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『リーダーへ贈る108通の手紙』

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【13通目】論理療法〜「どうせ」が口をついたら3つ数えろ!

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『リーダーへ贈る108通の手紙』
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              03.07.24
              13通目
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 リーダー様へ

 拝啓 雲厚き文月 
 
  如何お過ごしでしょうか?  
  
  我が子4才になりますが、いまだ、水に顔をつけられません。
  「男の子なんだから」とすっかり「べき思考」の罠にはまってしまい
  「がんばれ」と特訓します。
  ある日のお風呂。特訓中。突然、古い記憶が鮮やかによみがえりまし
  した。その記憶では、わたくしが父に頭から水をかけられて、嫌がっ
  ているというものです。フラッシュがたかれた様に、ほんの一瞬脳裏
  に浮かんだ映像でした。が、妙にリアルで不思議な感覚でした。
  3才頃か?4才の頃なのか? はたして、我が子は、私に似たようです。
  
   「男の子なんだから・・・」は、少し勢いを失いました。(笑)
    
  さて、昨日からの続きです。
  
  ここまで「べき思考」のお話をさせて頂きました。

  再確認です。

  ■「べき思考」のデメリットとは固定化された判断基準により

    1)短絡的な結論を招く
    2)思考力を弱らせる
   
  1)については、
  「仕事でミスした。上司に怒られた。俺(わたし)は、駄目だ!」

  などのように、冷静に考えると極めて空想的な判断が、真実であるが
  ごときに認識されてしまうというものです。
  これは、事実でないものを事実と受けとめてしまう、誤認です。
  そして、その思い込みを発展させてしまう。故にデメリットです。

  2)について、まだ、ふれてませんでした。
  が、もうお分かりの通りです。

  この例では、あきらかに、頭の回転が鈍くなっています。駄目だ!と
  帰結してしまってます。いわば思考停止状態です。
  しかし、3度目になりますが、★駄目な人間はいません。
  昨日のリーダーX氏のパターンでも、同様でした。
  思考停止とは、未来を考えないということです。未来を考えないとは
  現状維持に甘んじるということです。
  であるがゆえに、デメリットです。
      
  そして、さらに注意すべき思考パターンが、この「論理療法」で指摘
  されます。「べき思考」に本質は似ています。さほど、差が無いので
  簡単に述べます。それは、
 

   ★「どうせ思考」です。

  こちらは、あきらめです。思い込みです。一人よがりです。
  確認不足です。
  
  ・「どうせ俺(わたし)は・・・だ(終了)」
  ・「どうせあいつは・・・・・・だ(終了)」
  ・「どうせ部下なんて・・・・・だ(終了)」
  ・「どうせうちの会社は・・・・だ(終了)」
  ・「どうせこの商品は・・・・・だ(終了)」
  ・「どうせうちの部署は・・・・だ(終了)」
  ・「どうせうちのお店は・・・・だ(終了)」 

  何を根拠に、そう言っているのでしょうか?
  もし、根拠があるというなら、それは本当にそうなんでしょうか?
  誤認がありませんでしょうか?
  それは、憶測ではないでしょうか?
  事実と隔たりのある思い込みが、そこには、ありませんでしょうか?

  父、母から教わったことがあります。

   ★腹がたったら“みっつ”数えろ
  
  でした。では、

   ★「どうせ」が口をついたら“みっつ”考える

  というのは、如何でしょう?
  どうせの根拠を冷静になって考えるというものです。
  3つ位考えますと、そこから、思考がリンクし、展開していきます。
  すると、どうも、不確かな情報に左右されていることに気がつきます。
 
  冷静になって考えてみたら、結論が飛躍している。
 
  ですから、その思考パターンに攻撃を加えていきます。
  「それは、よく考えたら違う。俺の思い込みだった」と。

  非論理的なものを事実として、受け取ることは、損です。

  この「どうせ思考」わたくし自身、改めなくては、いけないのですが、
  今これを書きながら、少し思案していましたら、背筋がぞっとする
  思考パターンに気がつきました。それは、

  「どうせ俺の子なんだから〜できない」

   ●俺の子とは何か?俺の子だとどうしてできないのか?
   ●遺伝子だというのか?人間の可能性はそんな限定的なものか?
   ● そんな話しは聞いたことない!
   ● ならば、教え方が悪いのではないか?
   ● わかりやすいように話しをしていないないのでは?
   ● 聞く耳をふさぐような口調を荒げてないか?
   ● 子供自身が考えるように適切な質問をしているか?

