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『リーダーへ贈る108通の手紙』

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【20通目】神は細部に宿る「God is in the details.」!

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『リーダーへ贈る108通の手紙』
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              03.08.04
              20通目
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 リーダー様へ

 拝啓 梅雨明けの葉月
 
  如何お過ごしでしょうか?  

  先週、東京を離れ、とあるホテルにおりました。すれ違う従業員の自
  然な笑顔に、「ほんとにホテルマンっていい笑顔するな〜」と思いな
  がら、たびたびすれ違う人達の顔を眺めていました。
  
  そんな中で、ある一人の従業員の方とすれ違いました。その時だけ、
  なんだか妙に丁寧な感じを受けました。とてもいい気持ちです。
  それがなぜなのか?すれ違った瞬間はわかりませんでした。温泉につ
  かって、そのシーンを何度か頭でリプレイしてみました。それで、や
  っとわかりました。まだまだ未熟者です。

  その人は、ほんの1秒くらいなのですが、わたくしの前で立ち止まっ
  たのです。わたくしが、スタスタと歩いてくるのをみかけて、スピー
  ドを落とし、ほんのちょっとだけ静止して、会釈をしたのです。
  
  この“ちょっと止った”ところが、心地よさの主たる要因でした。  

  これは、されてみるとわかるのですが、とても印象のいいものです。
  ですが、する方は、本当にちょっとした事ですから、そう習慣化でき
  るものではないのでしょう。事実、そのホテルで、そういった会釈に
  出会ったのは、それきりでした。  

  この

    ★“ちょっとした差”

  が、他のホテルマンにはない、とても良い印象をわたくしに与えてく
  れました。それは、とても大きな、強い、記憶に残るものでした。

    ★“ちょっとした差”

  これは、わたくしにとっては、耳の痛い話ですが、自戒をこめて、そ
  の時、温泉につかりながら思いだしたエピソードを三つほどお話します。

  御参考までに!

 ■「神は細部に宿る」

  『なぜみんなスターバックスに行きたがるのか?』(講談社)とい
   う本があります。作者は、ナイキとスターバックスのブランドを統
   括した経験をもつスコット・ベドベリという人です。
   本の内容は、御本人の自伝的書ですが、その経験を通して、
   “ブランド”とは、何かについて語られたものです。

   その中で著者がブランドをを定義しています。これが、実務家らし
   い、大変的をえたものなのです。とても、わかりやすく、納得でき
   覚えやすいものです。

   是非、御一読頂ければと思いますが、もし、立ち読みされるようで
   したら、P41に、その定義がありますので、御参考下さい。

   さて、その定義の中で、注目すべきは、受付嬢や電話から流れる保
   留時の音楽でも、ブランドというものは形成されてしまうのだ、と
   著者が述べいる点です。ナイキやスターバックスのブランドを作り
   あげた人が、そう感じているのです。

   そして、「神は細部に宿る」という言葉を著者は使い、

   こういった★“ちょっとした差”の重要性を説いています。  

    受付嬢がでてきて、そこで、さらに思いだしました。

 ■「歩をうまく使う」

   ホンダの話しです。本田宗一郎氏が御健在であった時の話しです。
   将棋九段である升田氏が工場を見学にきたそうです。そして、本田
   氏と応接室で会うやいなや、あなたのところは歩をうまく使ってい
   いる、というコメントをされたそうです。
  
   それは、守衛さんや、受付の女子社員がきちんと対応したからだろ
   うと本田氏は思ったそうですが、さすがみるところが違うと、大変   
   感心されたそうです。

   “ほんのちょっとした差”に着目するのは、棋士ならではの観点と
   思いますが、一流となる人ほど、そこへの“こだわり”が強くなっ
   ていくようです。

 ■「一流と二流の差」

   さて、前述の「神は細部に宿る」という言葉は、建築家として世界
   の3大巨匠であるミース・ファンデルローエの言葉として有名にな
   っています。
   
   「God is in the details.」が原文です。

   日本では、安藤忠雄氏が世界的に有名な建築家の一人です。
   氏は、工事現場をみてまわり、タイルなどが少しずれていると、
   職人を呼び、なおしてほしいと指示します。ですが、ほんとうに
   数ミリ程度なので、あまりいい顔はしないそうです。後日、再度、
   現場を訪れ、もし、それが直っていないと、氏は、ハンマーもって
   きて、そのタイルを叩き割るそうです。

