カリスマ・リーダー不要論

  HOME >リーダーシップ・コラム>02. リーダーにカリスマはいらない(1)
リーダーシップ・コラム・イメージ画像

 「リーダーシップ」という言葉について前回「なんと響きの良い言葉」と書きましたが、誰もがそう思うわけではありません。

 むしろ「リーダーシップ」という言葉に嫌悪感を持たれてる方が多いことを、私は知っています。

 最近、下火になりましたが、

 「カリマス」

という言葉が、一時期流行りました。「カリスマシェフ」とか「カリスマ美容師」とか・・・。 

 「カリスマリーダー」なんて言葉をメディアで目にすることがあります。

 かつて、日産のカルロスゴーン社長やプロ野球の星野監督など、偉大な業績を上げた人を指して、そう表現していた時期がありました。

 「カリスマ」とは元は宗教用語で、その意味は「神からの贈り物」です。そこから「神秘性を持った指導者」のことを指すようになりました。

 「リーダシップ」には「カリスマ性が必要だ」と言われることがあります。リーダーに求められる必須の資質として「カリスマ性」を指摘する研究家もいます。

 人を一瞬で魅了してしまう神秘的な力がリーダーには必要だと言われれば、誰だって「わたしはリーダー向きではない」「リーダーシップなんて聞くの嫌だ」と尻込みにしてしまうでしょう。だからリーダーシップ論を毛嫌いする人のお気持ちが、とてもよくわかります。


 ですが「カリスマ・リーダー」と呼ばれる人がとるきらびやかな「リーダーシップ」を真似することは、必要ないと思うのです。

 「カリスマ」とは、「リーダーが本来持つべき資質」ではなく、「リーダーが行動を起こし継続をしていった結果として身につくもの」と考えるからです。

 

 「カリスマ」というならば、その語源に注目してみましょう。

 「カリスマ」の語源は、ギリシャ語の「カリス」。その意味は「恵み」「恩恵」です。

 「人に恵みを施す」のがリーダーの役割と考えてみるのはいかがでしょうか。リーダーシップを発揮するためのカリスマ性でなく、恵みを施すのためにリーダーシップがあるのだと考えれば、カリスマ性に思い悩むことも少なくなります。

 愚直に、真面目に仕事に取り組み、時に厳しく時に優しく接し誰かの成長を願って行動していれば自ずとその行動は、「恵みを施す」ことになっています。

 自分にカリスマ性があるかないかと問うよりも、人に恵を施すことができているかと問うことのほうが、リーダーシップを発揮するうえで大切なことです。


(著者:松山 淳)

MBTI®のリーダー研修

国際的な人材開発メソッドMBTI®による自己分析を活用し、リーダー層のリーダーシップを強化するプログラムです。

リーダーシップの講演

経営学、心理学、歴史など様々な角度からリーダーシップを解説し、リーダー・マインドを育成する講演です。

アースシップ・コンサルティング・ロゴ

アースシップ・コンサルティング
〒152-0034 東京都目黒区緑が丘1-6-4 TEL&FAX(03)3725-4277

e-mail:j@earthship-c.com