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『リーダーへ贈る108通の手紙』

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【10通目】キャノン社長の御手洗冨士夫氏に学びたい経営理念!

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『リーダーへ贈る108通の手紙』
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              03.07.18
              10通目
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 リーダー様へ

 拝啓 海の記憶鮮明なる文月 

  如何お過ごしでしょうか?
  
  玄関先に置いてあった一つの鉢。梅雨を前に枯れてしまいました。
  しかし、どうしても諦めきれず、庭に植えてみました。
  偉大なる大地の力で何とかならないかと・・・
  大きな木の影に隠れていたのですが、先日、みたら、元気いっぱいに
  その緑を取り戻していました。
  諦めないでよかった!諦めの悪い人間でよかった!
  と、そんな時、少し頑固な人間でいることを嬉しく思います。  

  【ソニー】

  さて、御存知、ソニーが反撃を開始してます。高級品シリーズ
 「クオリア」を発売。新聞広告のデザインなどを見ると、これまでとは
  少し一線を画したデザイン展開がされており、ひしひしとその危機感
  が伝わってまいります。
  
  先日あった株価の暴落(ソニーショック)には、経営のお手本であっ
  た企業に、一体何が起きたのかと本当に驚いた次第です。
  
  よく言われていますのは、文系三人体制(出井会長、安藤社長、徳中
  副社長)により、“技術のソニー”が、その技術屋魂を失ってしまっ
  たことにあるということです。退職金の全てを軽井沢の音楽ホール建
  設のために寄付し、話題をふりまいた、大賀名誉会長は、その文系体
  制を最後まで気にしていたと言われます。
  
  もし、それが事実ならば、
  
   ★「自社、自店の強みは一体何か?」と日々自問し続ける
    
  その大切さを教えてくれているような気が致します。
  リーダーとして、心に留めておきたいものです。

  しかしながら、日本を代表する企業です。
  我が家で起きた、小さな復活劇のごとく、また、輝かしい世界のブラ
  ンドとして、一刻も早い回復を祈ります。
  昨日、日経新聞のトップ記事などをみますと、携帯情報端末分野にお
  いて、シャープ「ザウルス」の独壇場だった感をのある市場をひっく
  り返しています。
  
  (携帯情報端末)
   1位 ソニー     21.8%
   2位 シャープ    20.3%
   3位 カシオ計算機  16.8%

  予兆はあるようです。

  
  【キャノン】
  
  さて、そのソニーの座を揺るがしたのは、実は、キャノンであると言
  われています。某新聞には、証券会社のなかで、ソニー外しが進行し
  ていて、その代わりが、キャノンであったと書かれています。
  つまり、それほど好調だということです。

  キャノン社長の御手洗冨士夫氏。
  ここのところ、日経新聞などへの登場回数もかなり増えています。
  
  その中で、わたくしが、非常に注目しているのは、以下の3点をいつ
  も強調されていることです。

    1)日本ならではの経営というものがある。
      安易に米国式は真似ない。
      どちらが、いいかなどは不毛の議論だ。

    2)終身雇用は守る。

    3)公平なる実力主義。

  (キャノン創業時の社是)
    
    ・実力主義
    ・健康第一主義
    ・新家族主義

  というものがあります。創業者である、御手洗毅氏は、産婦人科医だ
  ったそうです。
  健康に家族。何か、そんな人だからこその、温かみのある社是です。

  そして、この創業者の意志をしっかりと、今に反映している、現社長
  の言葉。特に、“リストラ”という言葉が、ほぼ、“解雇”と同義に
  なってしまった日本において、“2)終身雇用は守る”つまり会社都
  合による解雇はしない、というこの発言はとても目立つ気がしており
  ます。

  そして、それをメディアに露出される度に、繰り返し言う。
  繰り返し。繰り返し。繰り返し。
 
  これで、社員が安心して働かないわけはないという気がして参ります。

  同時に、“3)公平なる実力主義”の通り、昨年4月に、定期昇給は、
  廃止され、仕事ぶりや、実績に応じ給料が、決まる賃金体系が導入さ
  れております。40歳で年収差2倍なるということもあるそうです。

  ですが、そのバランスが、ほどよい緊張感を生み出している。
  そう思います。

  某大手企業は、華々しく業績連動の給与体系を取り入れ、失敗したと
  発表し、その手法を撤回しています。随分、新聞に取り上げられまし
  た。その社の人間のコメントでは、
  「業績を気にするあまり、失敗することを恐れる風潮が社に広まって
  しまった。」とありました。
  これでは、社の未来への発展はありません。
  