   そして、一流と二流の差は、そのほんの数ミリの差なんだ、と氏は
   喝破します。

      
  さてさて、わたくしにとっては、なんとも耳の痛い話しなのですが、

  これは、いわば、7通目、8通目でお話させて頂きました、複雑系の

 ★「摂動敏感性」

 “ほんのささいな変化が、極めて大きな変化を引き起こす”
      
  
  という話しに通じてくるものです。

  細部にこだわっていくといいますと、完璧を目指すという意味合です
  が、「細部にこだわると、いいことがたくさんある」ということでも
  あります。
  ですから、細部に徹底的にだわるのだということです。  

  そう考えます。そう考え自分を鼓舞します。勇気づけます。 

  冒頭、お話しました、ホテルの従業員の方ですが、みたところ20代
  前半頃の女性でした。ベテランではありません。恐らく、研修などで
  教えられたことを、素直に、忠実に実行しているのだと思います。

  スコット・ベドベリ氏は、その本の中で、ブンランドを支える七つの
  価値を述べています。その一つに「人間的であること」をあげ、

   “よく聞き、よく見よう”
   “間違いを認めよう”

  ということを言っています。 

  安藤忠雄氏は、独学で建築家になりました。
  本田宗一郎氏は、小卒で、それを認め、実践主義者でした。   
    
  この、

   ★“ちょっとした差”

  というもの、どうやら、“素直さ”や“愚直さ”が生み出すものと言
  っても過言ではないようです。

  如何でしょうか?

  以上述べさせて頂きましたこと、当たり前のことですが、時に、忘れ
  る事もございます。念のため、恐縮ながら、述べさせて頂きました。 
  
  何かの参考になりましたら、小生、嬉しい限りです。

 
  さて、1969年の本日、テレビドラマ「水戸黄門」がスタートしま
  しまた。現在、32部目として、里見浩太朗さんが光圀役を演じて、
  テレビ放映されています。今年の12月15日に通算1000回目の
  放送となるそうです。大長寿番組です。
  御存知の通り、ある意味パターンは決まっています。
  悪事を働く人間を黄門様が懲らしめる。印篭が登場して、悪人がひれ
  ふす瞬間というものは、わかっていながら、一種の爽快感があります。
  この“徹底ぶり”“こだわり”というのものには、見習うべきものが
  多いと感じます。
  なぜならば、そこには、制作者の“愚直さ”を感じることができるからです。
    
   最後になりましたが、本日、今日、この日。
   あなた様がリーダーシップを発揮され、素直さを再確認し、細部へ
   のこだわりを得て、実りある一日となることを心よりお祈り申し上
   げます。
     
 
   本日は、これにて失礼します。

                               敬具

   平成十五年八月四日

                           松山 淳より

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 ◆自問◆

 1)私は、“素直さ”を忘れていないだろうか?

 2)私は、“まあいいや”が口癖になっていないだろうか?

 3)私は、細部へのこだわりについて意識しているだろうか?

※今すぐ、目をとじて30秒だけ考えて下さい。今すぐ!席をたたないで!
 答えは、でなくていいのです。それについて、考えるだけでいいんです。
 目を開けたら、一番下までスクロールして、その言葉を読んで下さい!

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 ◆102℃ WORD◆

 「人生は2度ありません。だから・・・」

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 ◆追伸◆

   昨日、東京に戻りました。暑さに目がくらみました。
   夏らしい夏だと喜ぶ反面、今年は、電気の供給量が心配されている
   ことを思いだしました。
   冷房はほどほどにと思いながら、これが難しい・・・
   ということで、我が家は扇風機を2台にしました。効果や如何に?
 
   〜最後まで読んで下さいまして、本当にありがとうございます〜

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【ことば】 「心が素直ならば逆境さえも順境に変えてしまう」
                    
 (松下幸之助)
    
 素直さは、年をとっても必要のようです。 
 今日も一日ぜひともがんばって下さい!!!


松山 淳 JUN MATSUYAMA松山淳顔写真

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダーシップ研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 >>>プロフィール

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