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【31通目】マズローの欲求段階説に学ぶ仕事のやる気!

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              03.08.26
              31通目
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 リーダー様へ


  拝啓 胸なでおろす葉月の暑さ
 
  如何お過ごしでしょうか?  

  本日は、昨日の続きです。早速、本題に入りたいと思います。
    
  豊臣秀吉が、清洲城を修築する時、信長公が来て一言があった。
  これで、俄然、工事人達は活気づき、あっという間に塀の修復は終わ
  ってしまったという話しでした。

  そして、この時、働く人の心に満たされたものは何か?

  それは、その仕事に“意味”を見い出したということ。

  その“意味”とは、

   ★「自分は、この仕事になくてはならない、“必要な存在”」

  と感じることができた!そんなことです。  

  ですが、そんなこと、これが人を確実に行動へと駆り立てるわけです。
  なぜならば、それは、人間の欲求に根ざしているからです。

  人が人ゆえの理由です。

  御存知の「マズローの欲求段階説」にそのヒントがあります。

 「マズローの欲求段階説」

 マズローとは、アブラハム・マズロー(1908〜1970)というアメリカの心理学者のことです。彼は、人間の欲求を低次のものから高次のものへと5段階に分けました。
            
              第5段階           高次
                                
             自己実現の欲求          ↑
                              │
           第4段階 尊厳の欲求         │
                              │
          第3段階 社 会 的 欲求       │
                              │
        第 2 段階 安 全 の 欲 求      │
                                
       第 1 段 階  生 理 的 欲 求    低次

    といったように、上の図には少々無理がありますが、要は、ピラ
    ミッド型でそれを表現したのです。

    それぞれの意味にはついては、簡単に言いますとこんなことです。

 ■第1段階:生理的欲求
 人間の生存に関わる欲求。「食べる」「寝る」などといった極めて根源的なもの。

 ■第2段階:安全の欲求
 危険を回避したいという欲求。安全な場所や安定した状態を求めるという欲求。

 ■第3段階:社会的欲求
 集団や社会にうまくとけ込み、そこで、他人と関わり愛情なり友情を分かちあいたいという欲求。所属と愛の欲求とも言われる。

 ■第4段階:尊厳の欲求
 みんなから尊敬されたい、自分は他者より優秀であると人から認めてもらいたいという欲求。

 ■第5段階:自己実現の欲求
 自分を向上させたい、才能を開花させたいなどの欲求。
     
             
  と、それぞれ、御自身に照らし合わせますと、何らかの御理解がある
  のではと思います。

  そして、マズロー氏は、これらの欲求が人間の“動機づけ”になって
  いくのだと言っているわけです。
  
   “動機づけ”とは、つまり「行動する理由」です。
  
  どうしてそれをするのかという答えです。もちろん、なぜ行動を起こ
  すのか?とは、そんな単純なことではありませんが、氏の説を、自分
  にひきつけて考えますと、大きくうなづけるものがあります。

 

   さて、話しを秀吉の逸話に戻します。
   この欲求説に関連させていきます。

  
   ★「自分は、この仕事になくてはならない、“必要な存在”」
    であると感じることができた。

  これは、上の説からいきますと。第4段階の「尊厳の欲求」にあたる
  わけです。

  「俺たちのような身分の低い人間のために、わざわざ信長公がやって
   きてくれた。それは、俺達のことを大切にしてくれているからだ。
   それに、賞金まで出してくれるとは、俺達のことを思っていてくれ
   ているんだ。よーーーーし!やるぞーーーーー!」

  といった感じでしょうか?
  
  組分けをして、集団と集団を競い合わせる。そこに生まれる連帯感と
  いうのは、第3段階の「社会的欲求」にあたるわけで、秀吉は、その
  上を狙ったというわけです。

  20世紀に唱えられたこの論を、16世紀に生きた秀吉が、もちろん
  知る術はありませんが・・・

   ★何が人を動かすのか?

  秀吉は、本能的に知っていたことになります。農民という当時でいえ
  ば、極めて低い立場から上り詰めていった、秀吉ならではの名采配な
  のではと思います。

   ■「名選手、名監督にならず」

  という言葉があります。
  ここに横たわる一つの真理とは、

   ●「人の気持ちがわからないと名監督にはなりがたい」

  ということだと思います。
  名選手は、自分の優秀さが基準となりがちなので、そうでない選手が
  なぜ自分の求めることをできないのか理解しがたい訳です。そういっ
  た傾向があるということです。
 
  監督という立場は、集団をまとめあげ、個々の能力、才能を引き出す
  ことにもあります。
  その点で、この「他への理解のしがたさ」これは、致命傷になるとい
  うわけです。そこで、

   ■「名選手、名監督にならず」
 
  と言われると、わたくしは解釈しています。

  しかし、秀吉は決して名選手ではなかった。ここでの名選手とは、今
  におきかえますと、いわゆる、エリートではなかった。エリートは、
  何といっても明智光秀であり、その対極にいたわけです。

  だからこそ、人心掌握の術に関して、なみなみならぬ才能を発揮し、
  彗星のごとく天下人への道を駆け上がっていったのでしょう。
  少し、キーワード的に申しますと、それは、

   ★共感力

  といったことだと思います。

   ・相手の立場にたって、相手の目線になって物事を考えられる力。
   ・人が、その時、その立場で、その境遇の時、どのように感じるの
    か?わかることができる力。
  
  そんな事でしょうか?    
  
