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『リーダーへ贈る108通の手紙』

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【3通目】“知っている”“わかっている”という錯覚を恐れよ!

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『リーダーへ贈る108通の手紙』
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              03.07.09
              3通目
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 リーダー様へ

 拝啓 どうも梅雨に逆もどりのようです

  しかし、雨は、天の恵み。
  心は、爽やか!青空でいきたいと思います。    

  さて、わたくし、『リーダーシップ』とは何ぞや?
  と日々研究を重ね、僭越ながら、そこで得たものが、あなた様のお役
  にたつものと信じ、こうして、お手紙をお届けしております。
  では、そもそも、『リーダーシップ』たるものに興味をもった、その    
  きっかけは何だったのか?と申しますと、実は、その原点は、今を遡
  ること約11年前。学生時代にあるのです。
 
  それは、体育会ラグビ−部でキャプテンをつとめたことです。
  
  当時、部員が約80名ほどいました。企業にたとえるなら、そこそこ
  の規模という感じでしょうか。
  
  その1年間というのは、今思うと、本当に貴重な体験であり、まさに
  語りつくせない感があります。ですので、わたくしを大胆にもキャプ
  テンに選んだ、先輩には、こころより感謝しています。

  さてさて、そこでの“学び”たるや、本を1册書きたいほどなのです
  が、今、私自身が、もっとも恐れていることであり、過去、グランド
  の上で自分自身を戒め、得た貴重な教訓の一つを手短に述べさせて頂きます。

   それは、

 ★“知っている”“わかっている”という錯覚★

  「なーんだ、そんなことか知ってるよ。」
  「あーそれね!はいはい。わかってますよ。」     
  「知ってるよ。そんな細かいこと、イチイチ、言わなくていいよ!」

  リーダーであれば、一度や二度ならず、いや何度か口にしたことでは
  ないでしょうか?
  いや、口に出さずとも、心の中でつぶやいたこと、数知れず!
  
  わたしくは、大学からラグビーをはじめました。ですので、全くの素
  人でした。で、キャプテンをやったわけですから、その時は、相当苦
  労いたました。
  最大の苦とは、ラグービーを始めて、たかだが3年の経験でしたので
  “体得”した勝つための戦略・戦術を言葉にできなかったことです。
  ですので、試合の進め方についてリーダーとして、是非を判断しきれない。
  よって、そのことでは、イニシアチブをとれなかったのです。
 
  ここで、“体得”という言葉は、意識して使っています。

  この辺のニュアンスは、スポーツ、武道などを一度でも、経験されて
  いるとお分かり頂けると思うのですが、
  そこには、繰り返し、繰り返し、あきれるほどに、繰り返し、そうし
  なければつかめない、そうしてはじめてつかめる、体でしか覚えられ
  ない知識というものが、厳然と存在します。
  
  つまり、わたくしは、その体に染込んでいる知識はあるものの、それ
  を企画の場面では使えなかった。  
  故に、苦労を強いられたということです。 

  ここで、もう、ピンときているかもしれないのですが、これは、ここ
  数年、ビジネスの場面で言われる、あれです!あれ!
  そう!マイケル・ポランニーが提唱した

   暗黙知。

  ビジネス(商売)の場面でも、リーダーなら誰もがもっているもの。
  
  「うーん、なんか言葉にはならないんだけどさー、そうだと思うよ」
  「なんとなく、この企画ではだめだと思うんだよね!」
  「自然とわかるんだよ。お客さんと話してると!」

  恐らく、こんな感覚にであうことが、よくあるかと思います。
  ナレッジ・マネジメントと呼ばれ、企業では、この、個人がそれぞれ
  もつ、体に蓄積された知識をできるだけ、言葉にし、共有化しようと
  イントラ・ネットなどを組み、御苦労されていることも多いのではと
  思います。
  
  話しがそれました、戻します。
  
  つまり、わたくしは、暗黙知が言語化できていなかった。
  そう感じていた。
  そこで、“知らない”と腹をくくった。
  そして、戦略・戦術は誰かに任せるべきだ
  ずぶの素人を通すのがよいと判断したのです。
  
  すると、戦略参謀みたいなタイプの人間は、どの代にも、不思議と一
  人や二人は、必ずいるもので、その人間らにできる限り任せ、信じる
  ことにしました。
  いや、正確にいうなら、自然とそうなるようにしたということです。

  ただ、そこで、危機意識として、私は、素人だ、知らない、でも勝ち
  たい、という想いから、神戸製鋼、サンヨー、早稲田や明治など伝統
  の一戦で、テレビ放映される試合は、かなりの数ビデオにとり、繰り
  返し、繰り返し見たりし、専門誌も精読しました。密かにです。
  
  ですが、そこで得た、浅はかな知識をひけらかして、でしゃばってい
  たら、結果は、恐らく違っていたと思います。そのことは、確信して
  います。
  ちなみに、戦績は、かなり自信をもっていえる内容です。

  つまり、“知っている”“わかっている”という安易な思いこみで
  行動しなかったこと。
  それが、功を奏したわけです。

  しかし、その結果は、私の小さな策だけではなく、当時の部員、一人
  一人の努力のたまものであることは、忘れていません。

  で、ここから、ビジネス(商売)の場へと話しが展開していくのです
  が、少々、前置きが長くなってしまいました。
 
  朝の貴重な時間です。本日は、ここで、止めまして
  明日へ“つづく”ということでお許し願えればと思います。

  明日は、その“知っている”という錯覚が、私のコンサルティングの
  現場での、脅威になっていることをお話しようと思います。
    
  今日は、1877年に第1回ウィンブルドン・テニスが開催された日
  だそうです。

  歴史に残る“事”を成し遂げられるようお祈りしています。

  拙文、お許し下さい。
  それでは、また明日、宜しく御願いします。

                               敬具
               
   平成十五年七月九日                
                           
                           松山 淳より

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 ◆自問◆

 1)「知ってる」と言った時、何をどの程度、知っているのですか?

 2)問題は、常に見えないところで静かに進行していませんでしたか?

 3)下につく者と“ざっくばらんに”話してますか?

※今すぐ、目をとじて30秒だけ考えて下さい。今すぐ!席をたたないで!
 答えは、でなくていいのです。それについて、考えるだけでいいです。
 目を開けたら、一番下までスクロールして、その言葉を読んで下さい!

========================

 ◆102℃ WORD◆

 「自分の人生!自分で歩く!」

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 ◆追伸◆
  
  今年の梅雨は、カタツムリを見ませんでした。
  どこにいったんだろー?
  最後まで読んで下さいまして、本当にありがとうございました。

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 ですので、どんどん使って下さい!みんなで明るくがんばりんましょう!

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【ことば】

「心でみなくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ
 かんじんなことは、目にみえないんだよ」
      
 (サン=テグジュペリ)
     

さー自分の“知っている”を再確認し、未来へはばたきましょう!

                     


松山 淳 JUN MATSUYAMA松山淳顔写真

世界の企業がリーダー研修で使うMBTI自己分析メソッドを用いて、その人らしいリーダーシップを発揮できるようサポートしている。リーダーシップ研修、個人セッション、講演を行い幅広く活躍中 >>>プロフィール

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