「第5水準のリーダー」とは?

  HOME >リーダーシップ・コラム>03. リーダーにカリスマはいらない(2)
リーダーシップ・コラム・イメージ画像

「リーダーシップ」とは「人への恵み」。

 前回、そう書きました。

 「リーダーシップ」という言葉から想起される「特別な人だけが持つ特殊な能力」というイメージを払拭したいかったからです。


 『ビジョナリー・カンパニー2』(日経BP社)表紙画像「第五水準のリーダー」


この言葉は、『ビジョナリー・カンパニー2』(日経BP社)で提唱された概念です。

 作者のジェームズ・C・コリンズ氏は、非常に厳しい基準を設けて、ある時点から飛躍を遂げ、その後15年に渡り業績を維持続けた企業の特性を調査しました。

 選ばれたのは、たったの11社。

 その11社は、あまり名の聞かない企業でした。研究者として豊富な経験のあるコリンズ氏でさえ、初めて聞く会社の名前があったのです。。

 調査に入る前、「リーダーシップ」という言葉や「リーダーの資質」に飛躍の原因を求めることは避けようと、コリンズ氏は考えていました。

 なぜなら「それはリーダーがよかったからだよ!」という安易な結論に、すぐに落ち着いてしまうからです。

 ところが、調査を開始してみると、厳しい基準をくぐり抜け選ばれた「ビジョナリー・カンパニー」を率いた「リーダー」には、ある共通の特性があったことがわかりました。その特性とは次のものでした。

 「謙虚さ」

 調査チームは、まったく予想していなかった結果に驚き、そして「驚くほどの謙虚さ」という言葉を文中にて使っています。それほど予想外の結果だったのです。カリスマではないのですね。

 もちろん「謙虚さ」だけではなく、それにプラスして「不屈の精神」をあげています。この「不屈の精神」のことを抜きにしては、片手落ちです。車で例えるなら片輪走行をするようなものです。

 「謙虚さ」と「不屈の精神」という一見矛盾したような要素を内に秘めたリーダーが、偉大な業績を残していた事実は、注目に値します。

 その特性を兼ね備えたリーダーをコリンズ氏は、「第5水準のリーダー」とネーミングしました。

 「リーダーシップ」を発揮する人間に求めらる資質は、「カリスマ性」ではなく「謙虚」であること。
 
 とても大切なことですね。


(著者:松山 淳)

MBTI®のリーダー研修

国際的な人材開発メソッドMBTI®による自己分析を活用し、リーダー層のリーダーシップを強化するプログラムです。

リーダーシップの講演

経営学、心理学、歴史など様々な角度からリーダーシップを解説し、リーダー・マインドを育成する講演です。

アースシップ・コンサルティング・ロゴ

アースシップ・コンサルティング
〒152-0034 東京都目黒区緑が丘1-6-4 TEL&FAX(03)3725-4277

e-mail:j@earthship-c.com