  大企業、中小企業問わず、この実力主義は、なかなか難しいようです。
  が、キャノンにみられるこのバランス感覚に、秘訣があるような気が
  します。
  バランスとは

   ★終身雇用と実力主義のバランスです。

  すると、必ず、最高利益を更新し続けている、絶好調企業だから、
  財務体質が良好だから、そういった事ができるんだ!という声が聞こ
  えてきそうです。

  それは、一理あります。

  が、わたくしは、綿々と伝えられてきた、社是、

   ★健康第一主義
   ★新家族主義

  この“人を大切にする”という創業者の想いが、風土としてあったか
  らこそ、根底にあったからこそだと思わずにはいられません。

  前述の業績主義を撤回した企業。ここは、リストラの一環として、
  人件費圧縮策の一環として、実力主義を取り入れていった臭いが、極
  めて強く感じられました。
  そこには、人、社員を大切にするという発想がどこか欠落していたの
  ではないでしょうか?

  ある書籍のデータです。
  社員が、会社に対してロイヤルティ(忠誠心)を感じるその要素は?

  という質問に対して、第一位は、

   「会社が自分のことをどれだけ気にかけてくれているか」

  でした。

  キャノンの現社長。ことあるごとに、終身雇用のことを言います。
  これで、社長は、会社は、私達社員のことをいつでも気にかけてくれ
  ていると思いませんでしょうか?

  別にメディアを通すことなどではなく、それは、態度そして、8通目
  のお手紙で申し上げました様に、言葉で表現することが大事だと思い
  ます。

  そして、さらに言えば、上記、第一位の内容、

  「自分のことを・・」とあります。これまた8通目の

   ★リーダーが個人に語りかける
   ★リーダーが個人と向きあう
  
  に通じてきます。

  キャノンの社長。
  ボーナスの時には、幹部800人全員と握手をし、会話し、それを
  手渡しするそうです。
  
  800人全員とです。

  これが、

   ★リーダーが個人に語りかける
   ★リーダーが個人と向きあう

  そして、“敬意”をあらわしているという
    
  一つの良い例かもしれません。

  
  よく、“ビジネスだから”とか、“給料もらって仕事してるんだから”
  などというドラスティックさを尊重する風潮があります。
  いや、奥歯にものの挟まった言い方をしないならば、

   人間軽視の風潮があります。

  わたくしの主張は、
  人生のそのほとんどの時間を、私達は“仕事場”に費やします。
  つまり、そこは、“人生の場”でもあります。
  ならば、人というものを中心に、人の心というものを中心に
  ビジネス(商売)の場をとらえていくべきだというものです。

  そう、今、注目すべき企業

  キャノンのように。

  以上、リーダーシップを考える御参考になりましたら幸いです。

  
  さて、本日、7月18日は、1955年にロサンゼルス郊外にある
  「ディズニーランド」が開園した日です。
  1度行ったことがありますが、やはり、東京ディズニーランドの方が
  素晴らしいと思った記憶があります。それは、施設の問題ではなく
  やはり人の対応でした。
  
  
  最後になりましたが、本日、今日、この日。
  あなた様がリーダーシップを発揮され、部下への敬意をあらわし
  ますます飛躍されますことを心よりお祈り申し上げます。

  本日は、これにて失礼します。

                               敬具

   平成十五年七月十八日

                           松山 淳より

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 ◆自問◆

 1)私は、仕事場をどのようにとらえているだろうか?

 2)私は、下につくものへ“敬意”の心があるだろうか?

 3)私は、“敬意”をあらわすために何をしているだろうか?

※今すぐ、目をとじて30秒だけ考えて下さい。今すぐ!席をたたないで!
 答えは、でなくていいのです。それについて、考えるだけでいいんです。
 目を開けたら、一番下までスクロールして、その言葉を読んで下さい!

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 ◆102℃ WORD◆

        「今の自分に妥協してませんか?」

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 ◆追伸◆

    サイトの方に掲示板をつけようか悩んでいます。
    コンピューターに疎いということもあるのですが
    書き込みゼロなんてことになったら悲しいので・・・
    週末ゆっくり考えます。
    あなた様にとって実りある週末になることお祈りします。   

  〜最後まで読んで下さいまして、本当にありがとうございます〜

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