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『リーダーへ贈る108通の手紙』

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【7通目】小さな変化が大きな変化に〜摂動敏感性!

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『リーダーへ贈る108通の手紙』
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              03.07.15
              7通目
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 リーダー様へ

 拝啓 文月寒し
 
  東京、7月も半ばというのに、どうしたのでしょうか?
  でも、うだるような暑さを考えれば、過ごしやすいと思えばいいので
  しょうか?しかし、夏は本来、暑いもの。
  私達が普段、口にするものには、暑いときに、暑くなければ、育たな
  い自然のものがあります。
  そう考えると、やはり、
  “自分のことばかりでなく、ひと様のことも考えろ”
  という父、母の基本的な教えの尊さを、今に想い、やっぱり、
  夏は、暑いほうがいいようです。
 
  さて、昨日からの続きです。
  
   ★「窓ガラス理論」からの発展です。
   
  ちょっと復習。
 
   1)問題が、本格的に発生する前には、
               必ず大なり小なり予兆がある

   2)問題が本格化しはじめた時に、それを止めるのには、
     当初の段階より、はるかに大きな労力を強いられる。 
      
  さて、こういったこと。“今更ながら”という感想をお持ちになられ
  るかもしれません。
  そんなこと、言われなくても、“分かってる”よ!と。
  
  しかし、連日のように、報道される、企業の不祥事。ここのところ、
  顕著であった生活者を愚弄するかのごとき、食品会社の失態。
  
  ■最初は、ほんの小さな部署の、ある限られた人間の小さな判断。
  業界慣行上、「そんなことは、どこでもやっている」という心の緩み。
  それが、■あっという間に、メディアの力に飲み込まれ、会社そのも
  のが姿を消していく。■あっという間、短期間にです。
  このパターンは、これまで、一体どれだけ、繰り返されたのでしょう
  か?そして、こらから、どれだけ、繰り返されるのでしょう?
  
  リスクマネジメントという限られた概念の話しでは、ありません。
  大きな企業とか、小さなお店、そのどちらかに適用される考え方か?
  というものでもありません。

  どうやら、これ、“世の理”(ことわり)のようです。
  
  これとは、上記の(1)と(2)です。

  是非とも、リーダーであるあなた様には、そのことを多角的に理解
  して頂きたい。やや、単調な話しがつづくかもしれませんが、それ
  を理解することによって、問題に対する見方が変わってくる、そし
  て行動が変わってくる。
  それを信じております。ので、少し、範疇外の話しを述べさせて頂
  きますが、お許しを!

  さて、その“理”を裏付ける、一つの説を紹介します。

  「複雑系」という先端科学の学問があります。  
  日本では、わたくしが、まだサラリーマンだったころですから、
  3年から5年くらい前の間のことです。随分とブームとなり、本屋さ
  んにいくと、多数のその関係書籍がならんでいました。
  ですので、1度は、耳にされたことがあるのではと思います。

  ところが、日本では、今となっては、下火のようです。
  
  ただ、欧米では、マネジメントにこの考え方を応用していくというこ
  とが、隠れたブームとなっているそうです。
  気をつけていても損はないと思います。
  
  話しを戻します。

  といって、その全てをここで話すなどという能力は、科学の専門家で
  ない、わたくしには許されておらず、あくまで、ビジネス(商売)の
  ヒントなる情報を断片的にお届けするにことなります。
  
  お許し下さい。
  
  さて、ここまでの話しの流れですから、もちろん上記の(1)(2)
  と関連してまいります。リーダであるあなた様が、これまでの経験上
  なんとなく理解していたことが、実は、科学の世界で証明されている
  ことなんだ、ということを以下に記します。
  御存知でしたら、記憶定着のためにと思いご辛抱下さればと思います。

  さて、ここまでの話しを統括する一つの考え方があります。

 ★「摂動敏感性」

 名前はとにかく、これ、何かと簡単にいいますと、

  “ほんのささいな変化が、極めて大きな変化を引き起こす”

  という、性質をいっています。
  
  なんだ、そんなことかと思いますが、なんだそんなことを、証明する
  ために、天才とよばれる、最先端の科学者は、日夜、目を真っ赤にし
  脳に汗をかいているわけです。
  
  『複雑系-科学革命の震源地・サンタフェ研究所の天才たち−』
  (著者:M・Mワールドロップ 新潮社)という本があります。
  複雑系の科学者達をおったドキュメンタリーです。

