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◆第8回 「ビズテリア経営企画」主宰 勝山牧生

 「いかに売上げをあげるか」「社員のやる気を引き出すにはどうすればいいか」「コンプライアンスをどう考えればいいか」。経営上の課題や問題は尽きることがない。

 「ビズテリア経営企画」サイトの画像「ビズテリア経営企画」とは、そんな経営上の課題解決に役たつ情報を必要とする人と、その情報を提供できる人を結びつけるメディアである。コンサルタントなど専門家から情報が提供され、読者は無料で読むことができる。かつて雑誌媒体がメインだった「ビズテリア経営企画」は、2014年よりWEB版がリリースされ、ネットメディアへとその軸足を移し稼働している。

 「ビズテリア経営企画」のビジネスモデルを作りあげたのが、勝山牧生氏である。勝山氏は大学時代にアメリカへ留学した経験をもつ。専攻は機械工学であったが、アメリカでネットの世界に触れて、インターネット時代の到来を予感した。帰国すると90年代後半、当時、日本で勃興し始めていたIT企業に就職する。その後、コンサルタント会社を経て起業し、「ビズテリア経営企画」を運営している。
 勝山氏のキャリアの変遷や今後の「ビズテリア経営企画」のビジョンについて話を聞いた。


松山 勝山さんは「ビズテリア経営企画」という事業を展開されていますが、起業に至る経緯はどのようなものだったでしょうか?

勝山 1995年、大学生の時に1年間、カリフォルニア大学に留学した経験があります。ちょうどアメリカでインターネットが普及し始めた時期でした。今でいうEメールがすでに使われていて、とても驚きました。日本ではWindowsが発売されていましたが、ネットという観念はまだまだの時代です。

 カリフォルニア大学では、学校のノートをネットに公開して広告収入を得るというアイディアを事業化している人がすでにいました。

 誰もが学生時代に、出席できなかった授業のノートを借りたり貸したりした経験があると思います。自分が出席できなかったノートをネット上でただで見られるのですから、学生はアクセスします。そこで、学生が顧客となる地元のピザ屋やカフェがバナー広告を出して、それが収入になるのです。

 私は日本の大学で機械工学を学んでいたのですが、そうしたネットを使ったビジネスモデルをみて、「これはすごい、これからはネットの時代になる」と確信しました。

 

松山 では、日本に戻って就職された会社は、機械系の会社ではなかったのですね?

勝山 同期は就職活動をして、東芝、日立、三菱重工など大学で学んだ専門知識を活かせる機械系の会社へと就職していきました。私はアメリカで衝撃を受けていましたから、もちろんIT企業に就職したのです。友人の紹介で山梨にあったIT企業の社長に会い、それで就職を決めてしまいました。

 就職活動はまったくしていません。「IT」という言葉がもてはやされ始めた頃で、やがてネットバブルがやってきます。小さな会社でしたがジャスダックに上場を果たし、株価はうなぎのぼりでした。


松山 IT企業では、どんなお仕事をされていたのですか?

勝山 プログラマーです。学生時代は機械工学科でしたので、ゼロからプログラム言語を学びました。ITシステムが動くように、プログラムを組むのがメインでした。

松山 まだ20代なわけですが、その頃していた仕事で何か記憶に残るエピソードはありますか?

勝山氏の画像勝山 それはシリコンバレーにあるベンチャーキャピタルから資金調達をしようと現地に赴いた仕事です。

 アメリカに留学していて多少は英語ができたので、それで社長は20代の私にその仕事を任せたのです。何社もベンチャーキャピタルを回りまして、これはとても勉強になりました。

  私はシステムが他社より優れていれば、それで投資はしてもらえるのだろうと思っていました。でも、それではだめで、利益がどこで生まれ、リターンはどうなるのだと、つまり、ビジネスモデルとしてどうなっているのかについて投資家はこだわるのです。今思えば当たり前ですけれど、当時はそんなことも知らず、技術の優劣にこだわっていました。

 シリコンバレーにツテなど全くなかったので、日経新聞の知人に頼んで、シリコンバレーにいる日経新聞の記者を紹介してもらいました。会って話しをすると、「ビジネスモデルとして面白い会社がある。これは大化けするかもしれない」と言っていたのが、アマゾンでした。ネットで本を売っていると聞いても全然ピンと来ませんでした。本は街にある本屋で買うものだと思い込んでいましたから。ですが、彼のいう通りになったのです。

 

松山 ビジネスモデルとしてどうなのかが大事だと・・・?

勝山 このビジネスモデルという考え方は、その後の私の仕事に大きな影響を与えています。ご存知のように、2001年にITバブルははじけます。バブルの頃は、浮かれていた面があったと思います。どこかと業務提携するなど情報が流れると、それだけで株価があがっていくのです。おかしいですよね。仕事に困ることはありませんでした。

 ですが、ITバブルがはじけて、ITを駆使すれば何でもできるような雰囲気がありましたが、それが幻想に過ぎなかったことに皆が気付いていきます。

 私は営業もしていましたので、バブルが崩壊してから仕事がとりにくくなり、その中でIT業界にも、経営という視点が大事なのだと痛感しました。つまり、「企業が売上をあげて利益を出す、そのためにこのITシステムが必要です」というロジックです。

 経営コンサルティングとITを融合するような考え方をしていかないと生き残れないと考えました。そこで、コラボレーションできる経営コンサルティング会社を探し始めたのです。
 この考えの転換が、私のキャリアを変えていきます。〈next page


 

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