  気をつけなくてはいけないと思いました。
  なぜならば、それは、まだ4才の子の可能性を、未来を奪い去るもの
  だからです。親が可能性を潰すなどとは言語道断であること、当然で
  ございます。

  思考を発展させていく。
  すると、道がひらけます。そこに未来がみえます。  

  前述の例、リーダーたるあなた様を“わたくし”に置き、“子”を部
  下に置きましても、全く違和感がないかと思います。

  リーダーたるもの、社内でも、社外でも、人を評価することが自然と
  多くなると思います。新入社員などは、まさに、正式な人事評価を待
  たずとも、とかく風評がたちます。
  ちょうど、4月入社の新人さん達は、正式部署に配属され、時間もた
  ち第一段階の評価が定まりつつある頃だと思います。

  しかし、新人さんは、社の財産。未来の星です。
  その時、大方の意見を参考にしながらも、その人の本質を見抜く努力
  を怠ってはいけないと強く信じます。

  なぜならば、★人を見抜く目があるか! ないか!

  それは、リーダーの大いなる資質の一つだからです。

 
  そのために、自身の「べき思考」「どうぜ思考」を常に点検していく。
  その姿勢が肝心かと思います。

 ■宮本武蔵「五輪書」
  
 「大きなるところは見えやすし。ちいさき所はみえがたし。」

 

  とあります。自分の思考パターンというものは、習慣化されおります
  し、自分のことはわかっていると、とかく小さき所と軽視しがちです。

  どうぞ御確認のほど宜しく御願い申し上げます。

  恐縮です。
    
  
  さて、1969年の本日、アポロ11号が月から帰還しました。
  アームストロング船長の名セリフ
   
    「一人の人間にとっては小さな一歩だが、
                人類にとっては偉大な躍進だ」  
    
  リーダーの小さな1歩が、確実に何かを変えていきます。
  そう信じております。
  
  最後になりましたが、本日、今日、この日。
  あなた様がリーダーシップを発揮され、現状を打破し、さらに御発展
  されますことを心よりお祈り申し上げます。

  本日は、これにて失礼します。

                               敬具

   平成十五年七月二十四日

                           松山 淳より

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 ◆自問◆

 1)私は、「どうせ」が口癖になってないだろうか?

 2)私は、固定化された判断基準をもってないだろうか?

 3)私は、下につく者へ心配りができているだろうか?

※今すぐ、目をとじて30秒だけ考えて下さい。今すぐ!席をたたないで!
 答えは、でなくていいのです。それについて、考えるだけでいいんです。
 目を開けたら、一番下までスクロールして、その言葉を読んで下さい!
     
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 ◆102℃ WORD◆

       「“誇り”をどこかにおいてきてませんか?」

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 ◆追伸◆

    先日、レンタルビデオで山田洋次監督の『たそがれ清兵衛』
    という映画をみました。
    人生における価値観というものを深く考えさせられました。
  

   〜最後まで読んで下さいまして、本当にありがとうございます〜

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【ことば】 

「わたしたちは常に自分を変え、再生し、若返えらせなければならない。さもないと凝り固まってしまう」
 (ゲーテ)
      
人間の細胞は、常に生まれ変わっています。
そう考えれば偉大なる作家の偉大なる言葉とて、決して難しいことではない!
今日も一日ぜひともがんばって下さい!     


松山 淳 JUN MATSUYAMA松山淳顔写真

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダーシップ研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 >>>プロフィール

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