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【12通目】アルバート・エリスの論理療法とは?

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              03.07.23
              12通目
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 リーダー様へ

 拝啓 朝顔咲し文月のある日 
 
  わたくし、近所の散歩が好きです。身近にある、草花、木々が季節ご
  とに移り変わっていくのを見ると、日本の四季は何とも贅沢なりと心
  の底から思えるからです。
  しかし、どうも、こう公言するのは、恥ずかしい気がします。
  これも、私の心の中に、「34才といったら、行動的に海や山へと出
  かけるべし」という考えが潜んでいるからです。
  
  この過去の経験によって、はり付いた考え方というのは、なかなか
  はがそうと思っても、はがれるものではないようです。
  ですので、ときに“わるさをする”ので、よくよく注意してないとい
  けないと思います。

  さて、昨日からの続きです。
  
   ★「べき思考」
  
  という固定化された判断基準による思考パターンを日々、監視しまし
  ょうという話しです。

  で、この対策方法を論じた「論理療法」というものがあり、これを
  本日、お話するとお約束しました。
  ビジネス(商売)の場でも、充分に活用できるものと信じます。
  武士ではございませんが、二言無し、で以下、述べます。

 ■「論理療法」        

  この創始者は、アルバート・エリスという1913年生まれの人です。
  米国人です。この考え方にわたくしが注目したのは、氏の、それまで
  の精神分析における常識に対して、疑問を投げかけた、その着眼点に
  もあります。それは、
    
    ・精神分析には、どうも時間がかかりすぎる。
    ・精神を分析観察しても、治らないことが多々ある。

  この常識を疑う姿勢、素晴らしいです。
  
  例えば、夜(闇)が怖くて仕方ない、という人がいます。精神分析し
  ていくと、幼児期に、トラウマになるような体験をしていることが、
  わかります。
  わかりますが、今、夜が怖い、ひいては、眠れない、これに苦しんで
  いるのに、そんな評論家みたいなことは聞きたくないという話しです。

  そこで、エリス氏は、それは思い込みかもしれないし、実際に行動し
  なくてはいけないという、実践を重視するようになります。 
  
  行動は、思考によって、思考は、言葉によって、左右される。
  そして、そこに感情が伴ってくる、と考えます。
  
  であれば、“言葉”が大事なんだと、そこに着目します。  

  もう少し詳細に言いますと、

   「心の中の文章記述」

  これを重視するのです。

  人は、言葉を発している、喋っている時よりも、黙って、考えてい
  る時の方が圧倒的に多いはずです。“明石家さんま”さんなんかは、
  ちょっと、例外かもしれませんが・・・殆どの人は、そうです。
  
  つまり、心の中で、頭の中で、あれやこれや、思い、考え、文章をそ
  こに書いていることが多いのです。そして、その都度、なんらかの
  感情をいだいています。
  
  昨日の例です。

   ■リーダーX氏が思います。
   「B君は、A君に較べて、どうも、根暗で、積極性に欠けるなー!
    なんか駄目だなー。(嫌だなー)」

   ■部下が考えます。  
   「仕事でミスした。上司に怒られた。俺(わたし)は、駄目だ!
    (最悪だー)」   

  駄目ではありません。昨日も言いましたが、駄目な人間はいません。
  
  ですが、これは、私達によくみられる思考パターンです。
  
  そこに、「論理療法」は、“ちょっと待った”をかけるのです。

  論理的に。

   ■リーダーX氏の場合。  
   「B君は、積極性に欠けるけど、よく考えたら、それは、私のこれ
   までの狭い考え方かもしれない。得意先にも褒められることもある
   し、駄目だと思い込むのは、早計だな。おかしい!おかしい!」

   ■部下の場合。
   「仕事でミスしたけど、それで、俺(わたし)の人生が終わるわけ
   じゃない。よく考えたら、ちょっとした、連絡ミスだった、それは
   これから気をつければいいことだ!いける!大丈夫だ!」

  と、反論をそこに加えていくのです。
  そう、その思考パターンを壊す、攻撃を加えるのです。

  如何でしょうか?
  しかし、恐らく、「なーんだそんなことか!」という感想をもたれた
  のではないかと思います。
  事実、私がそうでした。そんなことは誰だって自然としてるよと。

  しかし、ポイントは、自分自身の思考パターンをよく考えてみること。
  わたくし自身、、確かに、いくつもの固定化されたものがあります。
  この話しを知り、
  それは、根強く、なかなか変えがたいものであることがわかりました。

  恐らく、今、すぐには、「そんなことか!」なのですが、よくよく
  考えてみると、思い当たる節がでてくるのではと思います。

  できうれば、一人で、ゆっくりと考える静寂なる時間をもち、
  心の奥底まで行ってみて下さい。そうです、奥底までです。

  もし、これが、分り難くければ、身近にいる、自分の嫌いな人と、
  好きな人の両方を較べて、その理由を列挙してみて下さい。
  これも、一人になって、静寂なる時の中でです。

  すると、そこに、固定化された、何かがみつかります。
  それを発見できる、自覚するということは、見えない敵を発見した
  ようなものです。短絡的な結論を出しているその正体は?
  それを見極め、反論を、攻撃を加えるのです。
  そして、それを壊すのです。
  もし、それが習慣化できれば、その思考パターンは、改善される。

  それが、「論理療法」の考え方です。
  もちろん、その中のほんの一部ですが・・・

  リーダーたるもの、下につくものによって、極端に態度を変えるわけ
  には、いきません。しかし、現実問題は、どんな人間でも、好き嫌い
  があるものだと思います。

  どんな部下にも公平にと声高に叫んでみても、空論の響きがあります。
 
  そこには、その人特有の判断基準があり、それに左右され、人を判断
  し、ストレスを抱え込んでいたりすることもあります。

  であれば、自分と正面から向き合い、心を見つめ、より自分自身を
  高みに引き上げるために、成長するために、そんなことも考えてみる。
  時に、それも必要なことなのではと思います。
  
  また、そういったことを知ることにより、落ち込みやすい、部下に対
  して、より適切なアドバイスができるやもしれません。

  最後の方、少し、人の好き嫌いに流れました。
  明日、再整理したいと思います。
    
  さて、1999年の今日、米宇宙開発史上初の女性船長、アイリーン
  ・コリンズさんの乗るスペースシャトル「コロンビア」の打ち上げが
  無事成功しました。
  宇宙空間におけるリーダーシップ。ビジネス(商売)におけるそれ。
  違いはないと思います。
  ただ、人類の進歩のために、まさに命をかける。その差は、あるかも
  しれません。その果敢なるチャレンジ精神に敬意を表わしたいと思います。 

  最後になりましたが、本日、今日、この日。
  あなた様がリーダーシップを発揮され、部下の心を理解し、チームワ
  ークを強め、さらに御発展されますことを心よりお祈り申し上げます。

  本日は、これにて失礼します。

                               敬具

   平成十五年七月二十三日

                           松山 淳より

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 ◆自問◆

 1)私は、固定化された考え方をしていないだろうか?

 2)私は、下につくものにアドバイスをしているだろうか?

 3)私は、下につくものと競争してしまってないだろうか?

※今すぐ、目をとじて30秒だけ考えて下さい。今すぐ!席をたたないで!
 答えは、でなくていいのです。それについて、考えるだけでいいんです。
 目を開けたら、一番下までスクロールして、その言葉を読んで下さい!
=========================

 ◆102℃ WORD◆

  「そうだ!言葉だけじゃなく!今日という日を懸命に生きてみよう!」

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 ◆追伸◆

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