  そこに、

  『テキサスでチョウが羽をばたつかせると、一週間後、ハイチ上空の
  ハリケンーンのコースが変化し得ることを知った』

  とあります。なんだか、本当なんだか、嘘なんだか、よくわからない
  話しです。
  
  日本でいえば、北海道でのトンボの羽ばたきが、沖縄海上を北上して
  くる台風の進路取りに影響を与えている、というようなものです。
  ですが、天才とよばれる人々が、必死に研究してるわけですから、
  その一つの法則性は、間違いないのでしょう。

  その是非については、ここでは、論じても意味がございませんので、
  肝要なることは、とにかく、
 
  ”ほんのささいな変化が、とてつもない大きな変化引き起こす”

  という、真理ともいうべきものです。

  これを読んだとき、私の頭に浮かんだのは、“口コミ”の仕掛け方で
  す。もう、1段落しておりますが、渋谷の女子高生を中心とした、
  口コミが、全国的なブームを巻き起こすということが、過去に実際に
  おきていました。
  それを仕掛ける会社が、あるのですが、渋谷のキーマンとなっている
  女子高校生に企業の情報をもたせ、商品をもたせ、ことあるごとに
  喋ってもらう。すると、それが、伝わって、1大ブームを巻き起こす
  という仕組みになっていました。
  しかも、それは、最初、数十人という女子高生から始まります。

  まさに、全国規模からみれば、それは極めて“ささいな変化”です。
  
  さてさて、この“摂動敏感性”とよばれものは、


   1)問題が、本格的に発生する前には、
               必ず大なり小なり予兆がある

    
  から流れてきました。

  さらに、

  2)問題が本格化しはじめた時に、それを止めるのには、
     当初の段階より、はるかに大きな労力を強いられる。 

  に対応するものに、
   
  ★「ポジティブ・フィードバック」

  があります。専門家の方に叱られますが、わかりやすくするために
  極論してしまいます。
  
  “ものごとは、その最終局面に向けて加速していく”ということです。 

  さて、やや、部分的な話の連続ですが、今しばらく御辛抱下さい。
  明日、「ポジティブ・フィードバック」にふれ、ビジネス(商売)色
  リーダーについての色を強めていきたいと思っています。   
  

  本日は、1878年に箱根富士屋ホテルが開業した日です。最初は、
  外国人専用のホテルとして開業しました。
  チャップリンが愛し、ヘレンケラーも泊まった。各国、各界の著名人
  を未だに魅了し続けているそうです。社寺つくりの外観や重厚なる
  内装からかもし出される、その“気”は、とても一朝一夕にできるも
  のではなく、125年も前から存在する、だからこその本物の薫りが
  そこには、漂います。
  私も何度か足を運びましたが、私達、日本人をとても緊張させる
  近代建築にはない “何か” がそこにはあります。
  未来へ残したい建築の一つです。
  
  さて、
  最後になりましたが、本日、今日、この日。
  あなた様がリーダーシップを発揮され、大きな問題に発展する、
  小さな芽を発見することをお祈りし、終わりにしたいと思います。
  
  では、本日は、これにて失礼します。

                               敬具
               
   平成十五年七月十五日                
                           
                           松山 淳より

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 ◆自問◆

 1)私は、小さな問題を無視してないだろうか?

 2)私は、下につく者に、小さな問題の重要性を説いているだろうか?

 3)私は、問題発見のために、日頃、何をしているだろうか?

※今すぐ、目をとじて30秒だけ考えて下さい。今すぐ!席をたたないで!
 答えは、でなくていいのです。それについて、考えるだけでいいんです。
 目を開けたら、一番下までスクロールして、その言葉を読んで下さい!

====================

 ◆102℃ WORD◆

       「人生2度はないって忘れてました!」

====================

 ◆追伸◆
    
   ベランダに「ねじ花」という花が咲きました。
   妻は、これは、珍しいのよと言います。
   最初は、そんなものかと思ってましたが、近くでみると、すごいん
   です。しかも、蘭の一種なんだそうです。ネットで調べてさらに
   びっくりです。「ねじ花」で検索すると、写真もたくさん出てる
   サイトがありますので、興味のある方は、どうぞ! 
   
   〜最後まで読んで下さいまして、本当にありがとうございます〜

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【ことば】 

「成せば成る 成さねばならぬ何事も
 成らぬは人の成さぬなりけり」(上杉鷹山)
                     
リーダーですから!時に批判を覚悟でいきましょう!


松山 淳 JUN MATSUYAMA松山淳顔写真

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダーシップ研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 >>>プロフィール

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