部下に貢献するサーバント・リーダーシップ

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 サーバント・リーダーシップの提唱者グリーンリーフ氏は故人となりましたが、現在、その教えを世界に広めるべく「グリーンリーフ・センター」が設立されNPOとして活動しています。

 その日本支部である「グリーンリーフセンター・ジャパン」のウェブサイトでは、「サーバント・リーダーシップ」について、こう定義されています。

 

 『リーダーである人は、「まず相手に奉仕し、その後相手を導くものである」という実践哲学をサーバント・リーダーシップといいます。サーバント・リーダーは、相手に対し奉仕する人です。相手への奉仕を通じて、相手を導きたいという気持ちになり、その後リーダーとして相手を導く役割を受け入れる人なのです。』

 

 日本人の私たちですと、どうしてもこの「奉仕」という言葉がしっくりこないかもしれません。

 確かに「サーバント(servant)」には、「召使い」「家来」「使用人」という意味があります。ですので、立場が上であるリーダーには、「奉仕」という言葉がそぐわないと感じられます。

 「サーバント」とは「サービスをする人」です。「サービス(Servive)」にどんな意味があるかと辞書を引くと「役にたつこと」「貢献」「尽力」という意味を見出することができます。

 

「リーダーは、部下が仕事しやすいように貢献、尽力する」

 

 そう考えるなら、リーダーシップを語る言葉として納得性が高まります。資生堂の池田相談役は、このことを言いたかったはずです。

 例えば、現場や部下の声を吸い上げ、上司が部下の仕事が円滑に進むように社内環境を整備する。

 オフィスのレイアウトから、IT関連機器を充実させるなど、部下のことを思いながら何らかの行動を起こすのならば、それこそ「サーバント・リーダーシップ」ということになります。

 不平不満をもらしていた部下は、自分の意見が取り入れられたことで、モチベーションを高めるでしょう。

 「信頼関係」が構築され、コミュニケーションが前にもましてよくなることでしょう。

 それを「奉仕」と言うのか、言わないのかは別にして、部下のことを思い、考え、行動し、信頼関係を築いた上で、指示命令をし、部下をまとめるというスタイルは、「リーダーシップ論」としては以前から大切にされていたことです。
 

 またそれは、部下から信頼される多くのリーダー、上司たちが実践してきたリーダーシップ・スタイルだと言えます。


(著者:松山 淳)

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