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『リーダーへ贈る108通の手紙』

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【34通目】問題を未然に防ぐ組織づくりには「対話」!

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『リーダーへ贈る108通の手紙』
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              03.08.29
              34通目
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 リーダー様へ  

 拝啓 葉月の終わり秋近し
 
  如何お過ごしでしょうか?
  
  今年も後、4ヶ月とちょっとです。勇気ある行動で、記憶に残る
  2003年となるよう、日々、奮闘されていることと思います。

  わたくしも、なんとか素晴らしき年にとがんばっておりますが、御盆
  の時に、大渋滞に巻き込まれてしまい、昔の古傷である腰痛がでてき
  てしまいました。
  かなり長時間座っていたのがいけなかったのかようです。エコノミー
  症候群などというのは、車にも当てはまるそうで、じっとしていると
  いうのはよくないわけですね。
  目的地に着いてからそんなテレビをみました。
  そうならないためには、とにもかくにも動かないといけない。
  そうしないと、血の流れが悪くなる。流れが悪くなるとバランスがく
  ずれる。それで、体のあちこちが痛くなったりする。
  でも、少し運動して、めぐりをよくし、バランスを戻してやれば直る
  わけで、人間の体とはよくできているものです。

  さてさて、経営や組織も、そんな人間の体に似ていると、
  経営者やリーダーの方からよく聞きます。

  「経営とは“生きもの”だ」
  
  こなん表現をされる方は少なくありません。 
  
  そして、調子がよくない時というのは、どこかで“かたより”や
  “よどみ”を感じると言います。
 
  それは、感覚としていっていることが多いのですが、その正体は、
  情報がよどんでいる、流れが悪くなっていることが一つ上げられるよ
  うです。
  
  さてさて、本日も、嘘のような本当の話しを一つ。
  極単な例ですが、情報の“よどみ”生んだ悲惨な事故です。
  
  時は、1978年。米国、オレゴン州上空。パイロットである、
  マクブルーム氏は、着陸装置の故障に気がつく。そこで、彼は、着陸
  待機用のコースを旋回しながら装置を点検しはじめた。そして、その
  調整に没頭する。
  しかし、燃料には限りがある。どんどんゼロへと近づいていく。
  そのことにマクブルーム氏は気がつかない。気がついているのは、
  副操縦士たち。
  ところが、このことをマクブルー氏に報告しない。
  墜落という大事故が近づいているのに言わない。

  結果、飛行機は墜落し、10人が死亡するという大惨事となった。
           
 (『EQ』講談社 ダニエル・ゴールマン より)
  

  信じられません。ですが、実話です。
  この事故のことは、今日でもパイロットの安全訓練のなかで教訓とし
  て語りつがれているそうです。

  では、なぜ副操縦士が、報告できなかったのか?

  それは、マクブルー氏が、ふだんから、同僚たちがびくびくするよう
  な激しい気性の持ち主であったから。
  だから、なんと副操縦士は、彼を激怒させるのが恐ろしくて、そのこ
  とが言えなかったです。

  墜落より、上司の方が恐い。

  こっちが恐い話しです。

  さてさて、この事実から何をお感じになりますでしょうか?
  もちろん、これをビジネスの場面に当てはめていくのには、多少無理
  があるかもしれませんが、情報が“よどむ”結果として、何か弊害が
  発生するということは、御賛同頂けると思います。

  『どうして、今までそんな事だまってたんだ!』
  『いつものミーディングで言えばよかっただろ!』
  『ホウ・レン・ソウが大事だっていつもいってるだろ!』

  と、リーダーである“あなた様”ですと、口にせずとも心の中で思っ
  たことが幾度かあるのではと思います。

  ちなみに、ホウ・レン・ソウとは、
   
   ●報告(ホウ)
   ●連絡(レン)
   ●相談(ソウ)

  のことです。
  わたくしがサラリーマンだった頃、上司の口癖でした。当たり前すぎ
  ているのか、表現が洗練されてないからなのか、最近はあまり、本で
  も、実際にも、聞くことはなくなりました。
  が、これほど、社内におけるコミュニーションのポイントをついた
  言葉はなかなか、ないのではと思います。
  コミュニケーション・マネジメントなどとカタカナで言ったら、何の
  ことだがか?すぐには、ピンと来ません(笑)
  私見であり、余談でした。すいません。

  といったことで、前述の飛行機事故では、まさに、ホウ・レン・ソウ
  が欠けていたわけです。
  それには、不断の努力が必要なのであり、“対話”がいつも行われて
  いる土壌が大事なわけです。
  なぜならば、仕事上のミスや失敗というのは、本人にとっては、社内
  的にマイナスの評価を生むわけです。ですので、できることならば、
  人には話したくない。これが、人間の心理です。
 
