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『リーダーへ贈る108通の手紙』

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【15通目】劉邦が天下をとれた理由!

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『リーダーへ贈る108通の手紙』
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              03.07.28
              15通目
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 リーダー様へ

 拝啓 朝顔めでる文月の朝 
 
  如何お過ごしでしょうか?  
  
  夏休みがはじまり、近所の小学校はすっかりと静かになりました。
  賑やかな朝の通学風景もどこへやらです。そんな人気のない校舎をみ
  てますと、ふと、恩師のことを思いだします。
  教室でじっとしているより、校庭で遊ぶほうが大好きだったわたくし
  は、勉強のことはよく覚えておりません。あしからずです。
  しかし、わたくしでも、とてもよく覚えている話があります。
  まさに、リーダーシップの本質をとらえているものであると、今さら
  ながら思い直しました。

  少なからず御参考になるやと以下述べさせて頂きます。  

  ただ、有名な話なようです。御存知でしたらすいません。   


  

  時は、はるか昔、地は中国。

  紀元前221年、中国全土を初めて統一したとされる、秦の始皇帝。
  しかし、その秦の統一期間は、わずか15年足らず。
  秦を滅亡においやったのが、“項羽”そして、“劉邦”。
  その後、結局、“劉邦”が天下をとり、彼がつくった漢王朝は、その
  後、前漢後漢あわせて、なんと400年余りつづくことになる。

  以下、漢王朝を興した、高祖“劉邦”のとあるお話です。

  ある日、“劉邦”が
  
  「どうして、俺が天下をとれたかわかるか?」
  
  と群臣に尋ねたそうです。

  すると、“王綾”というものが 
  「陛下は、口も行儀も悪いです。それに比べれば“項羽”は、側近に
  対して情が深かった。でも、“項羽”は、ケチで、功績のある人につ
  らく当り、賢い者に疑いの目を向けました。
   陛下は、功績あったものを評価され、土地や城を惜しみなく与えま
  した。」と答えた。

  それに対し“劉邦”が

  「おまえは、一を知って、まだ二を知らぬ」

  と戒め、次の3点を論じました。

   ■「謀(はかりごと)を陣営の中でめぐらして勝利を千里の外で決
    するのでは、俺は、“子房”(張良)には及ばない」
   
      →“張良”は優秀な戦略参謀

   ■「大軍を自在に四季して、戦えば必ず勝つというのでは、俺は、
     “韓信”には及ばない」
 
      →“韓信”は戦場にてその力を発揮する大将軍 

   ■「内政を充実させて、人心をまとめ、食糧を戦地に運ぶ道を確保
    することでは、俺は、“簫何”(しょうか)に及ばない」

      →“簫何”は国に留まり、軍に留まることなく食糧を送りつ
        づけた名補佐役  

  そして、


  ★「この三人はいずれも、傑物だ。けれども、俺が天下を
   とったのは、この三人を使いこなすことができたからだ」

  
  と喝破したそうです。


  
   さてさて、もう何も言うことはありません。

   人の能力は人それぞれ。
   優秀な人材を集め、配置することはとても大切なことであります。

   ですが、それだけでは不十分。

   上に立つ人間、リーダーが、それを如何にまとめあげるか!
   如何にして、それぞれの人間の能力を引き出すか!

   その術、技の優劣によって、その集団の力は、最大限にもなり、
   最小限にもなるということのようです。

   個々の人間の能力はたし算ではなく、掛け算。

 ★ 人×人×人×人×人・・・=組織の力 
  
   まさに、“組織力”という言葉がぴたっとはまります。
  
   たとえ、小さなお店でも、会社でも、複数人の人間がいれば、
   それはまったく同じこと。

   これは、リーダーが常に意識すべき資質の一つです。
  
   ちょっと話しを変えます。

   ■スポーツの事例です。
   
   あなた様が巨人ファンでしたら大変失礼、あくまで事例として、
   御理解下さい。

   かつて、巨人が、大砲4番バッターをずらりと並べていた時期があ
   りました。松井に、清原(元西武)、広沢(元ヤクルト)、石井
   (元近鉄)、江藤(元広島)。
   それぞれ素晴らしい優秀な選手だと思います。

   ですが、この時期、それぞれの選手が、その力を100%出し切り
   チームがベストの状態であったかと考えると、疑問が残ります。

   これは、どれだけ優秀な選手を集めても、それが、同じ能力、同じ
   タイプの人間だと、“組織力は高まらない”
   さらには、リーダーがその優秀な人達を使いこなせなかったことに
   より、組織力が発揮できなかった、という一つのいい教訓を私達に
   教えてくれているのではと思います。

   如何でしょうか?