  秀吉は、これが抜群だったのだと思います。
  個人的には、天下人になってからの秀吉は、あまり好きではありませ
  ん。何か共感力に欠けていた行動が多いと感じるからです。

  さて、それは余談としまして、これまでの逸話より

 ■信長公のたった一言で志気が高まった
 
   →★「言葉の大切さ」

 ■信長公を夜中に連れてくる
           
   →★「非常識さ」

 ■秀吉の人心掌握の巧さ
   →★「共感力」

  そんなことを痛感します。

  しかしながら、それらの“かしこさ”のベースには、何といっても
  プロジェクトを成功させようとする、若き日の秀吉ならではの仕事に
  懸ける“情熱”を抜きにしては語れないと感じます。

   まさに、「懸命」であったと。
  
  懸命とは、「命を懸ける」と書きます。現代では、随分と、懸命とい
  う言葉は、弱々しくなりましたが、世は戦国時代ですから、当然とい
  えば当然だとも言えます。ですので、そんな言葉がぴたっときます。

  その懸命さが誰よりも抜きん出ていたからこそ、秀吉の
  企画力、行動力があったといえるのではないでしょうか?

  だからこそ、あの時代に、農民という境遇から上りつめていったので
  はないでしょうか?

  大河ドラマに出てくる、若き日の秀吉は、誰が演じても、おもしろお    
  かしく、そして、情熱のほとばしる人間として描かれます。
  先程、「人を動かす」などと記しましたが、よく考えると、人をコン
  トロールするようで、“あざとさ”が鼻につくような気がします。
  秀吉に人がついていったのは、そうではないわけです。
 
  ならばと、思いました。  

  ならば、秀吉から学ぶべきは、もしかすると、

   ★「賢明」さよりも「懸命」さ

  なのではと!
  今の、わたくしにとって決定的に欠けているもの
  ついつい、段取りがどうだの、スケジュール管理がどうだの、企画手
  法がどうだのと、テクニック的な、ノウハウ的なことに走ってしまう
  自分が、肝に焼きつけるべきは、五臓六腑に染みわたらせるべきは、
  頭の奥底へとたたきつけるべきは、

   ★「賢明」さよりも「懸命」さ

  これなのではないかと!  
  
  「暑い、暑い」と環境のせいにして、作業が遅々として進まなかった
  一昨日。少しは反省せねばと、そんなことを思った次第です。  

  未熟ものの弁、どうぞお許し下さい。
  リーダーであるあなた様であれば、何か感じることもあるかと思い、
  本日も拙い論を展開してまいりました。
  一つでも参考になることがありましたら、小生、幸せでございます。
  どうぞ宜しく御願いします。  
  

  さて、先日放送された「24時間テレビ」。1978年の本日が、
  第1回目の放送だそうです。今年で、26回目でした。
  好例のマラソン、今年は、山田花子さんが走ったそうですが、昨年は
  確か、西村知美さんだったと記憶しています。
  あまりにも感動を誘うようなその仕掛けに、時に、素直に感動できな
  い自分がいたりするのですが、西村知美さんは、その時、不妊という
  女性にとっては、大変悩むべき問題を抱え苦しんでいたとのこと。
  そんな自分を変えたい、精神的に成長していきたいというのが、最終
  的にあの長距離マラソンのオファーを承諾した理由だそうです。
  それでどうかは、神のみぞ知るですが、その後、赤ちゃんを出産され
  ました。テレビの中で笑顔を絶やさない彼女からは、想像もできない
  苦悩の表情、懸命さが、そのドキュメンタリー番組にありました。
  そして、その24時間テレビのゴールシーンを少し、斜に構えて見て
  いた自分を恥ずかしく思いました。 

    
   最後になりましたが、本日、今日、この日。
   あなた様がリーダーシップを発揮し、懸命なる情熱で道を切り開き
   お仕事がますます御発展されますことを心よりお祈り申し上げます。
     
 
   本日は、これにて失礼します。

                               敬具

   平成十五年八月二十五日

                           松山 淳より

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 ◆自問◆

 1)私は、“懸命さ”を忘れてないだろうか?

 2)私は、“情熱”その真の意味を理解しているだろうか?

 3)私は、言葉を大事にしているだろうか?

※今すぐ、目をとじて30秒だけ考えて下さい。今すぐ!席をたたないで!
 答えは、でなくていいのです。それについて、考えるだけでいいんです。
 目を開けたら、一番下までスクロールして、その言葉を読んで下さい!

=======================

 ◆102℃ WORD◆

 「怒りをぶつけるべきは自分の弱さ」

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 ◆追伸◆
   
   先日、妻の友人から“さんま”を頂き、食べました。
   スーパーで買ってくるのと、どうしてこうも違うのかと驚きます。
   昨年も、同じ時期に頂いたのですが、どこかからの直送らしく
   その日のうちに必ず食べて下さい、と言われます。
   暦の上では、夏が終わろとしている。
   これからの主役“さんま”が知らせてくれました。   
    
  〜最後まで読んで下さいまして、本当にありがとうございます〜

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【ことば】「真剣さの足りないことを恐れよ」(松下幸之助)
   
 “真剣さ”とは、ふと漢字をみてみると真剣からきています。
 真剣勝負とは、剣の時代では、生きるか死ぬかでした。
 “真剣さ”とはそれくらいの意味でした。
     
 今日も一日ぜひともがんばって下さい!!!


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世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダーシップ研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 >>>プロフィール

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