  それは、31通目でお話した『マズローの欲求段階説』でいきますと
  第2段階の「安全の欲求」に根ざしているわけです。
   
 【バックナンバー】
   http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000112707

  人は、とかく安穏さに流れがちであることは、世の常です。

  だが、そこをリーダーが、ぐいっと引っ張りあげるわけです。
  しかし、日常、ざっくばらんに、ワイワイガヤガヤ、本音で話しがで
  きる関係を築いていれば、そういった、情報の“よどみ”は、ある程
  度防ぎうるものだと考えます。

  長く、ボストンコンサルティンググループという会社の社長を務め、
  現在、ドリーム・インキュベーターという会社の社長をされている
  堀紘一氏の著書に『リーダーシップの本質』(ダイヤモンド社)とい
  ものがございます。

  そこで、氏が語ります。
  

「リーダーに入ってくる話しの九割以上は嫌な話しである。
  問題が発生したというものばかりだ。とくに突然来る話は
 100パーセント悪い話と思って間違いない。
 時にはいい話も来るが突然来ることはない。
 いい話は段階を追って入ってくることが多い。」  

  
  この事実は、何が意味しているのか?

  もう、これ以上言うに及びません。

  臭いものには、蓋をしろ!しかし、その臭いが止まるのは、いつの世
  も一時的なものであって、蓋の下では、どんどん、どんどん、何かが
  腐っていくわけです。そして、その蓋では、臭いをおさえ切れなくな
  くなり、あたりに、異臭が放つ。
  問題は、さらに大きくなっていくわけです。  
         
  リーダーともなりますと、蓋が閉っていないか?いつも気を配る。
  閉っていそうだと思ったら、こちらから、それを開けに行くぐらいの
  姿勢が必要のようです。
  
  しかし、繰り返しになりますが、日常より、聞く姿勢、対話があれば
  自然と情報は集まってくる。

   ★水は低きに流れる

  これもまた世の常です。

  堀紘一氏の話しでは、問題は、常に水面化で静かに進行し、、底へ底
  へと逃げようとする。そして、いつかは息がつまり、ある日、突然顔
  を出す。そんな特性を端的に教えてくれます。
  
  そのプロセスは、人間の病気のようです。
  御存知の通り、風邪などは、ある日突然ひくものではなく、必ず数日
  なりの潜伏期間をおき、そして、発症するわけです。

  なんとも、会社組織に、似ています。

  早期発見は、病気への対処方法として、基本中の基本。しかし、
  
   ★病気にならない体をつくることも大事。
  
  医療の世界も、対処から予防へと考え方が変わってきているとのこと。  

   ★問題が起きにくい組織をつくること。
  
  それは、しつこですが、やはり、

   ★対話
 
  これにつきると思います。

  情報の流れをよくする。“よどみ”をとる。“かたより”をなくす。
  
  経営者の方がとかく、「経営とは“生きものだ”」との弁。
  
  大きく首を縦にふりたいと思っております。  
    
  
  本日も少しでもお役にたてればと言葉を重ねました。何か参考にな
  るようなことがありましたら、小生、嬉しい限りです。  

  どうぞ宜しく御願いします。


  さて、本日は「焼肉の日」です。8月29日だからです(笑)
  狂牛病事件で、大打撃を受けた飲食店、小売店は数知れず。その発端
  は、まだ記憶に新しいことと思います。
  この事件、組織における情報の“よどみ”が原因になっていたことに
  異論はないかと思います。
  今年は、少しはその影響から抜け出している所もあるとのことです。
  是非とも、がんばってほしいと思います。

    
   最後になりましたが、本日、今日、この日。
   あなた様がリーダーシップを発揮され、よどみなき組織をつくりあ
   げ、ビジネス(商売)が、ますます発展されますことを心よりお祈
   り申し上げます。
     
 
   本日は、これにて失礼します。

                               敬具

   平成十五年八月二十七日

                           松山 淳より

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 ◆自問◆

 1)私は、“対話”をしているだろうか?

 2)私は、問題を発見する努力をしているだろうか?

 3)私は、風通しの良い組織を目指しているだろうか?

※今すぐ、目をとじて30秒だけ考えて下さい。今すぐ!席をたたないで!
 答えは、でなくていいのです。それについて、考えるだけでいいんです。
 目を開けたら、一番下までスクロールして、その言葉を読んで下さい!

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 ◆102℃ WORD◆

 「楽しみながら・・・」

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 ◆追伸◆

   次の配信はもう9月です。
   なんともはやいものですが、9月になりまたら、9月ならでは、
   季節の“うつろい”をみることができます。
   高くなった空を眺めるのは、なんともいえません。
   日本の四季に感謝です。

   〜最後まで読んで下さいまして、本当にありがとうございます〜

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 ですので、どんどん使って下さい!みんなで明るくがんばりんましょう!

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【ことば】

「虹が欲しけりゃ雨は我慢しなくてはならない」
                    
(ドリー・パートン)
    
 問題について話し合うときは、骨が折れます、疲れます。
 その先には、虹があることを信じて・・・ 
   
 今日も一日ぜひともがんばって下さい!!!


松山 淳 JUN MATSUYAMA松山淳顔写真

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダーシップ研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 >>>プロフィール

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