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『リーダーへ贈る108通の手紙』

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【5通目】本田宗一郎に学ぶ「知行合一」!

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『リーダーへ贈る108通の手紙』
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              03.07.13
              5通目
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 リーダー様へ

 拝啓 梅雨明けはまだ先のようです
 
  日本は、雨が多い。ですから
  “雨降って地固まる”などという諺が、本当にしっくりと感じられま
  す。こんな一つの真理に実感をもつことができるのであれば、雨もま
  た感謝すべき、といったところでしょうか。
 
  さて、二日にわたり   

  ★“知っている”“わかっている”の錯覚★

  についてお話してまいりました。

  本日は、補足をし、その“まとめ”としたいと思います。
  
  さて、“知っている”の錯覚は、人による認識の問題として、常に潜
  んでいるわけで、これに、異論はないかと思っております。
  
  これまで、偉大なるリーダーは、それを恐れに、恐れ、自らを戒め、
  その錯覚と戦ってきた。
  なんといっても思考停止の弊害は、本当に大きいですからね。
  
  では、その代表格は、誰かと申しますと
  
   ★松下幸之助氏
   ★本田宗一郎氏
  
  このお二人の名をあげずにはいられません。
 
  なぜならば、その答えは、お二人の共通点にあります。
  それは、御存知の通り、二人とも小学校しか卒業してないという点です。
  学がない。だからこそ、知らないことに対して“素直”になれた。
  そして、薄っぺらな知識が、如何に危険なのかを知っている。
  この2点は、お二人の著作を読みますとビンビン伝わってきます。
  
  お二人とも、実際に、本を多数執筆されていますし、第三者が人物評
  として書いている本もたくさんあります。詳しくは、そちらをお読み
  下さればと思います。もう読破されていましたら、失礼千万でござい
  ました。お詫び申し上げます。

  さて、ここでは、本田宗一郎氏の本から、エッセンスをほんの少々。
  もちろん、“知っている”の錯覚に関連して。
 
  といいますか、このテーマ設定の源流となった言葉。
  それを種明かしします。

 

   『私の手が語る』(著者:本田宗一郎 講談社)という本の中。

   本田氏は、百科事典のように、何でも知っている人がいて、知っ
   てる、知ってると、すぐに、うるさく口を出してくる人に対して

   〜『ああ、わかった。だけど、あんたのもっている知識は、
    それ、みんな過去ののことなんだよ』と言ってやること
    にしている。
    『おれが知りたいのは、未来なんだ』〜

 

  と、その本に記しています。
  わたくしなどは、この言葉を読んだときに、ガツーンと本当にハンマ
  ーで、頭を殴られた気がしました。
  
  如何でしょう?

  本田宗一郎氏の負けん気の強い性格だからこそ、出てきた言葉だと、
  思いはしますが、“知っている”という一つの奢りを戒める、素晴ら
  しい言葉だと思います。

  あなた様に、この様なお手紙をお届けしていますが、本田氏の言葉を
  借りれば、これも過去の知識。自分を戒め、未来につながるよう心し
  なければと改めて思います。

  本田宗一郎氏が、その点を戒め、その後に、自分にある知識は何かと
  述べています。

  1)知らないことは専門家に聞き、教わった知識     
   
  2)やって知った、実行して知った知識
       
  1)については、
    ●“学”がなかったからこそ安易な知識に縛られなかった
     (過去の知識に縛られない→常識に縛られない)
    ●わからない事は、素直に人に聞く
    ●教えてくれる人の心に応える

  2)については、
    ●“机上の空論”の戒め
    ●体験、実践の大切さ

  前後の文脈から、これらの教訓が読み取れます。
  
  そして、この二つの知識が未来へつながるものだと、本田氏は言っています。
  ですが、過去、未来の知識という時間軸的なとらえ方より、知識に対
  するその姿勢を氏は、言いたかったのだと思います。

  松下幸之助氏が書いた『素直な心になるために』(PHP研究所)
  という本があります。
  その中で、「素直な心の十ヶ条」というものがありますが、
  十か条の内、2点が、上記の本田氏の話しに通じます。

  
    ●耳を傾ける
    ●すべてに学ぶ心
  
 
  詳細、記しますより、この言葉から何かを感じていただいた方が、
  よいかと思い、詳述は避けます。

   ★“知っている”“わかっている”の錯覚★
  
  この呪縛から解き放たれたとき、そこには、必ずや明るい未来がある
  と信じます。

  最近ベストセラーとなっている養老孟司氏が書いた『バカの壁』とい 
  う本があります。
  氏は、解剖学の権威であり大学教授ですから、優秀な学生にいろいろ
  と教えているのですが、そんな中で“がっくりと”することがあり、
  そのエピソードでこの本は始まります。
  
