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『リーダーへ贈る108通の手紙』

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【27通目】固定観念の怖さを知る2つのクイズ!

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『リーダーへ贈る108通の手紙』
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              03.08.20
              27通目
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 リーダー様へ

 拝啓 冷たき葉月にカーディガン
 
  如何お過ごしでしょうか?  

  本格的な冷夏です。今朝ラジオで、天気予報の方が、「木曜日からは、
  お日様がみられそうです」と発表しました。が、その後、すぐに「木
  曜日も天気が悪いそうです」と発表し直し、そのことをしきりに謝っ
  ていました。
  夏は暑いものと頭にあるので、そうでないと心配になります。
  固定された頭にあるイメージが、“ぐらつく”感じです。

  この“ぐらつき”が、会社にはびこる常識を打破した瞬間であれば、
  いいのですが・・・

  さて、本日は、そんな“ぐらつき”をちょっとだけ体験して頂こうと
  思います。

  あまりにも有名な事例ですので、御存知でしたら申し訳ございません。
  最初は、以前に友人に出された問題です。

 

【問1】

 ある坂道をリヤカーが進んでいます。一人が前で引っ張り、その後
 をもう一人が押しています。相当、重そうです。が、力強く進んでいきす。
  額から汗が流れおちています。   
   
   通りがかりの老人が、前を引く人に尋ねます。
    
    「御苦労ですね、後ろの人はあなたの息子さんですか?」
   
   すると、「そうです、わたしの息子です」と、答えました。

   老人は、つづいて、後ろのその息子に尋ねます。
  
    「前で引いているのは、あなたのお父さんですか?」
 
   すると
   
    「いいえ!違います」と。

                *
              *???*
                *

    さてさて、その関係は?  

   
  
  ここで、もし、一瞬でも「おや?」と思われたならいいのですが、
  そうです、前を引いているのは、ただ単に

   「母親」なのです。

  わたくしは、まんまんとひっかかってしまいました。
  
  リヤカーを押している。坂道を力強く。額から汗が・・・
  
  となると、その時点で、これまでの経験からくる判断基準があって、
  これは、「男性であると」瞬時に思い込んでしまったのです。

  そこで、最後までその固定された観念を動かすことができずに、
  「父親ではないと」聞いて、「なんで?」となります。
  「なんで?」がありますから、答えの母親を聞いて、“ぐらつき”を
  体験します。
   
   ★固定されていたものが、動いた感じです。  

  さて、次は、ちょっと趣向が違いますが、「あーなるほど」と
  少しは“ぐらつき”を感じて頂けるのでは・・・
  まず、以下、文面を読んで下さい。   

 
【問2】

 
  ■その手順は全く簡単である。まず、ものをいくつかのグループに
    分ける。もちろん、ひとまとめでもよいが。それは、やらなけれ
    ばならないものの量による。

  ■もし、設備がないためにどこかよそに行かなければならない場合
    には、それが次の段階となる。そうでない場合は、準備はかなり
    よく整ったことになる。

  ■重要なことは、やりすぎないことである。すなわち、一度に多く
    やりすぎるよりも少なすぎる方がよい。この重要性はすぐにはわ
    からないかもしれないが。めんどうなことはすぐに起こりやすい
    のだ。その上失敗は高価なものにつく。

  ■最初は、その全体の手順は複雑に思えるかもしれない。しかし、
    すぐにそれは生活のほんの一面になるであろう。近い将来はこの
    仕事の必要性がなくなるとは予想しにくいが、誰も何とも言えな
    い。

   ■その手順がすべて終わったあとで、ものを再びいくつかのグルー
    プに分けて整理する。次ぎにそれらは適当な場所にしまわれる。
   
   ■結局、それらは再び使用され、その全体のサイクルは繰り返され
    ることになる。とにもかくにも生活の一部である。

  (Bransford & Jhonson,1973)

    「一体何のことでしょう?」 

 

                *
              *???*
                *

  
              
           
    「洗濯のことです。」

   と、ここで再読してみてください。
   「なるほど」と思うのですが、如何でしょう?

