠になる、という点が耳に響いてくるのではと思います。

   「仕事に哲学をもて!」

  多分にもれず、わたくし、サラリーマン時代、新人時代、かつての上
  司から言われておりました。

  しかし、恥ずかしながら、20代の頃は「そんな哲学なんて!?」と
  正直、思っておりました。ですが、自分なりによく考えてみれば、
  哲学を言葉にする、しないの問題ではなく、人間であれば、日々、
  哲学を実践しているのだと考えるようになりました。

  3)の何かを判断する時の根拠。

  これは、もう日々の生活、その連続です。

  仕事柄、妻の買い物につきあい、よくスーパーに行きます。豆腐を買
  う、米を買う、その時に、無農薬、有機栽培の表記があれば、多少
  値段が高くてもそちらを選びます。ふところは苦しいですが、そうし
  ます。わたくしは、それを哲学の実践だと思っています。
  家訓にでもすれれば、

   一、人に優しき食をえらぶこと
  
  にでもなりますでしょうか?

  本屋に行きます。子供と行きます。子供が本を欲しがります。
  ウルトラマンや怪獣だらけのものは遠慮してもらいますが、日本の昔
  話やストーリーが子のためになるなと思う絵本などは、迷うことなく
  買います。ちなみに古本屋ですが(笑)

   一、絵本は子のため多少の出費は覚悟せよ
  
  にでもなりますでしょうか?
 
  と、少々、私事を書きすぎまして申し訳ございません。
  ようは、哲学とは、そんな日常の判断をするさいの根拠となるもので
  あり、それを行動に移せば、哲学の実践だと思っています。
  
  それをビジネス(商売)の場にあてはめれば、まさに、本田宗一郎氏
  が言うように経営思想、社是などです。
  
  これは大事です。 
 
  なぜならば、それを根拠に組織という人間集団が、何かを判断をして
  いくからです。逆に言えば、そういった判断の根拠とならない経営思
  想、社是は、お題目だけだと言えるのではと思います。

  「ホンダイズム」という言葉があります。それが生きているなと感じ
  るのは、ホンダの車を見ると、「あーホンダだな」とすぐにわかるか
  らです。それは、ホンダの哲学が会社の中で息づいているから、形と
  してでてくるのだと思います。それが、確固たるホンダの強みになっ
  ているわけです。

  これは、実際に、ホンダに勤める知人の話しを聞いても、それを感じ
  ます。本人は、そのことを意識していないようですが、やはり部外の
  わたしから見ますと、モノづくりに対するその考え方は独特なのです。  
  すっかり、「ホンダイズム」を実践しているのです。

  でも、それならば、別に哲学と呼ばずに、経営思想、社是でいいじゃ
  ないかとの声が聞こえてきます。

  そこで、わたくしなりの見解です。

  哲学と敢えて言うのは、その言葉に“重み”があるのだとの点を表現
  したいからです。言葉に“重み”があるとは何か?

   ★その言葉に責任を持つ

  ということだと思います。
  
  「四十になったら自分の顔に責任をもて」

  リンカーンの言葉です。
  
  顔つきが変わるのは、どういった時でしょうか?
  何かを経験し、その人の考え方が変わった時です。

  それは、その人が哲学をもった時とも言えるのではないでしょうか。

  では、“哲学をもつ”とは、何かと言えば、判断の根拠となるものを
  言葉にした時です。言語化した時です。
 
  つまり、顔に責任を持つとは、自身の考え方、哲学、その言葉に責任
  をもてということだと思います。  

  わたくしなりの解釈ですが、リンカーンは、そういいたかったのでは。

  ビジネス(商売)の場面は、日々、判断、意思決定の連続。いやいや
  人生そのものがそうとも言えます。哲学をもつとは、よりよき人生を
  送るためにほかならないのではないでしょうか?

  なぜならば、そこに迷いが少なくなるからです。

  また、自身の例で恐縮ですが、食を買う時、有機、無農薬であれば、
  すぐに決定します。本もよければ、「今月、苦しいなー」などと言わ
  ずに即決し、レジに向かいます。

  これを、最近はやりの言葉で言えば、

   意思決定のスピードが上がっている

  と言えないでしょうか?

  自身の哲学なるものを少し意識し、明確にしていく。

  すると、何か良いことがあるようです!
  いや、間違いなく素晴らしきことがおこると確信しております。

  これからも「負けるもんか」でいきたいと思います。       

  本日も、大変恐縮ながら、当り前の事で言葉を重ねさせて頂きました。
  何か感じるところがありましたら、小生、嬉しい限りです。
 
  さて、1945年の今日は、ミズリー戦艦上で、日本がその戦争に終
  止符を打つべく、降伏文書にサインした日です。調印者は、重光葵全
  権大使。その胸中には、いかなるものがあったのでしょうか?
  戦争からは、思想を統制していく、いわば洗脳の恐さを教えらます。
  オウムの事件も同じです。実は、わたくし、かのサリン事件の時は、
  本当に運良く、電車に乗らずにすみました。朝、出勤するとき、
  駅でみた、その光景は、今も忘れられません。
  多様な価値を認める。大事だと思います。  

    
   最後になりましたが、本日、今日、この日。
   あなた様がリーダーシップを発揮され、自身の哲学に沿い、ビジネ
   ス(商売)が、ますます発展されますことを心よりお祈り申し上げ
   ます。
     
 
   本日は、これにて失礼します。

                               敬具

   平成十五年九月一日

                           松山 淳より

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 ◆自問◆

 1)私は、自身の“哲学”をもっているだろうか?

 2)私は、仕事に対する“哲学”があるだろうか?

 3)私は、他の価値観を認めているだろうか?

※今すぐ、目をとじて30秒だけ考えて下さい。今すぐ!席をたたないで!
 答えは、でなくていいのです。それについて、考えるだけでいいんです。
 目を開けたら、一番下までスクロールして、その言葉を読んで下さい!

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 ◆102℃ WORD◆

 「未来のために、今、できることがある」

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 ◆追伸◆

   えー大変恥ずかしながらなのですが、とあるサイトに感想を
   送りましたら、このメルマガの事が紹介されました。
   社会企業フォーラムというサイトです。このメルマガの根底となる
   言葉がそこにあります。
   わたくしごとで、大変恥ずかしいのですが、もし宜しければ・・
          ↓  ↓  ↓  ↓  ↓
      http://www.jsef.jp/sekai/message_a013.shtml      

   〜最後まで読んで下さいまして、本当にありがとうございます〜

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【ことば】

「変転きわまりない時代にあって、根本的に変わらないものがひとつある。それは何かというと、人の心というやつだ。つまりはその思想であり、その根っこの哲学である」
                    
 (本田宗一郎)
    
 人の心を考えると、哲学が生まれるようです。  
 今日も一日ぜひともがんばって下さい!!!


松山 淳 JUN MATSUYAMA松山淳顔写真

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダーシップ研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 >>>プロフィール

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