  それは、これまでの話しと繋がっているのですが、夫婦の妊娠から、
  出産までを詳細に追った番組を学生にみせたところ、女子は、将来的
  な自分の体験にひきつけて考えられるから、「勉強になった、参考に
  なった」という感想を言うそうです。
  
  ところが、男子は「そんなの知っている。」と情報を遮断してしまう
  そうです。
  そして、こう安易に「知っている」という学生ほど、では、「説明し
  て下さい」とすぐ言うそうです。
  
  それに対し、養老氏は、そんな簡単に説明しろと言うけれど、陣痛の
  痛みを口で説明できるか!そんな口で説明したことで「わかった」と
  思われたら、これはどこかおかしいんだ!と、憤ります。
  
   ★“知っている”“わかっている”の錯覚★

  これが、その学生に起きているのですね。
  そして、ここでも、体験の中からこそ、得られる“知”の大切さを
  氏はいっています。これは、前述の本田宗一郎氏の話しに通じます。    

  わたくし自身、フリーという吹けば飛ぶような存在。     
  競争は、激しく、気を抜けばあっという間に落伍者。
  一人の事業主として、リーダーと呼ばれる方に出会い、互いにその緊
  張感の中で生きている、だからこそ共有できる、喜怒哀楽があります。
  それは、毎月、定期的にお給料を頂いてた頃とは、比べものにならな
  い、大きな“何か”を手にしているのだと、その大きなプレッシャー
  を自負に変え戦っています。

  それは、一つの何ものに変え難い成長への場であり、体験であり、
  実践であると思っています。
  そして、その苦闘の中で、得たてきた、いや、教わってきた、知識と
  いうものがある。だからこそ、少なからずの方に、お声をかけて頂く
  ことができているのだと感謝しています。        

   ★“知っている”“わかっている”の錯覚★

   こう考えてきますと、行動、実行、実践、経験、などのキーワード
   があぶり出されてきます。

   すると、陽明学の『知行合一』という言葉が、まとめとしては、
   ぴったりきます。

 
       
  ■知識と行動は、一体であるべし■

 

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  耳学問・読学問にならないよう気をつけていきます。
  
  御賛同頂けたら喜びの極みです。
 
 
  本日は、「世界人口の日」です。1987年の今日、世界の人口が
  50億人に達したそうです。
  これからの、世界。様々な諸問題への取組みも、また、安易な
  “知っている”が行動を鈍らせていると思っています。
  「朝2時起きでなんでもできる!」(サンマーク出版)の作者である
  枝廣淳子氏の環境問題に関するメールマガジンを購読し、読んでます
  が、如何に自分の認識が甘かったかを思いしらされました。
  わたくしの屋号、アースシップは、実は、この様なことも視野に入れ
  てのネーミングだったのですが、

  まさに

  ★“知っている”“わかっている”の錯覚★ でした。
  
  明日からまたがんばります。

  最後になりましたが、あなた様の今日、この日の、仕事、ビジネス、
  商売に大いなる幸があることを心よりお祈り申し上げます。

  本日は、これにて失礼します。

                               敬具
               
   平成十五年七月十一日                
                           
                           松山 淳より

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 ◆自問◆

 1)「知っている」という感覚をみつめてますか?

 2)「知っている」ことの“棚卸し”を度々していますか?

 3)あなた様の「知っている」の定義は?

※今すぐ、目をとじて30秒だけ考えて下さい。今すぐ!席をたたないで!
 答えは、でなくていいのです。それについて、考えるだけでいいんです。
 目を開けたら、一番下までスクロールして、その言葉を読んで下さい!

=========================

 ◆102℃ WORD◆

 「後生に何を伝えますか?」

=========================

 ◆追伸◆
  
   この場を借りて御礼の意を表わすとともに、お詫び申し上げます。
   これまで、“錯覚”という字をかなりの箇所で“錯角”と打ってい
   ました。
   目の錯覚ではありませんでした。
   さらに、昨日、“見当がつくと思います”に“検討”を使っていま
   した。“検討”しなければいけないのは、私のようです。
   数名の方から御指摘頂きました。
   本当にありがとうございます。やっぱり人は素晴らしい!
   (本日のも、ヒヤヒヤなのですが・・・(-_-;))  

   これからも叱咤のほど、どうぞ宜しく御願いします。
   誤字脱字、本当に失礼しました。

    〜最後まで読んで下さいまして、ありがとうございます〜

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【ことば】 

「人生の偉大なる目的は、知識をたくわえることではなく、行動することである」
      
(トーマス・ハクスレイ)

答えは机の上ではなく、道にころがってるかもしれません!!
さー今日も、がんばりましょう!!!


                      


松山 淳 JUN MATSUYAMA松山淳顔写真

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダーシップ研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 >>>プロフィール

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