   ちなみに、わたくしは、読みながら工場の生産現場、ベルトコンベ
   アなど、機械が何台も動いている場面を想像してしまいました。

   その引き金となっているのが、2段目の「設備がないために・・」
   です。この「設備」という文字だけで、もう工場がでてきてしまい
   ました。最後に、「生活の一部である」とあるにかかわらず、読後
   も工場の固定された観念を動かすことができませんでした。

   もちろん、工場の何かしらの生産工程も正解だと思いますが、ミソ
   は、正解が「洗濯」と知って“ぐらつき”覚えて頂けたらというこ
   とにあります。
  

  
  さてさて本日は、ちょっとした息抜き程度のものになりましたが、
  そこからみえてくる真理とは、

    ★固定観念は崩し難い。
    ★その結果、間違った判断を呼び込むことがある。
    ★ですので、自分の固定観念を随時チェックする。

  と、いったところで決してあなどれません。

  よく、「常識を打破しよう」と言います。もう、陳腐な響きしかない
  ようですが、「常識」の化けの皮を剥ぎますと、「固定観念」という
  塊が正体をあらわします。
  つまり「常識を打破しよう」とは、「固定観念」と対峙することです。

  昨日、26通目に登場した、人間関係に配慮し過ぎた、バランスを失
  った店主の話では、いわば、チームワークの強化が、彼のお店を成長
  さていく上での「常識」であり「固定観念」でありました。
  これは、決して間違いではないので、その固定化は強烈です。
  
  そこで、この店主は、マネジリアル・グリッドの図で“ぐらつき”を
  覚えます。そこから、良き方向へと舵を取り直しました。

  脳生理学の本などを読みますと、私達の脳は極めて高度に発達し、そ
  こに秘められたパワーは底知れないが、得てして、あまりにも短絡的
  に物事を判断する、ということがよく書かれています。

  それは、わたくしが、まんまとひっかかった本日の【問1】【問2】
  のようなことです。

  短絡的な判断の積み重ねが「固定観念」とも言えます。それは、もう
  いわば

   ★「常にそこにある危機」として監視しなくてはいけないのです。
  
  ですので、1通目のお手紙にも書きましたが、「非常識たれ!」とい
  う巷にあふれかえっている一つの言葉は、やはり重要なのだと思えます。

  しかし、そこには、もちろん、「混沌」が待ち受けています。
  ですが、そこに飛び込まねければならない時があります。
  
   海で子供が溺れています。

   その子を助けるには?何をなすべきか?

   やはり海に飛びこまければいけない時があります。
   
   「助かりますように」と祈っても・・・・

                
  といったことで、どうぞ素晴らしい、前向きな“ぐらつき”が
  日々、リーダーである“あなた様”のまわりに起きることをお祈りし
  ます。その第一歩は、なんといっても“ぐらつき”を知ることだと思います。
  
  思いっきり“ぐらつき”を自分で、
  そして、下につく者と一緒に楽しんで下さい。
  きっと素晴らしいことが起きると確信しております。

  本日も大変恐縮ながら当たり前のこと、敢えて申し上げさせて頂きました。
  もし、何か気づくことがありましたら、小生、幸せでございます。
 
  どうぞ宜しく御願いします。


  さて、1976年の今日は、新幹線こだま号に初の禁煙者が登場した
  日でございます。喫煙が常識であった事を考えますと、社内では、か
  なり大きな抵抗があったと容易に想像できます。
  しかし、その抵抗や批判が激しいほど、その正しさを証明しているの
  だとの弁はよく聞きます。
  それから、27年。東京都千代田区を先兵に、部分的にですが、街ま
  でが禁煙となりました。愛煙家は辛いですが・・・

    
   最後になりましたが、本日、今日、この日。
   あなた様がリーダーシップを発揮し、常識の打破を強め、さらに
   飛躍をされることを心よりお祈り申し上げます。
     
 
   本日は、これにて失礼します。

                               敬具

   平成十五年八月十九日

                           松山 淳より

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 ◆自問◆

 1)私は、固定観念を監視しているだろうか?

 2)私は、常識を疑っているだろうか?

 3)私は、何かに安住していないだろうか?

※今すぐ、目をとじて30秒だけ考えて下さい。今すぐ!席をたたないで!
 答えは、でなくていいのです。それについて、考えるだけでいいんです。
 目を開けたら、一番下までスクロールして、その言葉を読んで下さい!

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 ◆102℃ WORD◆

 「本当に欲しいものは何ですか?」

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 ◆追伸◆
  
  近所に桜並木があり、いつも歩きます。
  しかし、桜が咲いてないと、すっかりそんなことも忘れます。
  花が咲いてなくても桜。
  と思い、よくみたら、素晴らしい緑でした。
  “ぐらつき”ました。
 
  〜最後まで読んで下さいまして、本当にありがとうございます〜

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 ですので、どんどん使って下さい!みんなで明るくがんばりましょう!

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【ことば】「生命なき秩序より、生命ある混沌を愛する」(壮子)
 
混沌に飛び込むには勇気がいります。腰が引けます。
が、その先で手にする素晴らしき何かを見据えれば・・

今日も一日ぜひともがんばって下さい!!!


松山 淳 JUN MATSUYAMA松山淳顔写真

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダーシップ研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 >>>プロフィール

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