リーダーシップに私心は禁物!

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 「リーダーシップ」と「謙虚さ」について前回、書きました。

 「第五水準のリーダー」という「リーダーシップ」像について触れました。

 「第五水準のリーダー」は、『ビジョナリー・カンパニー2』(日経BP社)という本で提唱された概念です。もう一点、とても興味深い事実があります。

 調査では、厳しい基準をくぐり抜け選ばれた「ビジョナリー・カンパニー」11社に対して、そうならなかった競合企業他社を選定し、比較しているのです。

 つまり、業績を維持できなかった企業のことも調べているのです。

 『ビジョナリー・カンパニー2』(日経BP社)表紙画像もちろん、その比較対象企業の「リーダー特性」も調査しています。すると、驚くほど対照的な結果が出たのです。

 

 カリスマ経営者のいた企業は衰退している。

 

 比較対象企業の経営者が「極端なまでに「わたし」中心のスタイルをとっているのに対して、」と書かれている通り、業績を長期に渡って維持できなかった企業には「カリスマ経営者」と呼ばれるようなマスコミに華々しく登場し、雄弁をふるうタイプのリーダーが存在していたのです。

 一時的に赤字に陥った企業をV字回復させ、時代の寵児となった。ですが、後が続かなかったのです。業績を維持できなかったのです。

 「カリスマ経営者」と言われた人たちは、名誉、地位、お金などに執着するという特性が見られました。

 

 リーダーに「私欲は禁物」とは古くから言われるリーダーの哲学です。

 「私心」を捨てて、リーダーシップを発揮することが大事です。

 

 私心があったリーダーの代表選手として米国の自動車メーカーであるクライスラー社を奇跡的に復活させたリー・アイアコッカ氏のことをあげています。

 氏は最後の最後までその地位と名誉を捨てきれず、乗っ取り屋と手を組み、会社を「我がモノ」にしようと動いたこともあったそうです。

 「晩節を汚(けが)す」といいます。

 アイアコッカ氏の事実から学ぶべきことは多いと思います。

 

 「カリスマ」であるより「謙虚」に人として正しく生きること。

 

 そうした人としての生きる姿勢が、

 最後の最後、よりよい「リーダーシップ」につながってゆくのだと思います。


(著者:松山 淳)

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