    ★「まとめあげる」という意識。
  
   ややへ理屈ですが「まとめる」と「まとめあげる」では違います。

   「まとめる」は、集団を一つにすること。心を一つにすること。
   共通の目標をそれぞれに認識させ、同じ方向に向かせること。

   そして、それを「あげる」。
   つまり、集団を動かし、力を引き出し、能力をあげ、成果をあげて
   いくこと。

   これが、「まとめあげる」ということです。 恐縮です。 

   さてさて、再確認ですが、“劉邦”が生きた時代。

   今から2200年以上も前、紀元前のお話でした。

   まさか、2200年もたって人間が進歩していないわけございませ
   ん。
   
   温故知新。
   
   わたくしも、かつてのリーダー“劉邦”に負けずがんばりたいと
   思います。

   以上の話し、少しでも、“あなた様”のお役にたてましたら、
   小生、嬉しい限りです。  

   さて、1927年の今日、第9回アムステルダムオリンピックにて
   日本人初の金メダルがでました。
   それは、三段跳の選手、織田幹雄氏が手にしたのです。
   氏は、広島県にある海田小学校出身で、そこに贈られた座右の銘が
   色紙に書かれ展示されています。
   
    「強いものは美しい」

   これ、もちろん、強者のみが是であるということではないと思いま
   す。わたくしが、考えるには、
   
   ★強くなる瞬間というのは“美しい調和”のとれた状態になる

   と氏は言いたいのではと思います。
   
   数学の天才と呼ばれる人々が、難解なる解を導きだした時、そこの
   数字の公式の羅列には、一種の芸術的な美しさがあるといいます。
   野球の選手がホームランを打つホーム。そこには、運動美がありま
   す。イチローのそれなど、まさに圧巻です。
  
   つまり、バランスが大切だということです。
   そのバランスを極めていくと、美しく、そこに強さがあると、日本
   人初の金メダリストは、言いたかったのだと推察します。
  
   これ、コンサルティングの現場において、わたくし、かなり強く
   意識しているものの一つです。余談でした。

   そういば、本日の主題、組織力においてもそうす。
   4番バッターばかりでは、首をかしげざろうえない結果に、どうも
   なるようです。
   
   “劉邦”しかり、優れたリーダーしかり、このバランスというもの
   を常に意識して、損はないと信じております。
  
   最後になりましたが、本日、今日、この日。
   あなた様がリーダーシップを発揮され、個々人の能力に着目し、
   その力を存分に引き出され、さらに御発展されますことを心より
   お祈り申し上げます。

   本日は、これにて失礼します。

                               敬具

   平成十五年七月二十五日

                           松山 淳より

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 ◆自問◆

 1)私は、個々と全体のバランスに着目しているだろうか?

 2)私は、組織活性化のために何を重視しているだろうか?

 3)私は、リーダーとして何を努力しているだろうか?

※今すぐ、目をとじて30秒だけ考えて下さい。今すぐ!席をたたないで!
 答えは、でなくていいのです。それについて、考えるだけでいいんです。
 目を開けたら、一番下までスクロールして、その言葉を読んで下さい!


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 ◆102℃ WORD◆

 「時間は有限であるが、想像力は無限である」

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 ◆追伸◆

   最近、お香にはまっています。といって、大量に買っているのでは
   なく、とても、わたくしに合う香りのものをみつけたのです。
   これに、好きな音楽を聞き、目をつむり、真っ青な空に真っ白な雲
   を思い浮かべますと、何やら少し体と心が軽くなります。
   
  
   〜最後まで読んで下さいまして、本当にありがとうございます〜

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 ですので、どんどん使って下さい!みんなで明るくがんばりんましょう!

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【ことば】 

「この人にはこれだけしか能力がないなどと
 決めつけていては、能力はひきだません。」
                    
(井深 大[ソニー創業者])
    
下につくものの能力を時に過信し、
じっと耐えることも必要のようです。
なぜならば、そこに双方の成長をみることができるからです。     
        
今日も一日ぜひともがんばって下さい!     


松山 淳 JUN MATSUYAMA松山淳顔写真

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダーシップ研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 >>>プロフィール

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